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山手サービス

Author:山手サービス
本業の制御の仕事があまりに暇なので趣味のオーディオのメンテナンスを始めたところ、自分の過去の仕事内容とメンテナンスがかなりの範囲で一致しており、気がつくと本業よりこちらのウエイトが大きくなっているこの頃です。
制御はアナログ・デジタル・マイコン回路設計、アッセンブラ・C言語・CADソフト、民生器機のマイコンボード設計・ソフト作成を経験して現在は制御盤設計製作を個人で行っています。
オーディオのメンテ修理ではCDPが一番気が入ります。何でって・・そりゃ音の変化が顕著に現れるのが嬉しくて。
ご依頼については

の主旨にご賛同いただいたうえでお願いいたします。

(ゆとり)OR(余力)

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WADIA WADIA16

Category: WADIA16  

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今回は北海道のM氏からの依頼で前回に続き憧れのAudioとしては初物と成るWADIA16の修理・オーバーホールです。
音飛が出ているそうで数か所のオーディオショップへ問い合わせするもピックアップが無く修理出来ないとの事で此方に来ました。

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早速ピックアップの状態を確認するとアイパターンの電圧幅が小さく交換を要する状態でした。
アイパターンを測定するには写真で見えている左側のD/Aアナログ基板を外してその下に有るコントロール基板の測定ポイントからリード線を出す必要があり且つD/Aアナログ基板を元に戻さないと測定が出来ない事に成っていたので意外に手間がかかりました。
ピックアップを交換する事で音飛び対応が出来たので少し音出しをと思い再生確認をすると、右chからノイズが出ると言ったトラブル発生です。作業を止めてノイズの確認しようとするもこの後まる1日正常動作で問題が出ず、この先に進めないのでM氏に状況を報告し今後の対応の判断を伺う事にしました。

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不具合の状況を説明しリスクを了解の上で作業を進める事に成りましたので続けてオーバーホールの実施です。
コントロール基板を確認するとやはり半田クラックの発生です。これでも過去に一部半田増しを実施している様なのでその後に現れてきたものと思われます。

ノイズの件が有ったのでコントロール基板のオーバーホール後音出し確認の実施をすると、まる1日過ぎた位に又してもノイズ発生です。
気に成っていたパルスアレイの温度上昇を確認するもZIA FUSIONの様な手で触れなくなる程では無いのですがパルスアレイの温度上昇による誤動作だろうと判断し、パルスアレイ用のヒートシンクが付いている天板を取付け再度音出し確認の継続です。

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天板を取り付けた後の連続音出し確認でまる2日正常動作をしたので此処で残っているオーバーホール作業を再開です。
上の写真は電源部で回路毎に電源を分けて使う為トライダルトランスが2つ使われています、さすがはWADIAの高級機ですね。
写真上部に見える穴は1枚物のぶ厚いリアパネルを削り出して作られています。此処らもかなり製作に手間が掛かっていますね。

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予定の作業も完了しほぼ完成状態です。この後3日間連続の音出しで問題の無い事を祈る様です。

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WADIA6やWADIA21と同等の音質改善の実施ですが切れの良い深みのある音で聴いていて気持ちがいいですね。この辺りにデジマスターのプログラムの違いが出ていると思われます。
心配していた3日間の音出しエージングも無事完了しほんと良かったと思います。






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 2015_07_27


Vimak DT-800

Category: DT-800  

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今回は山手サービスで使用しているVimakのDT-800の紹介です。
以前同じくVimakのDT-1000を修理オーバーホールした時に修理時の動作比較用に入手したもので、デザイン的には無骨で好みではありませんが、音に魅力が有るので常用するプレーヤーにランクインです。
内部を確認した時に電解コンデンサの液漏れが至る所に見えましたので悪く成る前にオーバーホールと音質改善を実施しておいた物です。

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内部は銅メッキされ電源部とコントロール部は仕切り板で分けられています。ピックアップはDT-1000と同じCDM-9proが使用されており此方もアイパターンがしっかりしており問題のない状態です。

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音質改善を実施するにあたって出力の回路図を作成しようと基板を確認するもD/AコンバーターのICが見当たりません。どうもビットストリームタイプのD/Aコンバーター回路を基板上に組み上げているようです。
WADIA6辺りと同年式なので市販のD/Aコンバーターを購入すれば回路は簡単ですむのですが自社でD/Aコンバーターの回路設計とかなり拘りが有る様です。
今まで見たCDプレーヤーのD/Aコンバーター以降の出力段の構成ではこのDT-800が一番多くオペアンプを使用しています。
その数片ch7個でフィルター回路が2段になっている様に見えます。

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電解液漏れはDT-1000と同様に至る所で発生しており基板のパターンの切れている所もありました。(錆を落とすとパターンが無くなってしまいます)
内部の銅メッキが影響?しているのでしょうか。

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表示基板も電解コンデンサの液漏れでパターンの断線です。
Vimakのこの年代のプレーヤーをお持ちの方は早めに手当てしないと動かなくなる可能性が高いと思われますね。

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後ろ姿は注意書きが多いので賑やかにみえますが実質は至ってシンプルな構成です。
このDT-800はトランスポート出力とD/Aコンバーター入力が有るのでテスト用としての使い勝手は良さそうです。
肝心な音は骨格がしっかりとた情報量の多い音で、音域全体にフラットに出力する感じですがアナログ的で魅力ある音です。
WADIA16と同様にD/Aコンバーターとしても使用できる回路構成と成っており、デジタルの入出力はRCA・STリンクが付いています。
後から判った事ですがSTリンクが付いていない仕様で代理店のノアより98万円の価格で販売されていたようなのでWADIA16辺りと競っていたのかな。


 2015_07_23


ESOTERIC X-1s

Category: X-1s  

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今回は東京のW氏からの依頼で当方としては初物のESOTERIC X-1sです。
TEACの製品ですが高級機のエソテリック製品だけの事はあり造りや塗装が丁寧ですね。
音飛びやノイズ混じりの不具合が出ているそうでメーカーのサービスではピックアップが無く修理出来ないとの事で此方に来ました。

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早速アイパターンを確認するとピックアップの寿命である事が判りましたのでピックアップの交換です。
天板をはずしてみると内部に使用されているパーツも高価な物が使用されている事がわかります。

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オーバーホールを進めるとRF・サーボ基板に付いている電解コンデンサが基板とCDドライブユニットのフレームの間に挟まれて潰れておりました。
コンデンサの倒す方向が反対なら潰れないのですが・・・単純ミスでしょうか。


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流石はバブル期末期の製品だけに基板のGNDパターンに金メッキが施されています。コンデンサにもOSコンが多用されると言った具合で贅沢な造りですね。とは言う物のオペアンプには2回路入りの廉価版が使用されておりこの辺りがメーカーの妥協ですね。
今回は音質改善も実施しますのでX-1sに合うと思われる1回路入りのオペアンプへ変更です。
下の回路図は音質改善用に基板のパターンから起こした物です。


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D/Aアナログ基板についていたOSコンデンサです。頭部が膨らんだり変形していたりしています。OSコンデンサの耐久性も通常の電解コンデンサと同じ様に考えた方が良いですね。


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音質改善にクロック交換も一緒に実施した為かエソテリックのD-3より耳当たりの良い音が出ています。繊細でいて柔らかな音ですね。・・いや金メッキの効果が有るのかも知れませんね。




 2015_07_19



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今回は東京のS氏からの依頼でWADIA6の修理・オーバーホールです。
トレイの開閉不良とCDの再生不良で来ています。

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まずは動作確認と思いましたがトレイの開閉が出来ないのでトレイの開閉から修理です。
トレイベルトは溶けてしまっておりましたので、リフトベルトも確認すると此方も伸びきってベルトの役目を果たしていませんでした。

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ピックアップはアクシスの修理打ち切り前に交換したとの事でしたが状態が良くなく交換する事に成りました。
アイパターンは良好と成りましたがVRDS円盤に振れが出ておりましたのでまずはスピンドルモーターのシャフト曲りを疑いモーター交換しましたが振れは治らず。
又してもプラのVRDS円盤交換をする事になりました。
これでプラ円盤の加工不良は4個目位ではないでしょうか、検査を抜け出たにしては多すぎると思いますね。

下はVRDS円盤の振れを映した動画です。
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オーバーホールを進めるとコントロール基板の電源用のブリッジダイオードの足に錆が見られました。
錆を取ると足も取れてしまったのでショットキーのブリッジに変更です。

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前期タイプのWADIA6の電解コンデンサ交換で一番やりにくいのがD/Aアナログ基板に有る上下基板に挟まれたこれ等のコンデンサです。上の基板の取り外しが出来ないのでこの状態でコンデンサの交換です。

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オーバーホールもほぼ終了しましたがMUTEエラーが出てしまい再度D/Aアナログ基板を取り出して対策の実施です。
最初の頃はスキルが無くMUTEエラーの処置が出来ず修理不可としたWADIA6の所有者の方には申し訳ない事をしたと思います。

D/Aアナログ基板の電解コンデンサには音響用のコンデンサを使用しますので、オーバーホールだけでも新品時よりもクリアーな音が出ているのではないかと思います。






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 2015_07_16




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OH前提の上での不具合対応と成ります。
D/Aコンバーターを含むCDプレーヤーのみの受付になります。
詳細は
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(オーバーホール・メンテナンス受付)
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ご依頼については、次回、受け付けをお待ちください。
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  山手サービス 高橋

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