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山手サービス

Author:山手サービス
本業の制御の仕事があまりに暇なので趣味のオーディオのメンテナンスを始めたところ、自分の過去の仕事内容とメンテナンスがかなりの範囲で一致しており、気がつくと本業よりこちらのウエイトが大きくなっているこの頃です。
制御はアナログ・デジタル・マイコン回路設計、アッセンブラ・C言語・CADソフト、民生器機のマイコンボード設計・ソフト作成を経験して現在は制御盤設計製作を個人で行っています。
オーディオのメンテ修理ではCDPが一番気が入ります。何でって・・そりゃ音の変化が顕著に現れるのが嬉しくて。
ご依頼については

の主旨にご賛同いただいたうえでお願いいたします。

(ゆとり)OR(余力)

ブログ村




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今回は愛媛のK氏宅のサブシステムの紹介です。

スピーカー
   アルテック ボイスオブシアター A7-500
CDプレーヤー
   KRELL CD-DSP
プリアンプ
   KRELL PAM-3
メインアンプ
   Marantz #9 1960年頃オリジナル

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オリジナルの塗装の状態もとてもよいA7です。
新品購入した前オーナーがいかに大事に使っていたかが窺えるスピーカーです。
500リッターの容積が有るスピーカーですが、意外と大きく見えません。
奥行きを大きく取っているせいでしょうか。
また板厚もあまり厚くない物を使っているようです。

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マランツの往年の名器、オリジナルの#9です。
近いところで2002年当時のフラグシップのパワーアンプMA-9S1のセンターメーターのルーツはここに在ったんですね。
K氏がよく通っているオーディオ店の主人も店に置いておきたかった様で、K氏が店の隅っこに在ったこのアンプの事を聞くまで黙っていたそうです。

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年式から見ると目立つキズもなく状態の良いアンプだと思います。

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KRELLプレーヤーとプリアンプです。
繋ぐだけで音が透き通り広々とした空間が広がってくるPAM-3とこれまたクリアでスピード感・力強さをそなえたCD-DSP、共に新品の様にきれいでこれも年式を感じさせません。
現状でも出てくる音は遠くから聴いても繊細で温かみのある魅力的な音がしています。
現在Marantzのプリアンプ#7オリジナルを入手して整備中との事でこちらのシステムも大きく変わって行くようです。
今後が楽しみですね。


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 2010_11_28


STUDER A725

Category: A725  

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スイスのスチューダ・ルボックス社の業務用CDプレーヤーのA725で、
当時フィリプスの定番のピックアップCDM-1とDAコンバーターTDA1540を使っていました。
以前修理したルボックスB226と同じ様な外観ですが操作ボタンの配置が若干ちがいます。
このプレーヤーは音が出なくなったとの事で此方にきました。

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早速調査の為に天板を外します。
天板はネジ4本で天板とリアパネルが一体で外れます。
眼に飛び込んでくるのは1980年台のラック式コンピューターの様に機能別に作られた基板をマザーボードにコネクタで接続といった構成です。
メンテナンス性はかなり良いと思います。
また、中央には堅牢な作りのCDドライブが見えます。
A725はCDM-1とトレイが一体で本体より開閉する機構になっています。

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動作確認したところCDの認識・再生は問題がなさそうです。
どうもアナログ回路側に問題が起こっているようです。
RCA出力から信号を遡るとD/A変換の信号が出ていません。
D/A変換をよく調べると-17V電源ピンに電圧がきていません。
さらに-17V電源を遡ると電源基板の電源回路が電圧出力していないのが分かりました。

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定電圧レギュレーターが不良だったので手持ちの3端子レギュレーターで回路を作成しなおして、修理OKとなりました。
この後電解コンデンサ交換と半田増しを行いました。

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音はアナログ的な音で中低域の厚みと余韻、現在でも充分通用する能力を持っています。
出力段につかっているオペアンプの変更をすれば最近のハイファイ的な音楽も難なくこなしてしまう実力があり、この音を聴けばいまだに人気があるのが理解できるプレーヤーだと思いました。


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 2010_11_10


YBA CD INTEGRE

Category: INTEGRE  

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フランスのYBA社のCD INTEGREです。
1999年頃の製品で特許の読み取り情報向上用ブルーダイオードが付いています。
現在このブルーダイオード付きの製品はPASSION 400 CD Playerで118万円の価格で販売されています・・・た・高い
このプレーヤーはCDを認識しないとの事で此方にきました。

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早速動作確認の為に天板を外します。天板や底板・前面パネルなどはアルミを使いネジもステンレスを使うといった様に非磁性体の材料を使っています。信号への配慮でしょうか。
写真では分かりませんが底板へ黒の塗装をしていますが厚塗りでとても綺麗です。
大きなコンデンサが印象的ですね。
どうも右上のコンデンサ(出力カップリング)には音質にこだわった事で人造ダイヤが入っている様です。
見た目のセンスはさすがはフランス製と思わせます。
左上のフライトコアは電源ノイズ低減の為にこの度追加したものです。

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RCA出力回路の抵抗もYBAのオリジナル製品のようで1Wクラスの大きさがあります。
この他配線に銀の単線を使っている所が有ります。
トランジスタは型式の記載が削りとられてしまっています。

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CDを載せて動作確認するとレーザーは発光していますがCDは回転しません。
CDドライブモーターへの出力回路に問題があるようです。
基板の回路を確認したところモーターへの出力トランジスタが壊れていました。
手持ちの同等品のトランジスタに取り替えてCDの動作はOKとなりました。
中央で青く光っているのは特許(パドラックス方式)のブルーダイオードです。

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この後電解コンデンサの交換と半田増し、RCA出力用オペアンプの変更等を行い修理とオーバーホールが終了しました。
音はレンジ・艶・スピード共に申し分のない音で低音に至っては我が家のアルテック620Aもどきが負ける(低域が素直に前に出ずこもってしまう)程の音が出てきます。
さすがはハイエンドのプレーヤー情報量が多いですね。


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 2010_11_08



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イギリスのロクサン社が最初に作ったCDトランスポートROK-DP1と、同時に発売されたD/AコンバーターROK-DA1です。
トランスポートは写真で見るよりずっと大きく存在を主張しています。
このプレーヤーはCDを認識しないとの事で此方にきました。

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動作確認するも上部のカバーが閉じないと動作しないのでCDの動き確認ができず、早速確認出来る様に分解です。
分解は底板側より外して行きますと三角形に配置された大きい防振ゴムが現れます。

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さらに分解を進めるとCDドライブが現れます。
先程の防振ゴムに引き続きCDドライブはスプリングで中に浮いています。
ここでさらにカバーの開閉用のリンク等を外すとやっとCDドライブ単体が外れて出てきます。

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とり合えずCDの動作が見える状態にセットして動作確認開始です。
CDをセットしてもCDは認識出来ませんでした。
CDをどけてピックアップを見ていると、レーザーが発光している様に見えません。
スレッドのプレイ側リミットSWとオープン側リミットSWの接点が黒くなっていたのでとりあえず接点を清掃してリミットのON・OFFを確認して再度動作確認するもCDはピクリとも動きません。
他に問題が有るようです。
回路図は無いのでピックアップから配線を追って回路を確認したところコントロール用のマイコンよりレーザー発光指令が出ていないようです。
この後マイコンへの入力信号を片っ端から確認すること2日間やっと原因がわかりました。
途中何度もピックアップが悪くてここから何かの信号がマイコンに送られてマイコンの指令が出ないのではないかと思わされましたが、これで仕事に成ったとホットしています。
詳しくは記載出来ませんがCDプレーヤーが動作しないのは当時のロクサン設計者が考えたアルゴリズムが一般的なCDプレーヤーと違っていた為通常の修理ではマイコンがレーザー発光指令を出せない事にありました。

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今回も不具合確認でいい勉強をさせて頂きました。
原因が分かると喜しいものです。疲れが一気に吹き飛びます。
分解組み立ては思ったより簡単に出来ます。
ただ物が大きいのでぶつけないように注意しながらの作業なので気を使います。

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D/Aコンバーターの方は問題が無かったので早速音だしです。
軽快で輪郭のしっかりした音の中に中音域の張り出しが気持ち良く響きます。
さすがはロクサンと言う音ですね。

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 2010_11_04




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D/Aコンバーターを含むCDプレーヤーのみの受付になります。
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