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Author:山手サービス
本業の制御の仕事があまりに暇なので趣味のオーディオのメンテナンスを始めたところ、自分の過去の仕事内容とメンテナンスがかなりの範囲で一致しており、気がつくと本業よりこちらのウエイトが大きくなっているこの頃です。
制御はアナログ・デジタル・マイコン回路設計、アッセンブラ・C言語・CADソフト、民生器機のマイコンボード設計・ソフト作成を経験して現在は制御盤設計製作を個人で行っています。
オーディオのメンテ修理ではCDPが一番気が入ります。何でって・・そりゃ音の変化が顕著に現れるのが嬉しくて。
ご依頼については

の主旨にご賛同いただいたうえでお願いいたします。

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今回はWADIA6改Spirit 38台目の兵庫のMA氏からの依頼でWADIA21のLTD化です。
こちらもWADIA6改Spiritと同様にブルーLEDに変更しています。

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WADIA6と同様にトレー開閉が出来ないとのことでしたが、こちらはスレッドギアの破損が発生していました。ギアの欠片がスレッドギア・トレイギアの近辺に落ちていたので過去に交換をしている様にみえます。

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クロックを交換されているとのことで見るとゲート電子の名称の入ったクロックが付けられていました。これはMA氏と親交のあったゲート電子を
主宰された方がクロックメーカーと共同開発したOCXOで精度が0.05ppmmとのことです。

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ピックアップも音飛びが出始める電圧に成っていましたので交換です。

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表示窓の表に接着剤の付着がありました。状態から見ると新品時から付着していた様な感じです。当然目立たない位には研磨しておきましたが・・・これで出荷検査をパスしたのでしょうか。

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元の状態のD/Aアナログ基板です。LTD化ではこの基板が一番時間が掛かりこの状態から60個の部品を交換する事になります。音質改善からみれば4~5倍くらいの作業量になります。

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付いていたD/Aコンバーターを見ると製品の歪率を示すランクマークがバラバラです。印刷のBは不明なマークです。
データーシートでは無印かJまたはKなので変ですね。
当方の判る範囲でWADIAはKランクを使用している様なので過去に何か不具合があり交換された物と思われます。

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D/Aコンバーター交換作業には欠かせないリストバンドです。これをすると作業の邪魔に成るので効率が落ちいけませんね。

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今回WADIA6Spirit・WADIA21LTD仕様を作成してみて感じるのは、ピックアップの変更による音の変化を出力回路のオペアンプやコンデンサで対処していた様に見えることです。
当時のWADIA技術者の音に関する感性の良さを改めて認識した作業となりました。





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 2017_02_16



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今回は以前WADIA850 2台目のオーバーホールをした東京のO氏からの依頼でレビンソンのトランスポートNo.37Lのオーバーホール・音質改善です。
No.37Lはまだ代理店での修理がきく機種なのですが
 CD-Pro2M、Capは交換できるが、その他は代替品がありません。
 発売時間が経過しているので他の不具合には対応出来ません。
 修理費も高額になるので修理は再検討しては?
と代理店からはかなりつれない返事がきたそうなので前回のWADIA850同様に此方での対応になりました。

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到着時音飛びの不具合も出ず反射膜にかなりの傷が入ったCDをものともせず再生したのでピックアップは大丈夫だろうと思いましたが、実際に測定をすると音飛びが出始める電圧に近くなっていました。
当方のプロシードと同じドライブ機構なので予備に購入していたピックアップと交換しようとしましたがドライブユニットが違っており交換が出来ませんでした。
載っているドライブユニットは過去に交換されているようで、2011年頃に発売されたアフターパーツのCDM-12IND・Proの互換機に交換されていました。
今更ながらですがCDM12は高級機から廉価版まで多岐にわたって使用されていた様でピックアップの種類の多さには驚きます。


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基板の作りはPCのマザーボードに使っている様な厚みのある箔を使っているのでかなりコストがかかっている様にみえます。
ただ、半田が白く粉を吹いたような状態に成っており、はんだごてを当ててもすぐに溶け出さない位劣化していました。
半田の質が良ければ20・30年経っても奇麗な艶が有りますが、これはスズの含有が低いハンダかも知れませんね。
このままではオーバーホールしたの???となりそうなので、一度半田を吸い取りその後再半田をすることにしました。

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一部の電解コンデンサの足から電解液が漏れて基板のランドが解けていました。これを見た時に、駄目に成る前にオーバーホールに来て良かったと思いましたね。

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パーツのなかでは一番高価であろうと思われるフロントパネルの内側です。ここは作りが凝っていて高級機を匂わせる物が有りますが、その他はこれでハイエンドなのと言った作りでコスト優先の製品の様にみえますね。

020 (2)
写真は当方所有のプロシードccdですがこのccdに比べ外部リモコンによる操作が可能になっているのが違っているくらいで電源トランスは逆にcddの方が2周り位大きくなっているので音質的にはccdの方が有利だと思われます。

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音質改善は当方のccdと同様の変更を施しましたのでカチッとした正確な音を出してくれると思います。



 2017_02_05




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