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山手サービス

Author:山手サービス
本業の制御の仕事があまりに暇なので趣味のオーディオのメンテナンスを始めたところ、自分の過去の仕事内容とメンテナンスがかなりの範囲で一致しており、気がつくと本業よりこちらのウエイトが大きくなっているこの頃です。
制御はアナログ・デジタル・マイコン回路設計、アッセンブラ・C言語・CADソフト、民生器機のマイコンボード設計・ソフト作成を経験して現在は制御盤設計製作を個人で行っています。
オーディオのメンテ修理ではCDPが一番気が入ります。何でって・・そりゃ音の変化が顕著に現れるのが嬉しくて。
ご依頼については

の主旨にご賛同いただいたうえでお願いいたします。

(ゆとり)OR(余力)

ブログ村



REVOX B225

Category: B225  

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今回は長崎のM氏からの依頼でREVOX B225の修理とオーバーホールです。
表示にドット抜けが有るのとオーバーホールをして欲しいとの事でした。
表示灯がブルーに成っているのは今回の修理でブルーのLEDにした為で元は白熱色です。

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表示のドット抜けについては表示器が入手が出来ないので修理出来ないと思っておりましたが、もしかしたら液晶ガラスの接点部分の接触不良ではと疑い分解清掃すると、幸運な事に修理OKとなりました。

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気になるピックアップは残念ながらアイパターンの電圧幅とレーザー電流を診る限り寿命の様なので交換です。
この写真の時の表示灯はまだ元の豆球が点灯する状態だったので白熱色ですがこの後オーバーホール完了と同じくして寿命で切れてしまいました。

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ピックアップドライブも分解して給脂をしておきます。

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基板等は全てSTUDERのA725と同じで各基板にはSTUDERの名前が入っています。

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オーバーホール作業も終わり音出しエージングを始めて1日半、再生の音程に狂った様な感じが出ているのに気が付きました。
再度アイパターンを測定すると交換した時より0.2Vも電圧幅が小さくなっていたので再度ピックアップを取り寄せ交換です。

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ピックアップには少し手間取りましたが、これで修理・オーバーホールも無事に完了です。
音域レンジは少し狭いですが、アナログ的な音で今でも現役ですね。


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 2013_12_30



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今回は東京のM氏からの依頼でWADIA9の修理オーバーホールです。
このWADIA9は当時の世界のオーディオショーで世界を転戦した個体でM氏がネットサーフィンで知り合った当時のWADIAのデザイナーの方から譲って頂いたそうです。
症状はプツプツと言ったノイズが発生するそうなので早速2日間連続で音出しして確認しましたがノイズと思える状況は音出し2・3時間位まででその後は全く問題はありませんでした。
ペア機のWADIA7が震災で落下修理と2年使用出来ない状態だったそうなので、たぶんコンデンサの劣化で内部が運転状態になるまでに安定しない状態でノイズ発生となった物と思われます。

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まずは電源側の電解コンデンサの交換です。
各電源が個別の部屋に分かれており理想的な電源配置となっています。

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電源基板を外すとブリッジダイオードのケースが割れているのを発見です。
ダイオードの半田付けが斜めになっていましたので中心の穴からネジを締めた時にダイオードのケースに無理が掛かって割れたようですね。

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本体側も各機能ブロック毎に個別の部屋に分かれています。
筐体の加工を見ているだけでも音の良さが伝わってくるようです。

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WADIAの弱点の表示窓の脱落です。WADIA9は特に接着材をあまり使用していないので窓を強く押すと10中8・9は外れると思いますので注意が必要です。

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デジタル入力はSTリンクが3ch分有りますが今回は1ch分をRCAコネクタに変更の依頼がありましたので5年ぶり位のロジック回路の作成です。
ロジックICはラインバッファーを使うつもりで20pinのソケットを付け全ての配線が終わった所で使用するICが16pinだと気が付きました。
流石に作り直す気力が無くこのまま使用させて頂きました。
デジタル信号用のコネクタはBNCやRCAが一般的なので今回RCAデジタル入力への変更でWADIA9へ繋ぐトランスポートの選択範囲が広がる事と思います。

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アナログ出力基板の裏側です。
回路修正用の追加基板が張り付いています。
今回ノイズ確認でまる2日このWADIA9の音を聞いて思うのは
WADIA6改LTDに比べ情報量・音の輪郭や繊細さ音の押し出しなどすべてに劣っていると感じました。
アナログ出力回路はWADIA6の後期型とほぼ同じ様な回路設計をしているのでオペアンプ等の変更をする事で間違いなく音が良くなると思い音質改善を提案し、実施する事となりました。

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多ピンのパワーオペアンプやSTリンクの取り外しにはかなり手こずり時間が掛かりましたが、オーバーホール・RCAデジタル入力・音質改善とほぼ作業は完了です。

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ブラインドで聞けば音はWADIA6改LTDと聴き分けが出来ない位同じ音に成りました。
使用しているD/AコンバーターのICが同じで、出力用のオペアンプ等もWADIA6改LTDと同じものを使用したので音が似るのももっともと言えばもっともですね。
これでまたフラグシップらしい音を聴かせてくれる事に成ったと思います。

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返却後3時間でノイズが出てしまい残念ながら再入院と成りました。
調査結果はコントロール基板の不具合と判り一時は修理出来ない旨をM氏に伝えましたがM氏の諦めない気持ちが通じたようで東京のオーディオショップに不具合のWADIA9が有る事が判り早速送って頂きました。
この不具合のWADIA9からコントロール基板を載せ替えなんとか修理となりました。
今回はM氏には多額の出費となりましたがWADIA9に対する思いが勝った修理となりました。


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 2013_12_18


YBA CD1Δ

Category: CD1Δ  

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今回は埼玉のN氏よりの依頼でYBAのCD1Δです。
このCD1Δは音飛び修理とオーバーホールを兼ねて此方に来ました。
1997年辺りに発売されたと思われるYBAのフラグシップ機で、パドラックス方式用のブルーダイオードが使われている以外は何も詳細は判らないプレーヤーですね。

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音飛びとの事なのでまずはピックアップの状態から確認です。
アイパターンは2.5Vととんでもない大きな波形が出てきます。同じYBAのINTEGREでは1.6V位とこちらも大きな波形ですがそれを軽く上回ります。
ピックアップとしては劣化していないと思われるので、音飛びは他の要因によるものと思われます。

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オーバーホールの為に基板を外そうとしましたが、各基板どうしで信号線や電源線がはんだ付けされており個別で外す事が出来ません。
過去に修理している
YBAのINTEGREと同じでメンテナンス性は全く無く、修理屋泣かせの構成です。

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此方が基板の裏に回って配線されている信号線や電源線です。
茶・白・青は単線なので融通が全く効かずこの後のオーバーホール作業の為に配線を全部外す事に成りました。

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基板類を取り払ったシャーシーです。
アルミに黒の塗装がほどこしてあり、ネジ類もステンレスと磁性体を使わないようにしています。
この辺りの作りは非常に丁寧ですね。

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コントロール基板に多用されていた香港製の電解コンデンサです。
ヨーロッパの製品なのでできればROEやPHILIPS辺りのコンデンサを使ってもらいたい物です。

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プレーヤーで使われている部品の中で一番高価と思われるフロントパネルです。
7mm厚のアルミ板に穴加工を施してスイッチ穴や表示窓を作っています。

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ピックアップも交換との依頼の為ピックアップを交換しましたが新品のピックアップに付いてきた配線が太くて硬くスレッド動作に影響が出そうだった為、元のピックアップに付いていた配線と入れ替えです。
ピックアップについているブルーダイオードはレーザーダイオードの足に直接はんだ付けされているので交換にはかなり神経を使います。

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高級機の割にはCDドライブのフレームがプラスチック製で剛性が低そうなので今回アルミ板による補強です。

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このプレーヤーのD/Aコンバーターの後はディスクリート構成となっており音に一番影響しているのはやはりYBA製のダイヤモンド入りコンデンサです。それも片chに2個使いです。
音に関係する電源は写真下段の電源ユニットでDCにした状態で本体ユニット側にコネクタで供給しています。
YBAを見て感心するのは、音質改善でこうすれば良いと思われる事の大半をメーカーが既に行っている事です。
作業もほぼ完了し連続音出しを始めて1日経過した位から音飛びがたまに出る様になりました。
ピックアップから出ている配線がスレッド動作の負荷に成っている様でしたので、配線の取り回し等を変更しました。
使用されている配線をもっと柔らかい線に変更すると良いかも知れませんね。

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オーバーホールの他にも高精度クロックへの交換やダイオードを高速の物への変更等、メーカーで実施していない音質改善を追加しましたので更に繊細で豊かな音になったと思います。
WADIA等とは違った音作りで聴き入ってしまう魅力が有ります。

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返却するもののCD認識不良・音飛びと不具合のオンパレードとの事で再度入院です。
アイパターンを診るも波形が出来ず全く駄目な状態と成っている状態でした。
色々と試しましたが症状が改善せず、再度ピックアップの交換となりました。
結果は良好です。驚いたことに今回のピックアップではアイパターンの電圧幅が4.5Vも有ります。どうもこのCD1Δではこれが新品時の電圧幅の様です。
このアイパターンの電圧幅もRF回路によって色々と違いが有る様で統一性は無く迂闊にピックアップの良否判定出来ない物だと思わされました。


 2013_12_13



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今回はバランス入力ラインアンプの作成です。
1年位前にWADIA9のオーバーホールを行った時にWADIA9のバランス出力を
LUXMAN L-580のバランス入力へ繋いで音出しをしようとしましたが
ハムが載り音出し確認どころでは有りませんでした。
色々と調べるとまずはL-580のバランス入力がコールド側を抵抗で落とすと言った簡易回路である事が判りました。
ただこの事でハムが載るのはおかしいのでさらに調査を行うとWADIA9のバランス出力の3番ピンをWADIA内でGNDに落としていない事がわかりました。
この事によりL-580側は信号は来ているけれどGNDが繋がっていない状態になっていました。
ハム発生の原因はバランスコネクタの結線が仕様の通りに作られていない事ですね。

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今回の修理受付で
WADIA9
が2台も修理にきており急遽バランス入力ラインアンプの作成です。
箱はSONYのPA用の機材を加工し差動回路はオペアンプ回路の基本に出てくる回路で作成です。

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トランスはかなり前に入手していましたが使用の当てもなくガラクタ然としていた所、今回丁度サイズが良かったので晴れて活躍の場が来ました。

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後ろ側は最初からバランスコネクタが有りましたので電源コネクタとスイッチを付ける事で完成です。
これでL-580バランス入力も正規の状態で使用出来る様になりました。と言いたい所ですがここで左chから音が出ない問題が発生です。
再度調べるとL-580バランス入力の左chはコールドとGNDにて信号を取り込んでいる様です。
今回はラインアンプの出力コネクタのホットに繋いでいる信号線をコールドに繋ぐ事で対処しましたが、L-580のバランス入力を使用されている方は要注意ですね。


 2013_12_11



Q:

予約や此方の希望する期限までの修理・メンテナンスはできますか?


A:

修理・メンテナンスの受付は、本業との兼ね合いで、お受けすることになります。
なお、仕事がら、予約やお急ぎの物件は、お受けいたしかねますこと、ご了承ねがいます。

並びに、作業は到着順での実施となります。

個人で行っていますので時間の猶予を下さるようにお願いします。

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 2013_12_02




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♪お知らせ♪

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OH前提の上での不具合対応と成ります。
D/Aコンバーターを含むCDプレーヤーのみの受付になります。
詳細は
(お問合せ・ご依頼の前に)
http://longingforaudio.blog.fc2.com/blog-entry-21.html
(オーバーホール・メンテナンス受付)
http://longingforaudio.blog.fc2.com/blog-entry-192.html
29年度第一回受付は再開同日、2月26日深夜1時50分に閉じました。
ご依頼については、次回、受け付けをお待ちください。
問合せについては、
下記メールをコピーペーストして送信ください。
meerschaum@wonder.ocn.ne.jp
  山手サービス 高橋

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