プロフィール

山手サービス

Author:山手サービス
本業の制御の仕事があまりに暇なので趣味のオーディオのメンテナンスを始めたところ、自分の過去の仕事内容とメンテナンスがかなりの範囲で一致しており、気がつくと本業よりこちらのウエイトが大きくなっているこの頃です。
制御はアナログ・デジタル・マイコン回路設計、アッセンブラ・C言語・CADソフト、民生器機のマイコンボード設計・ソフト作成を経験して現在は制御盤設計製作を個人で行っています。
オーディオのメンテ修理ではCDPが一番気が入ります。何でって・・そりゃ音の変化が顕著に現れるのが嬉しくて。
ご依頼については

の主旨にご賛同いただいたうえでお願いいたします。

(ゆとり)OR(余力)

ブログ村




blog_import_53b8dde9f1b6b.jpg 
今回は静岡のM氏よりの依頼でCDP-R3のオーバーホールです。
トレイのベタ付きが酷くなったのを機会にオーバーホールを行う事となりました。
20年位前に購入したそうですが全体に目立つキズも無く綺麗な個体です。
丁寧に扱われて来た事が伺われますね。

blog_import_53b8ddead203f.jpg
問題のトレイはものの見事に加水分解が進行しており、かなりベトベト状態です。
これでは気持ち良く使う事ができないですね。
CDドライブユニットを外す前にアイパターンの測定を行いましたが残念な事にほぼ寿命がきていました。
トレイの清掃と同時にピックアップも交換する事になりました。

blog_import_53b8ddec47bf5.jpg
まず見ることが無いフロントパネルの内側です。
造りは販売価格相応で非常に丁寧でしっかりとした構造で造られています。

blog_import_53b8dded390e4.jpg
電解コンデンサ交換後の内部写真ですが電解コンデンサが小さく見えます。
電源関係の電解コンデンサは元の物より容量を大きくしていますがそれでも半分以下の大きさです。
電解コンデンサの大きさにかんしては現在の物は確実に小さくなっているので20年を超える機器の交換に際してオーディオ用のコンデンサを使用してもスペースに困ることはないですね。

blog_import_53b8ddee96937.jpg
音に関しては電解コンデンサを交換したので新品時の音が復活しているのではないかと思います。


関連記事
 2011_08_21



blog_import_53b8ddef71107.jpg 
今回は愛媛のT氏より久々となるWADIA6の修理依頼です。
内容はCDを認識出来なかったり、音飛びが発生するそうです。

blog_import_53b8ddf05590c.jpg
早速アイパターンを測定です。電圧幅は0.89Vとまだ使用出来る範疇の様に見えますがレーザー電流が56mAと既に限界状態となっていました。
波形も時間軸方向でのブレがあり交換をしないと駄目なようです。

blog_import_53b8ddf144f19.jpg
表示窓もおきまりの接着の剥がれが出ている様で少し奥に入っています。

blog_import_53b8ddf1f274a.jpg
ベルトも加水分解により柔らかくなっていますので汎用ベルトで修理です。

blog_import_53b8ddf2d40b5.jpg
普通では見られないWADIA6の側板とフロントパネルとコントロール基板が無い状態の写真です。今回は側板を裏から留めている6角穴付皿ネジを外すときに6角穴をナメテしまい1本のネジを取るのに2時間位かかってしまいました。
少さい6角穴付皿ネジにネジロックをしないでほしいですね。
いつも外す時はヒヤヒヤ物です。

blog_import_53b8ddf3b6517.jpg
それでもオーバーホールも含め作業は順調にすすみほぼ完成状態です。
WADIA6は密閉性が良いので内部の汚れが他のプレーヤーの様に埃等が殆ど入らないので割ときれいです。
但し密閉性が良い分ICから発生するスス状の汚れが内にこもりピックアップのレンズには悪影響を及ぼしている様に思います。

blog_import_53b8ddf4ed0d1.jpg
音は電解コンデンサを交換しましたので力強いWDIA6の復活です。
これはこれで良いですね。


関連記事
 2011_08_18


LINN LK100

Category: アンプ  

blog_import_53b8ddf5d2790.jpg
今回はLINNのLK100のジャンク品を入手しましたので修理とオーバーホールです。
大きさは我が家のL-580の1/3位しかありませんが出力は同じです。
デザイン大きさが以前修理したCDプレーヤーのLINN KARIKと同じでとてもコンパクトですね。

blog_import_53b8ddf6a02b1.jpg
内部もスッキリとして非常に整備性が良さそうです。大きなトロイダルトランスが眼を引きます。
出力が出ないとの事でしたが実際には電源も投入出来ない状態でした。

blog_import_53b8ddf7a8f98.jpg
まずは出力トランジスタの確認です。
案の定トランジスタが焼損していました。使用されているトランジスタはサンケンのLAPTタイプのトランジスタが使われていました。
幸いまだ販売していたので購入して交換です。
ここで出力の状態をみると左右ch共-4Vと出力が出た状態です。
回路図がないとこれ以上は修理できないので回路図の作成です。

blog_import_53b8ddf8a3f5b.jpg
大まかな回路図を基板を元に作成したので調査再開です。
どうもドライバー段のトランジスタが駄目になっている様です。
入力段から増幅段まで全てのトランジスタに同じ型のフラットパッケージのトランジスタが使用されています。
こちらのトランジスタは日本での販売がなかったので海外から取り寄せです。

blog_import_53b8ddf99e693.jpg
悪かったフラットパッケージのトランジスタも交換を行いやっと出力が0V近くになりましたがまだ左chは40mVの出力が出ておりまだ問題が残っています。
この後トランジスタ以外にもダイオードや抵抗も駄目になっており修理は一筋縄では行かないものでした。

blog_import_53b8ddfa5eb8f.jpg
修理もおわり電解コンデンサも交換を行いやっと音出しです。
音は、さすがLINNだけの事はあります。
深みのある艶っぽい音とグイグイ前にでる力強さがあり、鑑賞用で使っているLX-360*と遜色のない音が出てきます。
この大きさでで此れだけの音がでるとは・・・設計者の感性の違いでしょうか。

*このLX-360も高橋が改善していますので、通常のLX-360より、格段に音質の良い物になっています*

    2014年9月22日 山手サービス 高橋(代理) 記


関連記事
 2011_08_14


marantz CD-10

Category: CD-10  

blog_import_53b8ddfb6135e.jpg 
今回は秋田のI氏よりの依頼でマランツのCD-10の修理です。CD-10は海外のみの販売で、日本で発売されたフィリップスのLHH500Rと外観がよく似ています。
天板の開口が無い事が唯一の違いでしょうか。
不具合の症状はCDを認識しないのとトレイの開閉が手でサポートしないと最後まで動作しない状態でした。

blog_import_53b8ddfc8a1a6.jpg


ピックアップの状態がきになるのでアイパターンの測定です。
波形の電圧はまだ使用できる範囲ですが時間軸に対するブレが大きくこのままでは使用出来ない可能性があります。

blog_import_53b8ddfd7d9d9.jpg
CDの回転状態を確認すると円周部で上下に0.4mm位振れが発生していました。
CDドライブをよく確認するとドライブシャフト周りに髪の毛がまとわり付いていました。
またレンズもかなり曇りがありましたので清掃を行いました。
この後波形を確認すると時間軸のブレも無く電圧幅も1.2Vと新品状態になりました。
どうも髪の毛がCD受けとCD間に入り込んでいたようです。

blog_import_53b8ddfe399bb.jpg
何故かコントロール基板が割れていました。かろうじてパターンは繋がっていますが、基板が割れているのは初めての経験です。
幸いベタのアースパターンの所だったので真鍮板を割れた所に半田で貼り付け修理しました。

blog_import_53b8de00a6f95.jpg
トレイの開閉不良はベルトの加水分解によってベルトが伸びた為に発生していました。
ここは何時もの汎用ベルトで修理です。

blog_import_53b8de0186f57.jpg
電解コンデンサの交換や半田増しは順調に作業が完了し、今回は音質改善も同時に実施です。
内部で使われているIC等もLHH500Rとよく似ています。
LHH500Rの海外版でしょうか?

blog_import_53b8de026f41b.jpg
音はマランツらしくボーカルを中心に聞くにはもってこいの中音が盛り上がった音ですが音質改善で若干高域に伸びが出ましたので全域でまろやかな感じに仕上がりました。


 2011_08_14



blog_import_53b8de0362d8c.jpg 
今回は埼玉のT氏よりCA-1000の音が出ない修理を含めたオーバーホールの依頼です。
写真は清掃後の写真ですので綺麗になっていますが来たときは30年の年月相応の錆びと汚れが付着した状態でした。
音出し確認すると確かにプリ側からの信号が出てこない状態でした。

blog_import_53b8de054e389.jpg
アンプの中の空間はほぼ埋め尽くされ隙間がほとんど無く整備性は良いとは言えません。
写真に見える基板もシールドカバー?に覆われており基板同士での信号の干渉がないように構成されておりかなり手間が掛かっています。

blog_import_53b8de062f93c.jpg
メインの電源用ブロックコンデンサの頭が膨らんでおり交換を要する状態になっています。
容量が18000μとかなり大きいので前回は見つけられず交換を断念しました。
今回はT氏自ら東京にてコンデンサを探したりして貰うなどしてやっと見つける事ができました。
但し容量が27000μと一段と大きくなり電源ON時の突入電流が気になる状態ですがスローブローのヒューズに交換して突入電流に対応です。

blog_import_53b8de071740c.jpg
プリ段側の音の出ないのはセレクトSWやボリュームの酸化や汚れによる接触が原因でした。
アンプ自体はあまり使用されていなかったようで各接点の酸化はかなりのものですが使用による傷はあまりなく状態は良さそうです。
写真はPHONOのMM・MC切り替えSWですが、見事に真っ黒に酸化しています。
これでは信号がまともに流れないですね。

blog_import_53b8de07bd6ab.jpg
スイッチのつまみはものの見事に錆びて緑青のあばた状態です。
ボリューム等はアルミの削り出しで作られていますが、こちらはプラスチック成型にメッキを施した物です。
出来ればこちらもアルミ加工ならばこうは錆びないのですがね。

blog_import_53b8de08a6f84.jpg
出力トランジスタの放熱グリスはほとんど乾いており発熱の凄さがわかります。
前回も電源表示灯が切れていましたが、今回も動作チェックを行っている時に切れてしまいました。
T氏によるとこの表示灯はよく切れるそうなのでLEDに交換です。

blog_import_53b8de0a2a9f3.jpg
音はレンジも広くかなり豪快な音が出るのでオールマイティな使用が出来るアンプだと思います。


関連記事
 2011_08_10




07  « 2011_08 »  09

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

♪お知らせ♪

OH前提の上での不具合対応と成ります。
D/Aコンバーターを含むCDプレーヤーのみの受付になります。
詳細は
(お問合せ・ご依頼の前に)
http://longingforaudio.blog.fc2.com/blog-entry-21.html
(オーバーホール・メンテナンス受付)
http://longingforaudio.blog.fc2.com/blog-entry-192.html
29年度第一回受付は再開同日、2月26日深夜1時50分に閉じました。
ご依頼については、次回、受け付けをお待ちください。
問合せについては、
下記メールをコピーペーストして送信ください。
meerschaum@wonder.ocn.ne.jp
  山手サービス 高橋

全記事表示リンク

ブログ内検索

オーディオを想う

客先訪問

スピーカー

CDプレーヤー

BARCO

CHORD

Mark Levinson *更新

SONOGRAPH&conrad johnson&haman kardon

メール

名前:
メール:
件名:
本文:

訪問者さま

♪ありがとう♪

プロフィール

山手サービス

Author:山手サービス
本業の制御の仕事があまりに暇なので趣味のオーディオのメンテナンスを始めたところ、自分の過去の仕事内容とメンテナンスがかなりの範囲で一致しており、気がつくと本業よりこちらのウエイトが大きくなっているこの頃です。
制御はアナログ・デジタル・マイコン回路設計、アッセンブラ・C言語・CADソフト、民生器機のマイコンボード設計・ソフト作成を経験して現在は制御盤設計製作を個人で行っています。
オーディオのメンテ修理ではCDPが一番気が入ります。何でって・・そりゃ音の変化が顕著に現れるのが嬉しくて。
ご依頼については

の主旨にご賛同いただいたうえでお願いいたします。

(ゆとり)OR(余力)

ブログ村

QRコード

QR

カテゴリ

ページランキング

ブログパーツ

IPアドレス




PAGE
TOP.