プロフィール

山手サービス

Author:山手サービス
本業の制御の仕事があまりに暇なので趣味のオーディオのメンテナンスを始めたところ、自分の過去の仕事内容とメンテナンスがかなりの範囲で一致しており、気がつくと本業よりこちらのウエイトが大きくなっているこの頃です。
制御はアナログ・デジタル・マイコン回路設計、アッセンブラ・C言語・CADソフト、民生器機のマイコンボード設計・ソフト作成を経験して現在は制御盤設計製作を個人で行っています。
オーディオのメンテ修理ではCDPが一番気が入ります。何でって・・そりゃ音の変化が顕著に現れるのが嬉しくて。
ご依頼については

の主旨にご賛同いただいたうえでお願いいたします。

(ゆとり)OR(余力)

ブログ村



WADIA WADIA9 2台目

Category: WADIA9  

blog_import_53b8db74bc8d1.jpg
今回は東京のM氏からの依頼でWADIA9の修理オーバーホールです。
このWADIA9は当時の世界のオーディオショーで世界を転戦した個体でM氏がネットサーフィンで知り合った当時のWADIAのデザイナーの方から譲って頂いたそうです。
症状はプツプツと言ったノイズが発生するそうなので早速2日間連続で音出しして確認しましたがノイズと思える状況は音出し2・3時間位まででその後は全く問題はありませんでした。
ペア機のWADIA7が震災で落下修理と2年使用出来ない状態だったそうなので、たぶんコンデンサの劣化で内部が運転状態になるまでに安定しない状態でノイズ発生となった物と思われます。

blog_import_53b8db766d4ca.jpg
まずは電源側の電解コンデンサの交換です。
各電源が個別の部屋に分かれており理想的な電源配置となっています。

blog_import_53b8db778bae3.jpg
電源基板を外すとブリッジダイオードのケースが割れているのを発見です。
ダイオードの半田付けが斜めになっていましたので中心の穴からネジを締めた時にダイオードのケースに無理が掛かって割れたようですね。

blog_import_53b8db791f607.jpg
本体側も各機能ブロック毎に個別の部屋に分かれています。
筐体の加工を見ているだけでも音の良さが伝わってくるようです。

blog_import_53b8db7a70b11.jpg
WADIAの弱点の表示窓の脱落です。WADIA9は特に接着材をあまり使用していないので窓を強く押すと10中8・9は外れると思いますので注意が必要です。

blog_import_53b8db7b4fa9c.jpg
デジタル入力はSTリンクが3ch分有りますが今回は1ch分をRCAコネクタに変更の依頼がありましたので5年ぶり位のロジック回路の作成です。
ロジックICはラインバッファーを使うつもりで20pinのソケットを付け全ての配線が終わった所で使用するICが16pinだと気が付きました。
流石に作り直す気力が無くこのまま使用させて頂きました。
デジタル信号用のコネクタはBNCやRCAが一般的なので今回RCAデジタル入力への変更でWADIA9へ繋ぐトランスポートの選択範囲が広がる事と思います。

blog_import_53b8db7c5990d.jpg
アナログ出力基板の裏側です。
回路修正用の追加基板が張り付いています。
今回ノイズ確認でまる2日このWADIA9の音を聞いて思うのは
WADIA6改LTDに比べ情報量・音の輪郭や繊細さ音の押し出しなどすべてに劣っていると感じました。
アナログ出力回路はWADIA6の後期型とほぼ同じ様な回路設計をしているのでオペアンプ等の変更をする事で間違いなく音が良くなると思い音質改善を提案し、実施する事となりました。

blog_import_53b8db7d5aa35.jpg
多ピンのパワーオペアンプやSTリンクの取り外しにはかなり手こずり時間が掛かりましたが、オーバーホール・RCAデジタル入力・音質改善とほぼ作業は完了です。

blog_import_53b8db7e8964d.jpg
ブラインドで聞けば音はWADIA6改LTDと聴き分けが出来ない位同じ音に成りました。
使用しているD/AコンバーターのICが同じで、出力用のオペアンプ等もWADIA6改LTDと同じものを使用したので音が似るのももっともと言えばもっともですね。
これでまたフラグシップらしい音を聴かせてくれる事に成ったと思います。

blog_import_53b8db7fca67a.jpg
返却後3時間でノイズが出てしまい残念ながら再入院と成りました。
調査結果はコントロール基板の不具合と判り一時は修理出来ない旨をM氏に伝えましたがM氏の諦めない気持ちが通じたようで東京のオーディオショップに不具合のWADIA9が有る事が判り早速送って頂きました。
この不具合のWADIA9からコントロール基板を載せ替えなんとか修理となりました。
今回はM氏には多額の出費となりましたがWADIA9に対する思いが勝った修理となりました。

関連記事

 2013_12_18


Comments


 管理者にだけ表示を許可する


09  « 2017_10 »  11

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

♪お知らせ♪

♪お知らせ♪

OH前提の上での不具合対応と成ります。
D/Aコンバーターを含むCDプレーヤーのみの受付になります。
詳細は
(お問合せ・ご依頼の前に)
http://longingforaudio.blog.fc2.com/blog-entry-21.html
(オーバーホール・メンテナンス受付)
http://longingforaudio.blog.fc2.com/blog-entry-192.html
29年度第一回受付は再開同日、2月26日深夜1時50分に閉じました。
ご依頼については、次回、受け付けをお待ちください。
問合せについては、
下記メールをコピーペーストして送信ください。
meerschaum@wonder.ocn.ne.jp
  山手サービス 高橋

全記事表示リンク

ブログ内検索

オーディオを想う

客先訪問

スピーカー

CDプレーヤー

BARCO

CHORD

Mark Levinson *更新

SONOGRAPH&conrad johnson&haman kardon

メール

名前:
メール:
件名:
本文:

訪問者さま

♪ありがとう♪

プロフィール

山手サービス

Author:山手サービス
本業の制御の仕事があまりに暇なので趣味のオーディオのメンテナンスを始めたところ、自分の過去の仕事内容とメンテナンスがかなりの範囲で一致しており、気がつくと本業よりこちらのウエイトが大きくなっているこの頃です。
制御はアナログ・デジタル・マイコン回路設計、アッセンブラ・C言語・CADソフト、民生器機のマイコンボード設計・ソフト作成を経験して現在は制御盤設計製作を個人で行っています。
オーディオのメンテ修理ではCDPが一番気が入ります。何でって・・そりゃ音の変化が顕著に現れるのが嬉しくて。
ご依頼については

の主旨にご賛同いただいたうえでお願いいたします。

(ゆとり)OR(余力)

ブログ村

QRコード

QR

カテゴリ

ページランキング

ブログパーツ




PAGE
TOP.