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山手サービス

Author:山手サービス
本業の制御の仕事があまりに暇なので趣味のオーディオのメンテナンスを始めたところ、自分の過去の仕事内容とメンテナンスがかなりの範囲で一致しており、気がつくと本業よりこちらのウエイトが大きくなっているこの頃です。
制御はアナログ・デジタル・マイコン回路設計、アッセンブラ・C言語・CADソフト、民生器機のマイコンボード設計・ソフト作成を経験して現在は制御盤設計製作を個人で行っています。
オーディオのメンテ修理ではCDPが一番気が入ります。何でって・・そりゃ音の変化が顕著に現れるのが嬉しくて。
ご依頼については

の主旨にご賛同いただいたうえでお願いいたします。

(ゆとり)OR(余力)

ブログ村



REVOX B226-S 7台目

Category: B226  

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今回は神奈川の田中氏よりの依頼でB226-Sの修理・オーバーホールです。
このB226-Sは約30年前にオランダの代理店経由にて220V仕様の物を購入し15年前にステラボックスにて100V仕様に変更し現在に至っているそうです。

10年位前から音飛びが出る様に成り日本のオーディオメーカーにて修理するも音飛びは治らずとの事で今回此方に来ています。

この前触れからはちょっと手こずってしまいそうな気配がプンプンです。

B226-Sは過去にも対応したことが有りましたがこのB226-Sは外観が民製器のごとくサイドプレートが化粧板となっており押釦の意匠も黒色に金が覗き表示器は液晶にバックライトとスチューダーのA727と同じと言った状態で高級機の佇まいです。

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中を確認するとピックアップがCDM-1 mKⅡと高級機に使われるものを使っています。名前はB226-Sですがこれは全くの別物ですね。

早速動作を確認しましたがレーザー発光をしている様に見えません。ピックアップが駄目かと思いましたが調べるとRFのICの不良が見つかり交換です。

レーザー発光はする様に成りましたが全くCDの認識をしてくれません。ピックアップの動作をよく観察するとピックアップ自体にも不具合があり再調整です。

なんとかCDを認識する様になったのでアイパターンを確認すると電圧幅が異常に広く成っています。レーザー電流をみるとこれまたかなり電流を流す様に調整されています。

どうも過去の修理でCD認識をさせる為にレーザー電流を大きくしていた様です。このままでは早めにピックアップがお釈迦になってしまうので電流を下げる様に調整です。

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現状ではまだCDの認識が4回に1回位しか成功しないのでさらに調査です。

RF基板・スピンドルモーター基板のオーバーホールを行っても症状は改善しないのでスイングアームを制御しているICも交換です。少しCDの認識が良く成りましたがまだ確立的には5割程度です。
電気系はほぼ新品状態なので今度はスイングアームの機構の調査です。

スイングアーム系はメカ的な不具合は過去にあまり無かったのでまさかと言った状態を発見です、やはり思い込みは厳禁ですね。

やっとCDの認識も出来る様になりオーバーホールの実施です。

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何時もの様に電解コンデンサの交換や半田増しの実施を行い完成まじかです。

フロントパネルを取り付けエージング開始です。順調に音出しが出来ていると思ったらCDの最後の方で音が歪む様な音飛びの様な妙な感じに成る不具合が発生です。

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不具合調査を行うとなんとスイングアーム部のフィルムケーブルに折り目がくっきりとついています。折り目が抵抗に成り再生に支障を発生させていた様なので折り目を修正して此方も解決です。

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エージングを再開して3時間位でしょうかスピーカーからの音に異常を感じ、調べていると電源回路部のトランジスタが目の前で白煙を上げて焼損です。
焼損したトランジスタは過去の不具合でも焼損して交換しておりましたので、型式や回路電流を確認して倍の電流容量のトランジスタに交換しました。
トランジスタ焼損と共に表示器のバックライトもきえてしまっています。此方も過去に同様の不具合が有ったと聞いていたので元の回路の使用をやめて新たな回路にて修理です。
トランジスタが目の前で煙を上げた時には目が点になりました。ほんと古い機器は何が起こるか判らない物ですね。




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前回のEMT981に引き続きこのB226-Sも最初の予感の通りかなり手こずってしまいましたがこれで当分良い音を聴かせてくれると思います。

難しい不具合が続くと暫くは何もしたくないと思うのは私だけでしょうか・・・

後日夫婦でオーディオ三昧のメールを頂きました。この様なメールを見るとぼやいていている間があるなら頑張って1台でも多くオーバーホールしなければと思ってしまいます。




 2014_12_23


REVOX B226 5台目

Category: B226  

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今回は岐阜のN氏からの依頼でREVOXのB226です。
15年前にトレイが開かなくなりずっとオーディオ棚に置いていたそうですが往年のルボックスサウンドが忘れられず今回の修理依頼となったそうです。

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トレイ開閉不良はタイミングベルトの歯こぼれに拠る物でした。
何度かタイミングベルトを交換していますがB226に使用している物と同じ物は無く少し幅の広い物を購入して幅を切り詰めて使用しています。
手作業なのでなかなか真直ぐ切れないのは愛嬌です。

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ピックアップはまだまだ使用出来る範囲です。
CDM-1もかなり診てきましたがほんと耐久性のあるピックアップですね。

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今後の使用に向けてCDM-1も給脂等のメンテを実施です。

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今回もトレイのガイドローラーのゴムリングが切れていましたので汎用ベルトにて修理です。

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修理・オーバーホールもほぼ完了した所でフロントパネルのランプ切れに気が付きここで再度分解です。

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せっかくなのでランプのLED化です。
最近はLEDも広角の物の販売が一般的に成って来たので白熱灯との交換が容易になりました。

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アナログチックな音なのでBGM等で連続で流しても聴き疲れしない音ですね。


 2014_04_08


REVOX B226 4台目

Category: B226  

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今回は宮城のK氏よりの依頼でB226の修理です。
このB226はK氏のワンオーナー品だそうですが最近トレイの開閉がきちんと出来ないのと、CD再生中に電源が落ちるとの事で此方にきました。
黒のB226とは珍しいですね、外観もほとんど傷もなくかなり大事にされていた様ですね。

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早速トレイの開閉について調べるとトレイベルトの歯が脱落していました。
このベルトは前回と同様に類似のベルトにて交換して修理は完了です。

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ピックアップの状態も気になるのでアイパターンを測定すると全く問題の無い波形です。
25年が経つとは思えない程しっかりとした波形は流石です。

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次は電源が落ちる不具合の調査ですが電源周りやコントロール回路等を色々調べましたがなかなか原因が見つからず、調べる事2日やっと問題が発生している所が判り対処する事ができました。
これでやっとオーバーホール作業に移る事が出来るようになりましたやれやれです。
ブログには無いですがB226の修理はこれで4勝2敗です。
意外と故障すると修理が難しいですね。
2敗の内容はコントロール用のマイコンが駄目になっていました。
昔マイコンを使った基板の設計やプログラム作成をしていましたがマイコン自体が壊れるとは思いもよりませんでした。

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音は電解コンデンサを交換しましたので新品時の音に成っているのではないかと思います。
アナログ的で安心して聴いていられる音ですね。


 2011_12_23


REVOX B226 3台目

Category: B226  

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今回は群馬のN氏よりの依頼でルボックスB226のトレイ開閉不具合の修理とオーバーホールです。
表示の色がいままでのB226と違いブルーです。
見た目がすっきりして綺麗ですね。

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トレイの駆動系を確認するとなんとベルトが1/3位ちぎれていました。
下に見える金具にタイミングベルトの凹部分を引掛けてトレイの開閉を行う機構になっており今回この部分がちぎれた事による不具合でした。

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コネクタ部分に発生している錆です。多分緑青と空気中の水分とが混ざった液体状の物です。
フィリップス系のコネクタはたまにこんな状態の物があります。
今回はまだ配線は切れていませんので入念に錆落としです。

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ほぼお眼にする事がない操作釦の接点部分です。
20年位前の制御盤のSWの方法ですね。
接点には金メッキが施され職人気質が感じられます。

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ベルトは産業用のタイミングベルトより探し一番近い物を購入しました。
歯の規格と歯数は同じ物がありましたが幅の同じ物がなかったので元のベルトの幅に揃えて切断しました。
なんとスチールワイヤーが入っていました。
流石は産業用のベルトです。これで2度と切れる事はないでしょう。

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ベルトの交換や電解コンデンサの交換も順調に作業がすすみ音出しです。
音質に影響するのはオペアンプの電源用のコンデンサだけなのでほぼ発売当時の音が出ていると思います。
一言でいえば落ち着いた音です。


 2011_07_10


REVOX B226 2台目

Category: B226  

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このスチューダ・ルボックス社のB226はCDを認識しないとの事でこちらに来ました。
このプレーヤーも大事にされていた様で前面の上部に1箇所討ち傷があるだけで他は年数を感じさせない状態です。
早速動作確認しましたが確かにCDを認識しません。

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CDの動作が分かるようにカバーを取りますと写真左側のD/Aアナログ基板上に広範囲にわたり錆びが発生していました。

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IC・トランジスタ・抵抗・ジャンパー・コンデンサ等に錆びが発生しています。どうも電解コンデンサが液モレを起こしたようです。
緑色は緑青の錆びで茶色は鉄系の錆びです。

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左の3個のコンデンサを外すと右2個のコンデンサに電解液の漏れが確認できました。

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錆びの発生しているジャンパーと電解コンデンサは交換を行いました。
IC・トランジスタ・抵抗の足は錆びを落とし錆びの酷かったものは半田めっきを行いそれ以外はフラックスをコーティングしました。
基板は入念に清掃を行いとりあえず動作確認を行ったところCDを認識できる様になりました。
どうも液モレを起こしたコンデンサを使っていた電源が不良になっていた為にCD認識ができなかったようです。
この後オーバーホールの依頼が有りましたので全基板の半田増し・電解コンデンサの交換・ピックアップ部(CDM-1)の清掃グリスUP・アイパターンの確認等を行い作業は順調に終了しました。

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作業途中で表示器用のランプが切れているのを見つけました。
この際なので高輝度のLEDでランプを作成しておきました。
これで今後表示ランプの切れを心配しなくて済む事でしょう。

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結構狭い場所に取り付けられていた為LEDの飛び出しが邪魔になりLEDの頭をカットして取り付けました。

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修理途中の動作確認でPAUSE状態になる事があり何かおかしいと思っていたら、エージングを始めると高い頻度でPAUSE状態が発生するようになりました。
どうも操作関係のコントロールに問題があるようです。
前回のB226と同じくデータバスにプルアップを取り付け等の対策を行いこの問題も解決です。
やっとエージングの開始です。
この頃のCDM-1を使ったプレーヤーの音は何ともいえない音の厚みがあり気持ちの良い音がでますね。
元々のピックアップの読み取りが良いのでしょうね。
オペアンプを交換すると今まででは再生出来なかった音も聞こえてきて今まで以上の音を聞かせてくれています。


 2011_01_17


REVOX B226

Category: B226  

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スチューダ・ルボックス社が作った民生用のCDプレーヤーですがルックスは業務用そのものですね。
左側にあるスイッチで演奏の順序や演奏時間の設定等かなり多機能な事が出来るようです。
このプレーヤーはCD認識しないので修理にきました。
ピックアップのメカ部分を見てみるとCDドライブモーターの動きに渋さが有りましたのでベアリング・シャフトのグリスアップCDの高さ調整を行い一応CDの認識をするように成りました。

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音だしをするとCDM-1の音といいましょうか適度に厚いアナログ的な艶っぽい音が広がり気持ちがいいですね。
この後突然電源が落ちる不具合が何度か発生したので全ての電解コンデンサの交換を行い5日のエージングで動作に問題が出なかったので修理完了となりました。
1枚目の写真のプレーヤーの上の付箋は電源が突然落ちた事を忘れない様にメモ書きした時の物です。

**帰ってきました**

使っているときに電源が落ちたとの事で再度此方にきました。
電源が落ちた時の状況を詳しく聞いてみた所どうも動作コントロール用のCPUがリセットしている様なので回路を確認したところ、POWER SWはバスバッファ(HC244)でデータバスと繋がっており、このCPUのデータバスにプルアップ抵抗が無い事がわかりました。
症状から原因はPOWER SWの入力が一瞬切れて今回の症状を起こしていると思われるので、データバスにプルアップ抵抗を追加してデータの安定させて様子を見る事としました。


 2010_05_30




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♪お知らせ♪

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OH前提の上での不具合対応と成ります。
D/Aコンバーターを含むCDプレーヤーのみの受付になります。
詳細は
(お問合せ・ご依頼の前に)
http://longingforaudio.blog.fc2.com/blog-entry-21.html
(オーバーホール・メンテナンス受付)
http://longingforaudio.blog.fc2.com/blog-entry-192.html
29年度第一回受付は再開同日、2月26日深夜1時50分に閉じました。
ご依頼については、次回、受け付けをお待ちください。
問合せについては、
下記メールをコピーペーストして送信ください。
meerschaum@wonder.ocn.ne.jp
  山手サービス 高橋

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