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山手サービス

Author:山手サービス
本業の制御の仕事があまりに暇なので趣味のオーディオのメンテナンスを始めたところ、自分の過去の仕事内容とメンテナンスがかなりの範囲で一致しており、気がつくと本業よりこちらのウエイトが大きくなっているこの頃です。
制御はアナログ・デジタル・マイコン回路設計、アッセンブラ・C言語・CADソフト、民生器機のマイコンボード設計・ソフト作成を経験して現在は制御盤設計製作を個人で行っています。
オーディオのメンテ修理ではCDPが一番気が入ります。何でって・・そりゃ音の変化が顕著に現れるのが嬉しくて。
ご依頼については

の主旨にご賛同いただいたうえでお願いいたします。

(ゆとり)OR(余力)

ブログ村



PROCEED cdd

Category: cdd  

2012/02/12掲載
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今回は当方の所有でよくアンプやD/Aコンバーターのテストで使用しているプロシード社トランスポートのcddです。
最近音飛びが出るようになったので整備です。
テストで使い始めて3年位かなり酷使したのでそろそろピックアップの交換が必要ではないかと思われます。

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内部はいたってシンプルな作りで整備性も良くテストに使用するにはもってこいの機種です。
コントロール基板の電解コンデンサは以前に交換済みなので当分交換の必要はありません。

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ピックアップはフィリップスのCDM-IND(インダストリアル)が付いておりこれ自体の販売先は見つかりませんがピックアップの投受光部のみであれば購入できそうです。
インダストリアルらしくフレームはアルミ鋳物と堅牢な作りです。
トレイ開閉ベルトもタイミングベルトにテフロン製?のベルト(オレンジ色)と耐久性の高い物を使用しておりトレイのガイドの太さはトレイ開閉だけとしてはオーバースペックのサイズと各部が丈夫に作られています。

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アイパターンの測定できるところを探しているとピックアップの裏にある基板のコンデンサに異常が見つかりました。

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6個ある電解コンデンサの内2個に防爆弁部の膨らみがみられました。テストに使用する前にチェックした時はなんとも無かったはずですが、やはり使用条件が厳しかったのでどうもギブアップしたようですね。一応ニチコンの105℃タイプの物が付いていました。

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電解コンデンサ交換後アイパターンの測定では意外とまだ0.93V位電圧幅があったのでピックアップとしてはまだ使用出来そうですので、ピックアップの交換は次回に持ち越しです。
フィリプスのピックアップはCDM-1・2等も同じでなかなか丈夫に作られていますね。

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後ろ姿もシンプルです。けっこう音も良く拾ってくれており鑑賞用で使っているZIA NEW FUSIONのトランスポートをはるかに上回った情報量です。

2012/06/09掲載
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前回ピックアップ交換を先延ばしにしましたがとうとう音飛びが顕著になってしまいました。
左が新品のピックアップで右が外したピックアップです。

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アイパターンを測定してみると電圧幅が1.44Vも有ります。フィリップスのピックアップの音の良さは此処にあるのかもしれませんね。
ピックアップ交換後は出てくる音が繊細に成った様な感じです。
これでCDM-INDやPROの音飛び修理が可能となりました。

2015/01/31掲載
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デジタル出力回路にSTリンクの回路が有ったのでSTリンクの光ファイバーLEDを取り寄せてSTリンクを使用出来る様にしました。
これでccdもSTリンク入力のD/Aコンバーターと接続出来る様になりました。


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プチグレードアップの後ろ姿です。


 2015_01_31


Vimak DT-1000

Category: DT-1000  

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今回は岡山のK氏よりの依頼でVimakのトランスポートDT-1000の修理・オーバーホールです。
このDT-1000は去年の修理受付分でついこの前までは修理不可で待機状態になっていたのもです。
受付時半年前に9Vエラーで途中で再生が止まると言った症状が出ており、代理店のノアに修理依頼するも部品調達不可能で修理が出来ないと断られたとの事です。
修理先を探している間にトレイも開かない状態になって此方にきました。

初めて聴くメーカーなので調べましたがネット上には殆ど情報が無く判ったのは、アメリカのハイエンドのメーカーですが現在のVimak Audioは中国の会社になっていると言った内容です。


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早速ピックアップの状態を確認しましたがアイパターンの周期が正常動作の物より早い波形と成っています。
電圧幅はまだ大丈夫そうなのでピックアップの問題では無いような感じです。

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スピンドルモーターをコントロールしているICの交換やスピンドルモーターへの回路確認等を行いましたが原因が判らずこのままでは修理不可となってしまいそうです。
現状打破に同じCDM-9proを使ったCDプレーヤーと比較して原因調査を行うこととしてプレーヤーを探す事としました。

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プレーヤーを探す間にトレイ開閉不具合の対処です。
過去にプーリーギアを修理していましたがプーリーとギアとの中心がずれておりトレイがガクガクとした動作の原因はここです。モーター側のプーリーも欠けており交換する事で修理完了です。


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この後CDM-9pro使用のCDプレーヤーを探す事半年プレーヤーとCDM-9コントロール回路図を入手し不具合原因をやっと発見です。

此れだけ時間が掛かったのは当方所有のYBA CD INTEGRE以来です。
修理が出来た時は疲れがいっぺんに飛んで行ってくれる位ほんと嬉しかったですね。

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オーバーホールを進めてゆくと電解コンデンサの電解液漏れがあちこちに発生しておりICの足やパターンやランドが錆びていました。
まだかろうじて原型をとどめているので今回のオーバーホールは丁度良いタイミングでの実施です。

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今回このDT-1000では電解コンデンサの液漏れが多く発生していました。使われていた日本製の電解コンデンサの内2個は容量が全くなく成っていました。
ここまで電解コンデンサの不具合が多いのは初めてです。

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オーバーホールもほぼ完了して完成まじかです。
内部に施してある銅メッキに一部発錆でくすんだ所がありますがそれでも綺麗で高級機に相応しい造りをしています。

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音はと言うとスイングアームのピックアップを使っている為かアナログ的な音がして聴きやすいですね。出来ればVimakのDS-1800・DS-2000辺りに繋いで音を聴いてみたいものです。




 2015_01_27


ESOTERIC D-3 3台目

Category: D-3  



今回は神奈川のT氏よりの依頼でESOTERICのDAコンバーターのD-3です。
掲載して初めて気が着くピンボケ写真です。
左chからのノイズ発生と温度上昇・情報量の低下か?と言った状態なので修理・オーバーホール・音質改善の依頼です。

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ノイズとの事なのでまずはD/Aアナログ基板の状態を確認すると酷くはないですが半田クラックがあります。取りあえず半田増しを実施しましたが、此れが原因ではなさそうです。
出力用のアナログ回路には高性能のオペアンプが使用されておりこれらが発振しているのかと交換してみましたが此れでもないようです。
出力にカップリングコンデンサが付いていましたがこれも違いました。

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単純な処の不具合発生と思っていましたがさらに調べて行くと原因はD/Aコンバーターの不良ですでした。過去にも不具合は有りましたが数は少なくこれで4件目です。
D/Aコンバーターが片chに4個付いておりその内の1個が動いていないのに通常の試聴では気が着かず、「大丈夫か自分の耳」ですね。

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今回ノイズ調査でOSコンデンサを外したので容量チェックを行ったところ100μのコンデンサが22μ位しか無くちょっと驚きです。
OSコンデンサの寿命についてはメーカーの謳う電解コンデンサの4倍を信じていましたのでこれまでのオーバーホール時にも交換対象外としていましたが、今回の測定結果より信じる事ができなくなりました。
100μのOSコンデンサを10個測定して22μ・31μ・88μ・92μと4個も容量が抜けていました。
今後はOSコンデンサもオーバーホール時の交換対象です。

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D-3はアナログ出力回路に性能の高いオペアンプを使用しているので、オペアンプ交換での音質改善効果が得られるか判らなかったので実施に踏み切れていなかったのですが。今回ノイズ調査でオペアンプを外したのでこれ幸いにICソケットを実装しておいたのでオペアンプによる音質を聴いて良いと思われるオペアンプに交換です。

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色々と有りましたが予定の作業も完了し音出しエージングです。
音質改善の効果もありベールを1枚脱いだ様に音にクリアさが出ています。これでD-3の音質改善も決まりですね。




 2015_01_19



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今回は滋賀のY氏からの依頼でWADIA6の修理・オーバーホールです。
2年位前にハイファイ堂さんより購入し、この時モーターとピックアップを交換されているとの事でしたが最近音飛びが出る様になっているそうです。
かなり綺麗な個体なので素手で触るのに気が引けるくらいです。

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ピックアップの状態を確認するとアイパターンの電圧が異常に広く調整されておりレーザー電流も大きくピックアップの寿命には良くない状態です。
同時にスレッドのガイドバーへの給脂を行いその後2時間位再生確認を行い問題なく再生する事を確認です。
この後VRDSの回転音が少し大きく感じたのでVRDS円盤の動きを見ているとWADIA6 25台目に引き続きこのWADIA6もVRDS円盤に振れがあります。
此れも音飛びの要因になりますが、今回はアルミ円盤のVRDSに変更するので対処できます。

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ピックアップの状態が良ければLTD化するとの事だったのでVRDS機構の載せ替えの為にWADIA6は当然バラバラ状態になります。
写真では見えにくいですが、内部は煤がいたる処に付いており触ると手が黒く成ってしまいます。

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表示窓は外観からは問題が無いように見えましたが外すとやはり接着が外れています。

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LTD化する為の電源トランスやオペアンプの変換基板等はすぐ使える様に先に下準備していたので作業の中断も無く順調そのものですすみほぼ完成状態です。

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気が着くと左手の親指にカッターで切った様な傷ができていました、WADIA6を扱った時の怖さがこれです。筐体のエッジが刃物と同じ位の状態なんですね。

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作業も完了し後は音出しエージングです。今回も気持ちよくエージングさせて頂きました。
WADIA6のLTD化はアルミVRDSの入手が難しく年に2・3台出来るかどうかと言った位ですが、WADIAをお持ちの方には是非聴いて頂きたい音だと思います。



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 2015_01_17



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今回は大分のE氏の依頼でCDX-10000の修理・オーバーホールです。
CDの認識はするがPLAY釦を押すとトレイが開くと言った症状だそうです。
今回の受付ではこのCDX-10000が多く6台あります。
本音を言えばかなり重さが有るのであまり触りたくない機種ですが、YAMAHAがメンテナンスを打ち切ったので何とかしなくてはいけないですね。

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動作を確認するとトレイが電源ONにて開いたりPLAY釦を押しても開いたりと確かに少し変な状態です。
PLAY釦の導通がおかしいのかと分解して釦を確認しましたが問題は無くその後組み付け直すとPLAY釦でCDの再生が行われるようになりました。フロントパネルをばらしただけなのに・・・
PLAY釦で再生動作を行うのでピックアップの状態を確認しましたが波形が乱れてアイパターンが確立してくれません。
ピックアップのレンズ動作調整用のボリュームも調整してみましたがよく成る気配はありません。
ピックアップが駄目な様なので修理不可報告のメールをしようと諦めていましたがこの後何もしていないのにCDを再生してしまいました。
どうもコントロール基板の電源関係の不具合が有るような感じに見えるのでコントロール基板と電源基板を先にオーバーホールする事としました。

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基板を見てもおかしくなっている様な部品は無く半田クラックも何時もの程度なので誤動作を起こすとは思えない状態です。
駄目もと状態でしたが、コントロール基板と電源基板のオーバーホール後連続で約半日全く問題なくCDの再生が出来ましたので修理出来た様に見えます。
後からE氏よりこのCDX-10000は落雷の後に動作がおかしく成ってしまったとのメールがあり、不具合の原因は見つけていませんが、マイコンボードの静電気の発生による不具合の感じに似ているので、うなずける処があります。
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CDの再生は出来る様になりましたがアイパターンの電圧幅が以上に広く約2.4Vも有ります。
YAMAHAのピックアップのアイパターンの電圧幅がいくら有れば良いかの資料は持っていませんが他社のピックアップから考えると電圧幅は2.0V位までだろうと思われるので調整で電圧幅を抑えました。

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ほぼオーバーホールの作業も完了しこの状態で1日連続で再生確認です。

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本体の再生確認を実施している間にリモコンの修理です。
電池の液漏れで基板のパターンの腐食や導電性塗料との導通不良等見た瞬間にこれは直せないと思える状態です。
それでも此処で諦めてゴミになるより、やるだけやってゴミにすれば良いかと修理をする事にしました。
導通が駄目になっている導電性の塗料のパターンを銅箔で形を作り腐食したパターンは銅線で作り直し、見た目は良くないですが何とか動作出来る様になりました。
良かったのか悪かったのか、採算ベースに成らない修理ですがそれでもやってしまう自分に呆れてしまいます。

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リモコンの修理を行っている間にE氏より音質改善も行うとの連絡でこのCDX-10000も5台目と同じ音質改善の実施です。
勝手に治った感が拭えず何か複雑な気持ちのまま3日間のエージングも無事終わってしまいました。
今回は不具合が治ったと信じての出荷となりました。

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 2015_01_12



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今回は大阪のH氏からの依頼でヤマハのCDX-10000です。
CDの読み込みは早いがトレイは遅い・・・現在は困難な状態なので修理・オーバーホール・音質改善の実施です。
H氏はCDX-10000を2台所有しているそうで今回はその1台目です。

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トレイ開閉不具合の原因はトレイのガイドローラーが加水分解して溶けて抵抗になった事が原因の様です。

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ガイドローラーを全てジュラコン製の物に交換して不具合の処置は完了です。ただCDX-10000のトレイの開閉は他のプレーヤーに慣れているとかなり遅く感じるのも現実です。
せっかち者には扱い難いプレーヤーですね。
同様にWADIA6等も遅いので一呼吸置くくらい余裕をもってCDの認識を待つ必要があります。

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トレイの開閉が出来る様になったのでピックアップの確認です。
28年の歳月を感じさせない波形が出てきます。ピックアップを交換していないのであればピックアップの造りにかなり余裕をもっているのでしょうね。

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修理・オーバーホール・音質改善の作業も順調に進みほぼ完成です。

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このCDX-10000は置換えや移動の時に壊してしまった様で4個ある足全てに曲りが見えます。
1個はクッションのゴムなどが無く成ってアルミの輪っかが直接当たる様になっていました。見てしまったので此処も代用素材にて修理です。

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3台前から実施している音質改善がなかなか良いなと思える音を出してくれますのでエージングしていても音が自然に耳に入って来ます。
CDX-10000をオーバーホールするのであれば是非音質改善もする事をお勧めしたいと思える音ですね。


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 2015_01_11



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今回は当方で修理したCDプレーヤー等のエージングに使用しているハーマン・カードンのパワーアンプCITATION16Aの紹介です。
このアンプの前はLUXMAN L-580をエージングに使用していましたが発熱がひどく常時通電で使うには一抹の不安があり2年前あたりからアンプを探していました。
修理にきたアンプや試しに購入したアンプ知り合いの所有しているアンプなどかなりの台数を聞いた結果我が家で使用できる大きさで且つ金銭的に無理のない物としてCITATION16Aを選択しました。
発売からかんがえると38年前のアンプで骨董品の領域に入るものですね。

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流石に内部は埃と錆でオーバーホールをしないと使える状態ではありません。当然動作品では無く音が出ないジャンク品の購入なので修理をしないといけませんが駄目もとの購入です。

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まずは出力リレーの接点が固着して動かないので代替のリレーに交換です。

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調べて行くと初段のダブルトランジスタも壊れている様なので日本製のトランジスタに置換えて対応です。

音が出る様になりましたのでまずは何時ものごとく電解コンデンサ交換や半田増しの実施です。
 
オーバーホール後音を聴いたときにはなかなか良い音が出るなと思って聴いていましたがエージングで使用するには問題が有る事に気が着きました。
なんとCDプレーヤーを替えても同じ音が出てきます。音が良くても何もかもハーマンカードンの音に成ってしまっては意味が有りません。
とにかく癖のない素直な音が出る様に改造です。



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最初は作業が簡単な基板上の部品交換からです。基板上のトランジスタ・ダイオードを除きコンデンサ抵抗は全てクリアな音を出す事を目標に交換です。


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基板上の部品交換だけでは思うような音に成らないので今度は出力回路側のパワートランジスタや抵抗・コンデンサも全て交換です。

ここまで部品の変更を行ってやっとCDプレーヤーの違いや・音質改善の効果を確認できるように成りました。
どうも一番音に影響していたのは出力に使用していたパワートランジスタのように思えます。

RCAの入力コネクタも錆が酷いのでかなり前に購入していた真鍮削り出しにロジュウムメッキを施した物に交換しました。

もとの部品は筐体・トランス・ドライバー段のトランジスタ・ダイオードのみと成ったので外観はCITATION16Aですが音も中身も全く違う別物のアンプです。

CITATION16Aを使い始めて数が月後に前に使用していたL-580を聴く機会が有りましたがL-580の低音の力強さが無いと感じる位の性能の良さを認識しました。
古くても当時のフラグシップ機と言われる物はちゃんと整備すれば今でも十分通用する基本性能を持っている事が判ると共に、これで安心してエージングに使用出来そうです。


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 2015_01_11


ZIA FUSION 4台目

Category: FUSION  

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今回は京都のM氏からの依頼で久しぶりのZIA FUSIONです。
これが昨年の受付した最後のプレーヤーとなります。
音飛びが発生とのことですが、FUSIONは発熱が酷く修理不可となる致命傷の発生率がかなり高いので致命傷でない事を祈りつつ修理対応です。

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早速アイパターンを確認すると電圧幅が無く寿命だったのでピックアップの交換で音飛びには対処できそうです。

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内部にはM氏みづから熱対策のヒートシンクが至る所に付けられていました。熱対策の実施は良い事ですが、このFUSIONには少し役不足の所が有りますね。

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一目瞭然ですがコンデンサの頭が爆発しそうなくらい膨らんでいます。
トランスの容量が足らないのかFUSIONのトランスは手で触れない位熱く成ります。そのトランスと引っ付くくらい近いのに電解コンデンサの使用温度範囲は85℃タイプの物です。
前回の記事でアフターサービスで此処のコンデンサを交換して85℃の物を付けたと記載しましたが、どうもメーカーが始めから付けている様です。105℃のタイプを使用すれば単価が上がるのは判りますがここのコンデンサは105℃が必須ですね。

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電解コンデンサの交換等のオーバーホールや熱対策を実施してほぼ作業は完了です。
ただ残念な事ですが、やはりパルスアレイの劣化が発生している様で外部信号によるDAC機能が使用出来ない状態に成っていました。

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今回オーバーホールのみですが真空管バッファーを使っているので気持ちの良い音が出てきますね。






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 2015_01_08



ブログ:憧れのオーデイオを立ち上げて、2015年5月で5年になりますが、この間、ブログに掲載していない物まで含めると250台以上の機器のメンテナンスを行ってきました。 
多くの依頼を受ける様になってきて、此方の主旨がきちんと伝わっていないことに気が付きました。
当方がオーバーホール・修理を始めた主旨は
憧れたオーディオを本来の状態に戻す・要望があれば元以上の音を出せる様にする事です。(思い入れや憧れの有る機器をこれからも使い続けたいと言った人の為にオーバーホール・修理を行なうつもりです。)
修理はオーバーホール(半田増し・全電解コンデンサ(グレードを上げた物)交換)を施すことを前提に修理をしています。
 ここで、修理のみという方は経年劣化のコンデンサ&半田クラック(劣化)でもかまわないということになります。経験上こんな機器では本来の性能を発揮できないかぎりか、劣悪な音を本来の音と勘違いして聴いている状態です。
機器への思い入れも薄く、とりあえず音さえ出れば構わない物を直すのはお断りしようと思います。
何人もの方が憧れたオーディオを本来の状態に戻したい。
思い入れや憧れの有る機器をこれからも使い続けたい。
と、オーバーホールを待って下さっています。
これらの方をさしおいて、鳴ればいい、動けばいいを受付つけていては 申し訳ないとも思います。
初回依頼において、修理だけで良いと言われる方の機器については、 
私は修理屋ではないし主旨から外れますので申し訳ないですがお断りします。
憧れのオーディオのタイトル、すぐ下に“愛機のメンテナンスをしませんか?”となっているのはこの為です。
ただオーバーホールとなるとかなりの金額に成るので出来るだけ金額を押さえる様にしてユーザーの負担を軽くしようとしているのも思い入れや憧れに協力する為です 。
過去の色々な情報から当方で行っているオーバーホールはショップの半値以下の代金になっています。
 (全基板半田増し・全電解コンデンサー(グレードを上げたもの)交換を行うオーバーホールですので、代金は半値以下のうえに、施す内容が違います。)

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写真はほんの一部になりますが良く使う電解コンデンサの写真です。
最初は小売り店でばら売りのコンデンサを入手していましたがグレードの高い物が少なくそれでも一般の85℃を使うところには105℃を使用しアナログ回路には音響用コンデンサを使用するようにしていました。
本業で資材を購入している商社に無理を言ってコンデンサも入手して貰うようにしたので最近はできるかぎりメーカー推奨でグレードの高い物を購入する様にしています。

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写真の電解コンデンサの拡大です。
個人で購入すればかなりの価格になる電解コンデンサです。当然商社からの購入となると最低数量があり1種類でも数万円と言った価格になる物もあり電解コンデンサだけでも数十万円の在庫を持っている状態です。

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此方が通常使用している半田です。
通常の半田増しに使用するのは松尾ハンダのRH60-1.0・0.8で配線に使用するのはアルミットのKR-19RMA 0.8です。基板上のフラットパッケージ等は同じくアルミットのKR-19RMA 0.5等です。
これらの半田でも現在では入手がしにくい半田と成っていますがこの先10年程度の在庫は確保しています。

いずれにしても20年を超えている機器が本来もっている性能を発揮する事は出来ません。此れを可能にす るのがオーバーホールです 。
場当たり的な修理であるなら他所の修理業者をおあたり下さい。
当然此方で修理した物については後々まで出来る限りの対応はさせて頂きます。

                                                  山手サービス  高橋


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♪お知らせ♪

OH前提の上での不具合対応と成ります。
D/Aコンバーターを含むCDプレーヤーのみの受付になります。
詳細は
(お問合せ・ご依頼の前に)
http://longingforaudio.blog.fc2.com/blog-entry-21.html
(オーバーホール・メンテナンス受付)
http://longingforaudio.blog.fc2.com/blog-entry-192.html
29年度第一回受付は再開同日、2月26日深夜1時50分に閉じました。
ご依頼については、次回、受け付けをお待ちください。
問合せについては、
下記メールをコピーペーストして送信ください。
meerschaum@wonder.ocn.ne.jp
  山手サービス 高橋

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