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山手サービス

Author:山手サービス
本業の制御の仕事があまりに暇なので趣味のオーディオのメンテナンスを始めたところ、自分の過去の仕事内容とメンテナンスがかなりの範囲で一致しており、気がつくと本業よりこちらのウエイトが大きくなっているこの頃です。
制御はアナログ・デジタル・マイコン回路設計、アッセンブラ・C言語・CADソフト、民生器機のマイコンボード設計・ソフト作成を経験して現在は制御盤設計製作を個人で行っています。
オーディオのメンテ修理ではCDPが一番気が入ります。何でって・・そりゃ音の変化が顕著に現れるのが嬉しくて。
ご依頼については

の主旨にご賛同いただいたうえでお願いいたします。

(ゆとり)OR(余力)

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SONOGRAPH SC-1

Category: アンプ  

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今回は某県のI氏よりの依頼でソノグラフのSC-1と言うプリアンプです。
外観名称から以前修理した
ソノグラフのCDプレーヤーのSD-1と同じ頃の製品の様に思えます。
サイドウッド等は同じ物でしょうか。
今回の修理内容は低音が出ないとの事なので早速音出しを行いました。
不具合内容通り低音がスカスカで低音のエネルギーが全くありません。

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早速調査の為に分解して回路確認です。
ソノグラフは部品や配線パターンが整然と配置されていて確認が容易で助かります。
大まかな回路図を作成して不具合箇所を予想します。
回路図が有れば作業も早く取り掛かれますが、そんなものはありませんのでまずは回路図作成です。
原因はコンデンサの容量抜けです。
フィルムコンデンサでも容量抜けを起こす物なんですね。
電解コンデンサの容量抜けは当たり前ですがフィルムコンデンサで起こるとは、今後の不具合要因に追加ですね。

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スイッチ類も接触不良が起こると言われていたので分解すると接点の酸化が見られました。
このSWは透明のカバーが外れないので接点の清掃は一苦労です。

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このSWの分解にはボルトが2個付いており1個目はすんなり外れましたが、2個目はえらく固く力一杯回すとなんとボルトが緩まずネジが切れました。
良くみるとネジロックを塗布していたようです。
こんな小さなネジの時はネジを締めた後にナットの頭に少し塗布する程度にしてほしいですね。

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完成です。
せっかくなのでコンデンサは音が良いと評判のASCへ
電源の整流ダイオードはファーストリカバリーに交換です。

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スカスカだった低音も力強くなり
FETで構成された回路から出るスピード感・繊細さ。良い音が出ますね。


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 2011_06_29



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今回は横浜のI氏よりの依頼でWADIA21のCD認識しない状態の対応です。
このWADIA21の外観も綺麗ですね。
WADIAをお持ちの方はほとんどが大切に扱っていますね。

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早速原因調査で分解して行きますとピックアップのスレッド用のギアが木端微塵です。
これではピックアップの移動ができないのでCDの認識はできませんよね。

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セットで気になるのがトレイ用のギアです。
こちらのギアは破損してはいませんが手で持った感じが柔らかく歯こぼれするのは時間の問題のようです。
見てわかるようにギアの色がどちらも乳白色です。どうも材質的に問題がありそうです。

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同じ機構を持つ日本のメーカーにギアの購入を問い合わせしましたが昨年より販売をしていないとの事なので思い切ってギアを作る事にしました。
私が作るのではないですよ、ちゃんと機械屋さんに依頼して作ってもらいました。
ジュラコン棒より大小2枚のギアを作り之を重ねて2段ギアを作っています。
上下のギアはジュラコンで作ったピンを打ち込んで固定しています。
写真では分からないと思いますが、こまかい作業です。

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ギアも出来たので組み付けて動作確認をと思いましたがSONYのCDP-R3と同じくトレーに塗布してあるゴム質の塗装の加水分解が始まっていましたので塗料の取り除きです。

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やっと動作確認と思い電源ONにすると何か焼ける様な匂いがするのですぐ電源をきりましたが、D/Aアナログ基板上の抵抗が焼けていました。
焼けたのは左chの出力回路の-電源への抵抗でした。
さらに確認するとこの-電源とGNDがショートしている事が分かり原因を調べる為にこのあと電源用ICやタンタルコンデンサを外しましたが原因が分からず実装部品を片っ端に外さなければならないかなと思いましたが原因らしい物がでてきました。
調査中に5mm位の半田屑がでてきました。
この後電源のショートがなくなりましたので多分この半田屑が部品の足の部分でショートしていた物と思います。
何はともあれバラバラにする事はなくなったので一安心です。

続いて、CDの認識をと思いましたが、動作させるとピックアップがいちばん外にいるのにその場でレーザーを発射させてCDがいないと判断して動作が終了してしまいます。
正常な動作の時はピックアップがCDのいちばん内に入りそこでレーザーを発射させてCDを認識するはずです。
調査をして行くとピックアップへのフラットケーブルのソケットへの差込部分に少し曲がりが確認されました。
再度慎重にフラットケーブルをコネクタに差し直すとこの不具合が解消されました。
どうもケーブルの先の曲がりでコネクタの接触部分に位置ズレが生じていたようです。
なかなかすんなりとは作業をさせてもらえません。

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やっと動作確認です。
CDの認識・再生を確認しましたがアイパターン波形で確認すると残念な事にピックアップの寿命がきていましたのでピックアップの交換となりました。
このあと電解コンデンサや半田増しを行いなんとか作業終了です。

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WADIA21は素でも音域レンジが広くそこそこに聴かせる音が出てきますね。
WADIA6がもっていた厚い音の傾向とは違っていますね。


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 2011_06_14


ZIA FUSION 2台目

Category: FUSION  

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今回は茨城のW氏よりの依頼でZIA FUSIONの音飛びの修理です。
W氏はFUSIONが雑誌に発表されてすぐ購入し大事にされていたようで傷もなくきれいな外観です。
ZIA FUSIONも台数的にはあまり販売されていないと思われますので貴重な存在ですね。
今後も長く使える様に全体的に整備です。

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内部を見ると以前ブログに載せたFUSIONとはD/Aアナログ基板が全く違っています。
トランスが基板上ではなく単独になっている事と
オペアンプがOPA2604と2回路入りを使用しています。
以前のFUSIONはNE5534の1回路入りを2個つかっていましたので同じFUSIONの中で基板のバージョンUPが行われたようです。
こちらのFUSIONはトランスやパルスアレイの温度上昇は僅かで温度的にはこちらが優れていますね。

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早速同封されていた音飛びが出るCDで確認を行いましたが音飛びが確認できずアイパターンの確認を行いました。
電圧幅が0.9Vを切っておりほぼ寿命が来ている状態でした。
またピックアップのスレッドの機構にかなりの埃が見られましたので、埃とピックアップの劣化により音飛びが発生したものと思われます。

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FUSIONは両面基板を使用しているので半田クラックは発生しにくいと思っていましたがよく確認するとクラックが発生している所があり一部半田増しを行いました。

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表示窓の剥がれが出ていましたので接着剤を取り除き再度貼り直ししました。
元々の接着ポイントが少なく運悪く表示窓が強く押されると接着が外れてしまうのでしょうね。

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ピックアップが弱っていたのでピックアップの交換とこの際なのでベルトの交換です。
この他電解コンデンサの交換を行い作業は完了です。

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音は芯の有る中に真空管のまろやかさが有り聴いていて安心出来る音ですね。


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 2011_06_11



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今回は神奈川のU氏よりSONYのCDP-R3の音飛び修理依頼です。
この頃の日本製のプレーヤーは本当に造りが豪華ですよね。
あと結構な重さが有り持つのがいやになります。

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早速アイパターン波形を確認してみました。
最初は電圧幅がない状態でもなんとか波形が確立してのですが、その後ブレがでてまともな波形にならなくなりましたのでピックアップの交換となりました。

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CDP-R3のトレーは経年変化でトレイに塗られているゴム質の塗料が加水分解してベトベトになってしまいます。
このプレーヤーも例に漏れずベトベト状態だったので塗料を全取り除きました。
これで気持ちよく使用できる様になりました。

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半田クラックは少ない方ですが基板に電源用の銅バーを実装している所のクラックがめだちました。

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底板を外した状態です。
右側が電源基板で左側がコントロール基板です。
コントロール基板の上にD/Aアナログ基板があります。
これら3枚の基板には金額的に高いガラスエポシキ基板が使われています。

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音はもう少し音域レンジが広がればいいのですが。
とは言うものの当時としては艶のある音を出そうとしてますね。


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 2011_06_07




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(オーバーホール・メンテナンス受付)
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