ZIA FUSION 4台目

CDが回転不良との事で再入院しましたが、確認するもスピンドルは回らないし、ピックアップのスレッドも動かない状態でした。
ドライブユニットに不具合が出ている様なので動作品のドライブユニットに交換です。

ドライブユニット交換でCDの認識・再生は出来る様になりましたが音飛びの発生があり、調べると交換したドライブユニットのスレッドガイドのプラにクラック発生が有りました。
再度メカ部分のみを元の物にもどして音飛びにも対処です。
CDRも余裕で再生する状態なので当分は良い音を聴かせてくれそうです。
2015年1月8日掲載

今回は京都のM氏からの依頼で久しぶりのZIA FUSIONです。
これが昨年の受付した最後のプレーヤーとなります。
音飛びが発生とのことですが、FUSIONは発熱が酷く修理不可となる致命傷の発生率がかなり高いので致命傷でない事を祈りつつ修理対応です。

早速アイパターンを確認すると電圧幅が無く寿命だったのでピックアップの交換で音飛びには対処できそうです。

内部にはM氏みづから熱対策のヒートシンクが至る所に付けられていました。熱対策の実施は良い事ですが、このFUSIONには少し役不足の所が有りますね。

一目瞭然ですがコンデンサの頭が爆発しそうなくらい膨らんでいます。
トランスの容量が足らないのかFUSIONのトランスは手で触れない位熱く成ります。そのトランスと引っ付くくらい近いのに電解コンデンサの使用温度範囲は85℃タイプの物です。
前回の記事でアフターサービスで此処のコンデンサを交換して85℃の物を付けたと記載しましたが、どうもメーカーが始めから付けている様です。105℃のタイプを使用すれば単価が上がるのは判りますがここのコンデンサは105℃が必須ですね。

電解コンデンサの交換等のオーバーホールや熱対策を実施してほぼ作業は完了です。
ただ残念な事ですが、やはりパルスアレイの劣化が発生している様で外部信号によるDAC機能が使用出来ない状態に成っていました。

今回オーバーホールのみですが真空管バッファーを使っているので気持ちの良い音が出てきますね。
- 関連記事
-
- ZIA FUSION (2010/10/15)
- ZIA FUSION 2台目 (2011/06/11)
- ZIA FUSION 3台目 (2012/01/05)
- ZIA FUSION 4台目 (2018/02/03)
- ZIA FUSION 5台目 (2018/05/24)