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山手サービス

Author:山手サービス
本業の制御の仕事があまりに暇なので趣味のオーディオのメンテナンスを始めたところ、自分の過去の仕事内容とメンテナンスがかなりの範囲で一致しており、気がつくと本業よりこちらのウエイトが大きくなっているこの頃です。
制御はアナログ・デジタル・マイコン回路設計、アッセンブラ・C言語・CADソフト、民生器機のマイコンボード設計・ソフト作成を経験して現在は制御盤設計製作を個人で行っています。
オーディオのメンテ修理ではCDPが一番気が入ります。何でって・・そりゃ音の変化が顕著に現れるのが嬉しくて。
ご依頼については

の主旨にご賛同いただいたうえでお願いいたします。

(ゆとり)OR(余力)

ブログ村




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今回は東京のA氏からの依頼でYBA CD Integreの修理です。
これも滅多にお目にかかれないプレーヤーですね。
音飛びが発生するとの事で此方にきました。

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早速ピックアップの動作を確認する為に天板を外します。
普段は見えないのですが内部の配色が綺麗ですね。
再生動作をさせると3曲目辺りで音飛びが出ましたので再度確認すると今度は4曲目で音飛びが発生します。
どうもピックアップのスレッド動作に問題がある様なので、送り機構を良く見るとガイドバーのグリスに固着が見られました。
ガイドバーを清掃・給脂して不具合は一件落着です。

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せっかくきたのでオーバーホールの実施です。
よく見ると前のIntegreと基板に使用している部品が全然違っています。
量産しないオーディオ製品で全面的な基板変更が有るとは思いも寄りませんでした。
たぶんこのプレーヤーは量産機用の基板を使っている物と思われます。

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おきまりのリミットSWの接点酸化です。

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こちらもおきまりの半田クラックです。

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作りが複雑でないので作業性もよくオーバーホールも順調に作業終了です。
前のプレーヤーと同様に音域レンジが広く音の分離や押し出しはディスクリートで作られた回路ならではですね。


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 2011_05_30



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WADIA6 6台目のWADIA6が舞い戻ってきました。
埼玉のS氏に返却後特定のCDにて音飛びがでるとの事で音飛びCDと共に音飛びの調査です。

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早速音飛びするCDのアイパターンを見てみると電圧幅が0.95Vとかなり悪くなっている事がわかりました。

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こちらでテストに使っているCDでアイパターンをみると1.19Vと出荷時とほぼ同じ状態の波形が見られました。
この事よりこの音飛びするCDは反射膜の状態があまり良くないようです。
S氏と相談の上音飛びに対処する為アルミ円盤のVRDS機構に載せ換えする事としました。

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サクサクとアルミ円盤VRDS機構へ変更です。(そんな訳ないです、かなり時間を要します)
やはりアルミ円盤のVRDSは様になりますね。

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アルミ円盤のVRDS機構に変更したところ音飛びCDで0.95Vしかなかったアイパターンの電圧幅が1.0Vと上昇しました。
この事によりアルミ円盤のVRDS機構の読み取り精度の良さがわかります。
それにしてもCDの反射膜の反射に対する規格はないのでしょうか、せっかくの音楽もCDの悪さでスポイルされては意味がないですよね。


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 2011_05_29



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今回も石川のI氏よりSONOGRAPHE SC22
に続き、ハーマン/カードンのパワーアンプhk870のオーバーホールです。
一般のオーディオ機器とは違い外観的な装飾は全くありません。
ハーマン・カードンはどちらかと言うと性能重視ですね。

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内部はといいますと
かなり大きいトロイダルトランスとその横に伸びたヒートシンクが眼にはいります。
配置もすっきりとして確認しやすそうです。

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出力トランジスタの放熱用シリコングリスがカラカラに乾いていましたので全数トランジスタを外して塗り替えました。

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上の出力基板は手半田を行っておりクラックは有りませんでしたが、プリ段の基板は自動半田機での半田の様で至る所に半田クラックがありました。

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底板を外した状態です。
出力パワートランジスタが整然と並んでいます。
トランジスタは東芝・コンデンサはELNAとまるで国産のLUXMANと同じ様な部品使いです。

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先に修理したソノグラフのプリアンプSC22と組み合わせて音出しをしていますが、スピード感と力強さがあり、これに音の深みが有ってかなり聴かせてくれる音が出てきます。
アルテックの604-8Gが負ける位の音が出てきます。


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 2011_05_22


SONOGRAPHE SC22

Category: アンプ  

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今回も石川のK氏よりPHILIPS AZ6801に続き、ソノグラフ社のSC22と言うプリアンプのオーバーホール依頼です。
このプリアンプも日本に何十台あるかと言う製品のようですね。

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天板を取ると内部はスッキリとした部品配置と質の良さそうな部品が眼に入ります。

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入力セレクトSWの調子が悪いと言っていたのでSWを分解してみると接点が結構酸化して黒ずんでいました。

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電解コンデンサの交換や半田の状態の確認等行ったところ、半田は全て手半田を行っている様で問題になる様な所はありませんでした。
今まで100台近くオーディオ製品を修理していますが半田クラックがなかったのはこのSC22だけです。
せっかく分解したので整流ダイオードをファーストリカバリーに交換しグレードUPです。
劣化する部品は電解コンデンサ2個だけで設計者・会社の製品に対する姿勢の良さに関心します。

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基板のパターンもシンプルで無駄が無く回路を確認するのも容易でいいですね。

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音はさすがはFETをメインにしたディスクリート構成作られているせいか、音域レンジ・スピード・押し出し共にソースに入っている情報を忠実に再現してきますね。流石だと思います。


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 2011_05_16



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今回は奄美のN氏からVRDS-25の組み立て依頼です。
トレイ・リフトベルトが伸びてCDの挿入が出来なくなり、TEACに修理依頼されたそうですがピックアップ部の修理が不可との事で断られたそうです。
自分でベルト交換するためTEACよりベルトを購入しプレーヤーをばらしリフトベルト交換の所まで行ったそうですが、ばらした部品が多すぎて組み立てが出来ず此方にきました。
来た時は写真の状態の中央のCDドライブ部分もパーツ毎に外されほぼ全バラの状態でした。

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トレイのリミットSWの曲がりが分解時の悪戦苦闘を物語っています。
接点は黒く酸化しているので清掃です。

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半田の状況は他のプレーヤー同様にクラックの発生がみられますね。

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ばらした部品の欠品が無かったので無事組み立てができました。
しかしよくここまで自分でバラバラにしたもんだと関心します。
自分でする事はいい事だと思いますよ。
ブログを見られている方もチャレンジする価値は有ると思います。
以前のブログの石川のK氏は自分でオペアンプ部分にソケットを付け色々とオペアンプを交換して楽しんでいるそうです。

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せっかくきたのでピックアップの状態確認です。
アイパターン波形は1.05Vレーザー電流は46mAでまだまだ使える状態です。

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外観はVRDS-10とほぼ同じなのですがボタンの配置と材質が変わっています。
高級感をだす為でしょうか。
若干線傷や打ち傷がありますが全体には綺麗なプレーヤーです。

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音に硬さはありますが音にメリハリがありこれはこれでいい音ですね。
できれば以前のブログのVRDS-25の様に音質改善すればもう少し音域が広がり良くなると思うのですが。


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 2011_05_13


VAC 60M

Category: アンプ  

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今回は地元福山のS氏からの依頼で左chの電源故障との事で此方にきました。
あまり聞きなれないメーカーですが、アメリカのフロリダにあるVAC(ヴァルブ・アンプリフィケーション・カンパニー)の真空管アンプです。
よく知られているオーディオでは日本マランツと共同で復刻版のmarantz7・9を作成している様です。
アンプはPA-45B電源はPS-90Cの型式となっていました。
出力管はKT88のプッシュプルで、型式からは出力が45Wのアンプと思われます。
箱は5~10mm厚のアルミ板を加工しその上にピアノの様な厚みのある塗装を施しています。
新品時には扱いに苦労したのではないかと思えるアンプです。

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早速不具合のある電源ユニットの調査です。
裏ブタを開けると中は意外とスペースがあり中央の電解コンデンサの束が妙な取り付けをしている位で他の部分の作業性は良さそうです。

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不具合の原因は高圧トランジスタ・ツェナー・抵抗の焼損のようです。
高圧トランジスタは日本製の物で代替が利くトランジスタを見つけましたがツェナーが見つかりません。今回も海外からの購入です。

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発注して2週間やっとツェナーの入荷です。焼損している部品を交換して動作確認を行いました。
結果は良好と成るはずでしたが、交換した抵抗が異常に発熱しています。
回路を確認し、実際の抵抗部分の電流を確認すると4.5Wを消費している有ることが分かりました。
元の抵抗が2Wの物だったので何も疑わず2Wの抵抗を使いましたがこれではもたないですよね。再度5Wの抵抗を購入して取替えやっと動作OKとなりました。
バランスを合わせる為に焼損した場所の右ch部分も同じ部品に交換しておきます。
電解コンデンサも今回交換です。

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年数が経っているのでアンプ側も内部確認です。
こちらは入力段の真空管の所で部品が団子の様に取り付けられており整備性はお世辞にも良いとは言えません。
とてもメーカーが作ったとは思えない様な部品配置と配線です。
こちらも電解コンデンサの交換とカップリングコンデンサの交換を行いました。

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電解液が滲み出たように見えます。これ位大きいコンデンサでも液漏れが起こるんですね。

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性格上見た目が綺麗でないと気に入らないので部品はなるべく縦・横に配置するようにしました。
これは完全に自己満足の世界ですが。
カップリングコンデンサはASCの物に交換です。
元のフィルムコンデンサより寸法が大きく音に期待が持てます。
ただしカップリングコンデンサは一番下に取り付けがされていたので周りの部品を全て外してからでないと交換できないと言った状態で、2台分8箇所のコンデンサを交換するだけでまる1日以上の時間を要してしまいました。

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修理・オーバーホールがおわりましたので出力管のバイアス調整です。
最初から電流測定ができるように回路を組み込んであり電流計をジャックで取り付けすればすぐ調整できます。これは簡単でいいですね。

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音の印象はまず低域の力強さがかなり凄く曲によっては暴力的と言える位音がでます。
また音域レンジも広く音の分離や繊細さも持ち合わせておりかなり聞かせてくれる音をだしてくれます。
我が家のアルテック604ではその力を受けきれないような感じですね。


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 2011_05_03




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D/Aコンバーターを含むCDプレーヤーのみの受付になります。
詳細は
(お問合せ・ご依頼の前に)
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(オーバーホール・メンテナンス受付)
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29年度第一回受付は再開同日、2月26日深夜1時50分に閉じました。
ご依頼については、次回、受け付けをお待ちください。
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  山手サービス 高橋

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