YAMAHA CDX-10 (改造ベース)

YAMAHAのミニコンポサイズのCDプレーヤーCDX-10です。
音を聴いたとき、色のついていない自然な音がでるので改造ベースにいいかなと思い色々と音質改善を行ってみました。
出力アナログ回路用の電源電圧を±5Vより±12Vへ変更。
左奥にトランスを設けCDドライブの後方に3端子レギュレーターで電源を作成しました。
クロックはリクロックを行っています。
出力アナログ回路の抵抗・コンデンサを音質の良いものに変更
オペアンプはNJM2114よりOPA2604に変更
出力カップリングコンデンサはMUSEよりSILMICⅡ+ニッセイASPへ変更
DA変換後のフィルターがベッセル特性だったのをバタワース特性に変更(レスポンスUPの為)
出力の電流増幅トランジスタはOPA2604との相性(中音のガサツキ)が悪いので取り除きました。
CDドライブのシャーシーにアルミ板の補強を追加
改造の効果
電源電圧の変更は音の伸びがとても良くなりました。
低中域は出力カプリングコンデンサの容量で調整を行いました。
抵抗の変更は音がかなりクリアに出る様になりました。
CDドライブのフレームの補強は全体に音が引き締まって音の分離がよくなりました。
リクロックは??です。
以上の改造を施す事により以前1ppmクロックで改造したCEC CD3300Rを凌ぐ音が出るようになり、一時期はこのプレーヤーが我が家の標準機としてしばらく活躍してくれていました。
改造を行ってから2年以上たっており最近読み込みが出来ない時があるのでアイパターンを確認しましたが1.16Vと全く問題の無いレベルでした。
かなり酷使していますがまだまだ使用出来そうです。
せっかくなので写真を撮り忘れていたコントロール基板の裏側の撮影です。
すっかり忘れてしまっていますが色々と改造を施していますね。