GOLDMUND √SR CDP
今回は以前KRELL CD-1を修理オーバーホールを行った静岡のS氏よりの依頼でGOLDMUNDの√SR CDトランスポートです。
ネット上には全く情報は有りませんがステラボックスのシールが貼ってある正規輸入品です。
なかなか珍しい物をお持ちですね。
CD押さえにガタが有って使用できないとの事だったのでまずはCD押さえの確認です。
CD押さえの中央のウエイトと円盤との接着が剥がれてウエイトが浮き上がっていたので原因はここの様です。
再生できる状態になったので早速ピックアップの確認です。
電圧幅は1.42Vと十分なのでこの後オーバーホールの実施です。
まずはCDドライブユニットを外そうとしましたがM4の6角穴付きトラスネジ2本を緩めようとするも6角穴をなめそうで外す事が出来ません。
格闘すること1時間やっと外す事ができました。ネジの大きさに対してトルクを掛ける穴が小さすぎます。
今後の事を考えてネジを通常のキャップスクリューに交換です。
5・6年前に騒がれたSACDとは違い内部に使用している基板は全てゴールドムンドが製作している物です。
使用されている電解コンデンサはルビコン・マルコン・フィリプスと多様です。
オーバーホールも終わり音出し確認するとCDを認識出来ない事があるので原因の調査です。
手持ちのピックアップと交換するも症状の改善は無くピックアップの問題では無い様です。
作業中にCDドライブユニットへのフラットケーブルのコネクタ部の圧接に隙間が有る様に感じたのでフラットケーブルを触ると症状が改善する様なのでフラットケーブルの作り直しです。
トップは1枚物のスモークのアクリル板で、大きさは小さいですがLPプレーヤーの様な作りです。
後ろにはRCAジャックの穴?と思われるめくら栓があります。
同じ形でCDプレーヤーも作っていたのでしょうか。
後ろ姿もシンプルですね。