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山手サービス

Author:山手サービス
本業の制御の仕事があまりに暇なので趣味のオーディオのメンテナンスを始めたところ、自分の過去の仕事内容とメンテナンスがかなりの範囲で一致しており、気がつくと本業よりこちらのウエイトが大きくなっているこの頃です。
制御はアナログ・デジタル・マイコン回路設計、アッセンブラ・C言語・CADソフト、民生器機のマイコンボード設計・ソフト作成を経験して現在は制御盤設計製作を個人で行っています。
オーディオのメンテ修理ではCDPが一番気が入ります。何でって・・そりゃ音の変化が顕著に現れるのが嬉しくて。
ご依頼については

の主旨にご賛同いただいたうえでお願いいたします。

(ゆとり)OR(余力)

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今回は以前KRELL KPS-28cMcintosh MCD7009のオーバーホールを行った東京のW氏からの依頼でWADIA850のオーバーホールと音質改善です。
ハイエンドのプレーヤーを3台持っていると言うのはジャンルに合わせて使用しているのでしょうか、良いですね。

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中をみるとWADIA850の1台目と同じ構成なので前期タイプです。
ピックアップを確認するとアイパターンの電圧幅からは交換時期になっており早速交換です。
ピックアップは前期のWADIA850の方が性能が良いと思われますがTEACが供給しているコントロール基板が古いタイプです。
後期のWADIA850はピックアップが廉価タイプになりますがコントロール基板が新しいので制御的には勝っていると思われます。
内部を見てしまうとどちらのWADIA850が良いのだろうかと思ってしまいます。

blog_import_53b8daaa38201.jpg アナログ回路用のブロックコンデンサは頭が膨らんでおり性能低下をしていると思われます。

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交換に使用するコンデンサは一般的には流通していないタイプのコンデンサなので入手は商社に依頼しています。
発注単位が最低50個とか100個以上になるのでこの辺りは困りものですね。

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右側の基板類を外すとオプションのデジタル出力ボードを取り付けるスタッドが見えます。
箱が大きくなった分作業はし易いかと言えばそうでもなくコントロール基板がD/A・アナログ基板の下に有るのでコントロール基板に関する作業をする時はD/A・アナログ基板を外す必要があります。D/A・アナログ基板を外すとプレーヤーの動作確認が出来ないと言った具合でアイパターンの測定はかなりの作業工数となります。
blog_import_53b8daae52c0c.jpg 此方がほぼ完成状態です。
オーバーホール・音質改善(オペアンプ交換・クロック交換)等を実施し現在出来る事を全て行いほぼ完成状態です。
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潜在的な能力が高いので音質改善効果もなかなかのものです。
情報量の多さや音の繊細さ迫力等、流石はWADIAですね。


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 2014_06_21


PHILIPS CD100

Category: CD100  

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今回は広島のM氏よりの依頼でPHILIPSのCD100です。マランツでの販売はCD63で同じものです。

整備品を入手して使用していたがICが壊れて修理を諦めていたそうです。

PHILIPSの販売したCDプレーヤーの初号機で既に30年以上前の製品です。

それでも以前オーバーホールしたBARCO EMT980よりは新しく見えますね。

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早速ピックアップの状態を確認するとアイパターンが生成されません。

ピックアップからRF処理・コントロールまでの間で何か問題が起こっている様です。

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ドライブユニットはCDM0です。ピックアップやスイングアーム部分はCDM1とほぼ同じに見えますがサーボドライブ基板はCDM1よりディスクリート感が強いですね。
モーターがブラシモーターなのとフレームが鉄なのでCDM1の方が音に対する面では性能アップしている物と思われます。

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色々と調べて行くとRF信号処理ICの不具合が見つかりました。
手持ちのICと交換して修理は完了です。
このプレーヤーのD/AコンバーターはTDA1540ですが工業用に使うセラミックパッケージが使われています。

通常セラミックパッケージを使っているICは信頼性が高いはずなのでこれは良い品物だと思われます。

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オーバーホールや音質改善を行い作業もほぼ完了です。
RCAジャックは交換している様で削り出しの物が付いています。
音はCD34辺りと同様な音でアナログチックですね。


 2014_06_16



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今回は愛知のH氏の依頼でLHH500Rのオーバーホールです。
購入して約20年近く使用してきており、昨年トレイ開閉の不具合でマランツにて修理後に音の劣化が感じられ、オーバーホールで音が蘇ればとの事で来ています。
外観はかなり綺麗な状態なので大事に扱われて来たことが判ります。

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定期的にベルトの交換をしてきたと有りましたが整備もかなり丁寧にされていた様で指紋などの痕跡も見られません。
マランツのサービスはプロのお仕事をされてますね。

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20年近く使い続けただけにピックアップの電流調整の余裕は有りませんでした。
現状では電圧幅がまだ大丈夫なのですが、音飛びが出るようになればピックアップは交換しないといけない様です。

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半田の状態はまずまずの様に見えましたが、それでもクラックの発生からは逃れられない様です。
自動半田の宿命みたいなものですね。

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此方のベルトがマランツにて交換したベルトです。黄色掛かった色のベルトはウレタンの様に見えますので良い物だと思います。
全部この黄色いベルトを使用してくれれば良いのに思ってしまいます。

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ピックアップは交換してほしいとの事でピックアップを取り寄せました。
久しぶりに購入すると以前の1.5倍以上の値段となっておりびっくりです。
スイングアーム系のピックアップも動作品は希少品となってきていますね。
LHH500やLHH500Rのピックアップはアルミフレーム・ブラシレスモーターとCDM4の中でも高級品なので同じ物の入手は難しく廉価版のCDM4の入手です。
作業はピックアップをスイングアーム毎入れ替える事になります。

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この機種はPILIPSがリファレンスと謳っただけに音は違和感なくスーと入ってきます。
アナログ的で音域レンジも広くオールマイティで使用できるプレーヤーですね。

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LHH500Rが入っていた箱が此方です。
手作りで器用なものです。これなら外部からのダメージを受けにくいですね。
欲を言えばもう少し大きくして内部の緩衝材を厚くすればベストですね。


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 2014_06_14



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今回は新潟のT氏の依頼でWADIA21iの修理・オーバーホールです。
不具合はたまに音飛びが発生との事です。
職場でもオーディオを置いて聴かれている様で、このWADIAも修理に来る前は職場に設置していたようです。

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まずはピックアップの確認です。
案の定ピックアップが劣化しており交換を要する状態になっていました。

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不具合はピックアップの問題と思っていましたが何時もの様にギアにも割れが発生しており此方もジュラコン製のギアに交換です。
同じくトレイギアも交換です。

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過去にメンテナンスを行っている様ですが半田クラックも避けられません。
何時もの様に半田増しも実施です。

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D/A・アナログ基板はWADIA850と良く似た基板です。WADIA850の設計思想を盛り込んでいるのでしょうね。
オペアンプ交換や電源補強等の音質改善も実施です。
今回はT氏からの要望でクロックを精度のよい物に交換も行っています。
此方も音質向上には効果ありですね。

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今回のWADIA21の押釦は何故かWADIA6と同じで短い釦が付いていました。
WADIA21の1桁台で初めの頃の製品なので釦をWADIA6と共通にしようとしたのでしょうか。

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ほぼ完成状態のWADIA21iです。
こう見ると重さの大半は筐体を構成しているアルミに拠ることが良く判ります。

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このWADIA21がバージョンUPの製品で有ることは外観上製造番号の上に貼っているシールでしか判断できません。貴重なシールですね。
素で聞いても確かに音の分離や繊細さがWADIA21よりも進化している様にきこえますが、今回は音質改善でさらに性能を上げていますのでまた新たに発見が出来ると思います。

出荷を終え数日後T氏よりトレイが閉まらないとの連絡で再度入院となりました。
不具合はトレイのリフト機構のカムの位置ずれです。
どうも輸送中の振動で発生したようです。
このWADIA21・WADIA6は共に振動に弱い構造をしているので出来る限り振動を吸収する梱包が望まれます。
過去に修理したWADIA21・WADIA6の1割程度が輸送中の振動で不具合が発生しています。
元箱でも不具合は発生するのでどうしたものかと弱っています。
車用の低反発座布団が安く入手できると思うのでこの辺りを梱包した底に張り付けるのも手かなと思ったりもしています。


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 2014_06_09




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OH前提の上での不具合対応と成ります。
D/Aコンバーターを含むCDプレーヤーのみの受付になります。
詳細は
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29年度第一回受付は再開同日、2月26日深夜1時50分に閉じました。
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