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山手サービス

Author:山手サービス
本業の制御の仕事があまりに暇なので趣味のオーディオのメンテナンスを始めたところ、自分の過去の仕事内容とメンテナンスがかなりの範囲で一致しており、気がつくと本業よりこちらのウエイトが大きくなっているこの頃です。
制御はアナログ・デジタル・マイコン回路設計、アッセンブラ・C言語・CADソフト、民生器機のマイコンボード設計・ソフト作成を経験して現在は制御盤設計製作を個人で行っています。
オーディオのメンテ修理ではCDPが一番気が入ります。何でって・・そりゃ音の変化が顕著に現れるのが嬉しくて。
ご依頼については

の主旨にご賛同いただいたうえでお願いいたします。

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今回は富山のA氏の依頼でバルコのEMT982です。
憧れのEMT982を入手できたのにトレイの開閉が出来ないとの事で此方にきました。
EMTは業務用で多用の操作が出来る様に成っていますが、チェックの確認に必要な繰り返しの操作設定が出来ず今回もCDが止まる度に再生スタートを繰り返す事になりそうです。

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トレイの開閉原因はA氏からの連絡の通りトレイ開閉ギアの歯が全て無くなっていた事によるものでした。
ギアのシャフトも錆が出ておりかなり前にグリス切れを起こしていたようです。

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このEMT982のCDドライブユニットもダンパーがへたりCDとトレイが接触する状態に成っていましたのでダンパー部を補強して対応です。

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今回はオーバーホールの他に音質改善も提案して実施する予定でしたが、ここで大きな間違いに気が付きました。
EMT982のアナログ出力のオペアンプは2回路入りの16ピンフラットパッケージで交換できるオペアンプが有りません。
間抜けた事にEMT982を2台もオーバーホールして全然気が付いていなかったんですね。この事をA氏に連絡して音質改善は無しとさせて頂きました。

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EMT982の電源部は日本製のスイッチング電源が使用されております。ドイツ人から見ても日本製の方がコストパフォーマンスが高いのでしょうか。
スイッチング電源に使用されているコンデンサの耐電圧や容量が特殊なために別途手配を行っていた為に最後の作業です。
コンデンサを外すと電解液の漏れている物が数個ありパターンに錆がでていましたが、まだ基板のパターンが無くなっていない状態だったので、今回のオーバーホールはグットタイミングですね。

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音質改善は出来ませんでしたが電解コンデンサを交換したので往年の音を堪能できると思います。


 2014_04_12



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今回も前回のEMT980のオーナーの東京のS氏よりの依頼でBARCO EMT982の修理です。
特定のCDの1トラック目での音飛びやCDのトラックエンドへのサーチを行うと認識が出来なくなると言った状況です。

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早速アイパターンを見ると音飛びする時は波形に乱れが出ています。
この時にCD周りからも何かが擦れるような音がでていますのでサーボが頑張って動いている様です。
最初はCDのチャッキング部の清掃を行ったり、CDの水平を出したり、RFやサーボ関係の電解コンデンサの交換や半田増し等を行ってみましたが症状の改善は見られませんでした。

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ちょうど手持ちにCDM-9が有ったのでピックアップ部分のみを交換してみました。

結果は期待に反して症状に改善は見られませんでした。

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音飛びが出るCDの記録面を観察すると1トラックとそれ以外のトラックで反射が違っているのが見られます.
この1トラックの反射と良く似た反射が見えるのは記録の無い部分です。
どうもこの1トラックの焼き込みはあまり良くないのではないかと思います。
ただ他のCDプレーヤーでは音飛び無く再生してしまうので、EMT982側にも初期の性能を発揮できない所が出ていると思われます。
今回はこれ以上調査できるパーツを持っていないのでここで調査は終了です。

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引き続きオーバーホールの実施に移りましたがコントロール基板のDsbコネクタ固定用のネジを切ってしまいました。
パワープレイは駄目と判っていてもやっちゃう物なんですね。
調子が乗らない時ってこんなものなんですね。
手持ちのDsbのネジを使用しようとしましたがネジの規格がインチネジらしく使用できません。
同じネジサイズの物を急遽発注です。

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感心した機構がありましたので紹介です。
操作パネルのジョグダイヤル自体を押すとジョグダイヤルの機能が変わります。
ジョグダイヤル自体にON-OFFのスイッチが有るのかと思えば実は基板にスリットを入れてジョグダイヤル全体を動かして近くの押しボタンをON-OFFする構造を取っています。
頭の体操の様な機構ですね。

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フィリプス
のCDMに使用されているRF用のICやスイングアームコントロールIC等に対しての不具合対処経験がまだまだ少なく正常な動作なのか異常な動作なのかの判断が付かないのが現状です。
不具合への処置が出来なくて中途半端ですが、今後の課題としてスキルを上げて対処出来る様にしなければと思わされた物件です。


 2013_05_07


BARCO EMT982

Category: EMT982  

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今回は東京のS氏よりの依頼でBARCO EMT982です。
ローディングが不安な状態との事で来ています。
外観はEMT981と良く似ていますね。

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中を確認すると流石は業務用と言った作りで、メンテナンス性は非常に良いと思います。
多層(両面)基板にフラットケーブルと制御基板の設計や製作をしていた頃と殆んど同じ様な内容で懐かしさを感じます。

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トレイ動作に少し引っ掛かりがありましたがやはりトレイギアの破損が確認されました。

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CDが回ると何か擦れる音がします。
トレイ部を確認するとCDのリフトが足らずCDとトレイが接触している音でした。

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EMT982のピックアップはCDM-9PROだったんですね。今回が初のお目見えです。
CDとトレイの接触の原因はCDドライブユニットを支持しているダンパーのヘタリの様です。
ダンパー自体を入手する事は出来ないのでダンパーを補強する事でヘタリに対応です。
ドライブユニットを取り出すとここで大きな問題を発見です。
なんと支持フレームに割れが有ります。
これでは音にも影響が出ていたのではと思える状況です。
過去の修理でドライブユニットの取外しを行った時にパワープレイをしている様です。
フレームはプラスチック製でキャシャな作りなので無理な力を入れると割れてしまいますよね。

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ダンパーと同じく入手は不可能なので割れたフレームの修理です。
割れた所にステンレスのバーを貫通させて接着補強です。

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表示基板のLEDですがここにもパワープレイの跡があります。
表示基板をフロントパネルに取り付ける際にこのLEDは穴に収まるのですが穴に入っていない状態にて基板をフロントパネルに取り付けた様です。
ここらの7セグLEDやLEDも使用した事があり懐かしく見させて頂きました。

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ピックアップの状態を確認するとこちらはまだ問題の無い状態でした。
この後電解コンデンサの交換等を行い作業は完了です。

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後ろ姿の素気なさはほんと業務用です。
音はEMT981よりも高域が伸びてハイファイ的な方向に振られています。
全体にはバランスの良い音作りですね。


 2013_03_25




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D/Aコンバーターを含むCDプレーヤーのみの受付になります。
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  山手サービス 高橋

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