プロフィール

山手サービス

Author:山手サービス
本業の制御の仕事があまりに暇なので趣味のオーディオのメンテナンスを始めたところ、自分の過去の仕事内容とメンテナンスがかなりの範囲で一致しており、気がつくと本業よりこちらのウエイトが大きくなっているこの頃です。
制御はアナログ・デジタル・マイコン回路設計、アッセンブラ・C言語・CADソフト、民生器機のマイコンボード設計・ソフト作成を経験して現在は制御盤設計製作を個人で行っています。
オーディオのメンテ修理ではCDPが一番気が入ります。何でって・・そりゃ音の変化が顕著に現れるのが嬉しくて。
ご依頼については

の主旨にご賛同いただいたうえでお願いいたします。

(ゆとり)OR(余力)

ブログ村





2017年7月28日掲載
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特定のCDで音飛びが出ると言う事でちょうど5年ぶりに点検です。
ピックアップはまだまだ問題の無い状態でこの調子ならあと5年位は大丈夫そうなので一安心です。

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2012年頃はまだ良いグリスが無く色々とグリスを試行錯誤していた状態でしたのでどうもスレッドガイドバーのグリス切れが起こっていた様です。
今回新たにグリスを塗布して点検完了です。
今使っているグリスの耐久性は判りませんが少なくとも以前に使用していたグリスよりは性能の良い物を使っているので5年以上は持つと考えられます。


2012年3月27日掲載
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今回は大分のY氏よりの依頼でWADIA6の修理です。
CDを認識出来ない事が頻繁の出る様になったとの事で此方にきました。
この個体も外観はすこぶる良好で僅かに打ち傷がある程度です。

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この写真をみて今までのWADIA6と違っていると判った人はよっぽどのWADIA通です。
私も最初は何も思わず底板を外しましたが。
実際に基板を外す段になって今までのWADIA6との違いに気が付きました。
そうです。
底板の開口が基板より小さくここからは基板を外す事が出来ません。
色々と悩んだあげく結局は筐体を全バラ状態にしてコントロール基板を取り出しました。
このコントロール基板のオーバーホールだけでまる1日の作業となりました。

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WADIA6の2台目
の時もコントロール基板のダイオードブリッジが錆びていましたが、今回のWADIA6も錆がでていました。
今回オーバーホールをしていなければ突然電源が落ちて動かなくなる所でした。

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ピックアップ交換・オーバーホール・音質改善を行い、ふとVRDS円盤の動きを見ているとなぜか上下にブレがでています。
たぶんスピンドルモーターのシャフトが曲がっているのだろうとモーターを交換しましたがブレが治りません。
なんとVRDS円盤自体の不良でブレがでていました。
手持ちのVRDS円盤と交換してブレはなくなりました。
CDを再生してしまうのでたぶんメーカーの検査をすり抜けて出荷されたのでしょうね。

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表示器も暗くなっていたので交換を行い、表示窓も脱落していたので修理をしましたので、ほぼ全滅状態のWADIA6でしたがこれで修理・オーバーホールも完了です。

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WADIA6も人気商品となった分改良も色々とされている事を今回も再認識する事となった修理でした。


 2017_07_28



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今回は東京のS氏からの依頼でWADIA6のオーバーホール・音質改善の実施です。
中古販売店から今年の初めに購入したもので最終的にはLTD-Blue化まで実施したいとの事です。

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ピックアップは残念ですが寿命のようなので中古良品に交換です。
通常はレーザー電流調整を行いアイパターンの電圧幅を新品並みにするのですが、今回交換したピックアップは電流調整無しでOKでした。中古品でも程度の良い物が有るんですね。

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表示窓は過去に一度修理していた跡が有りましたがそれでも脱落しています。あまり丁寧な修理とは言えず表示窓の表に接着剤の跡が残っていました。

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WADIA6も既に40台目となり交換パーツや作業手順がほぼ確立して来ましたので流れ作業的にオーバーホール・音質改善をこなせる様になっているので気分的には楽ですね。
ただD/Aアナログ基板の銅箔が弱いので電解コンデンサ交換時に必ずランドが取れてしまいます。
細心の注意を払って作業したにも関わらず今回も5個位ランドが取れてしまいました。
このWADIA6はLTD-Blueまで行う予定なので、基板保護の為にLTD時に使用するコンデンサを使いました。

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今回は音質改善までですが、この状態でもかなりのレベルアップした音に成っているので十分聴き応えが有ると思いますね。



 2017_04_08



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今回も神戸のMA氏からの依頼でWADIA6のオーバーホールと音質改善です。
当初は既にメンテナンスしたWADIA6SpiritWADIA21LTDのスペア機として使用との事でオーバーホールの依頼でしたがSpiritやLTDを聴いた後では音的に釣り合いが取れなくなるので音質改善をお勧めし、今までの音質改善にLTD等で使っている方法を少し加える事にしました。

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WADIA6の初期の頃に使用されているコントロール基板のネックは半田クラックと電源部のブリッジダイオードの腐食です。
今回は錆の発生は有ったもののまだ足が存在していたので錆び落としと半田メッキで対応です。

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リフトやトレイベルトに2周り位小さく細い物が使われており来た時にはリフト動作が出来ない状態でした。
リフトが動かないと通常の手順では分解が出来ず、困った構造のプレーヤーです。

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オーバーホール・音質改善の作業もほぼ完了し後は音出しエージングです。
VRDSのブリッジ部にある矢印は過去のメンテナンスの跡だと思われます。出来れば消したかったのですが矢印が素材に染み込んでおり取ることが出来ませんでした。

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音出しエージング2日目に音飛びの発生です。
アイパターン測定時にスレッドのガイド部への清掃・グリスアップは実施していたのですが、これだけの汚れ(錆?)がでました。
アメリカより購入との事ですがピックアップの状態からはあまり使用されていなかった様にみえるのでスレッドガイドに錆が出ていたものと思われます。

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アメリカからの個人購入となるのでアクシスのシールの無い後ろ姿です。
音はSpiritやLTDと聞き比べるといまいちとなるでしょうがそこそこに良い音になっていると思います。


 2017_03_03



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今回は兵庫のU氏からの依頼でWADIA6の修理・オーバーホールです。
過去にCDの読み込みが出来ずピックアップを交換したことがあり、今回表示が出なくなったりトレイが開かなくなるといった不具合が出ているようです。

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今回も35台目と同じく製造番号が2桁台なので底板の開口が小さく問題と思われるコントロール基盤を外すには全バラ状態になります。
こんな状態なので不具合調査での作業が困難になる事を避け、コントロール基盤を動作品に交換する事にしました。

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過去に交換したピックアップの検査シールからこのピックアップはアフターパーツの物だと判ります。当方も過去にこのピックアップを購入した事がありましたが、ピックアップのアイパターンやレーザー電流よりWADIA6等の高級機に使用するピックアップではないと判断し購入先に返却したことがあります。
今回ピックアップ交換を依頼されていましたのでWADIA6に使用できる性能の物を取り付けです。

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ピックアップの状態確認を行う時にVRDS円盤の振れが大きい事が判りVRDS円盤もブリッジ毎交換です。
振れの動画は1つ前に掲載した「VRDS円盤の振れ」の状態でかなり大きい振れでした。

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予定の作業が無事完了し後は音出しエージングです。
オーバーホールだけでも元の電解コンデンサより音域レンジが広がりますので気持ち良く聴く事が出来ると思います。






 2016_08_09



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今回は東京のK氏からの依頼でWADIA6のオーバーホールと音質改善です。
長年使用してきましたがとうとう音飛びの発生やCDの認識が出来なく成る事が頻繁になって来たそうです。
実際の状態はトレイ閉をしてもトレイが勝手に開く状態でCDの認識以前の状態でした。

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トレイが勝手に開くのはK氏が交換したトレイベルトの径が小さく、それによるトレイギアやプーリーの摩擦抵抗でトレイの開閉スピードが遅く成っていた事が原因でした。
トレイベルトはホームセンターで似通ったベルトを購入し半分にカットして使っていたそうです。
リフトベルトの交換は煩わしいのでしたくないしたくない作業の1つなのですが、リフトベルトもこのベルトに交換されていたので、かなり器用な方だと思います。

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メールでのやり取りでは修理・オーバーホールだけだったので、ほぼ完成した状態で連絡を入れた所、20年もつピックアップと予算の範囲で出来る事を依頼されたので新品ピックアップへの交換と音質改善を行う事になりました。

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ピックアップを新品に交換して感じたのは音の良さですね。やはり新品の物は取りこんでいる情報量が多い感じです。

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リモコンの調子も悪いとの事だったので、分解時にケースが割れる可能性を了解頂き分解してみました。
基板を確認すると数か所パターンが黒く変色し操作出来なかった釦へのパターンが断線していました。
電池の液漏れでケース内部に残った液漏れのガスでパターンが腐食したようです。腐食の疑いがあるパターンはレジストを剥がして半田メッキの実施です。
残念な事にケースは電池ボックス付近にヒビが入ってしまいました。WADIAのリモコンに付いては3勝1敗と言ったところですね。

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殆ど中古のピックアップでしか聴く事がないので判らなかったのですが、新品のピックアップは音に張りが出て良いですね。
気に入った物が無いとの事でしたが今回の音質改善で気に入った物に成ると良いですね。


 2016_04_22



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今回は京都のM氏からの依頼でWADIA6のオーバーホールと音質改善です。
発売当時に購入したそうで20年間ノントラブルだったそうですがとうとう音飛びが出始めたそうで今回入院となりました。

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ノントラブルと言う事はノーメンテナンスと思うのですが、コントロール基板には既に半田増しをしている形跡があちらこちらに有ります。メンテナンス歴が無いのであればこの様な半田増しの跡はないはずなんですが・・・不思議ですね。

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表示窓も接着剤に割れが入っていたので、もう一息で脱落する状態でした。

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WADIAの様にアルミのヘアーラインの仕上げは新品時の見た目は良いですが年数が経つとヘアーラインに汚れが入り込み汚れを取るのがかなり難しく成ります。
できれば煙草の煙やオイルの飛沫(煙)のない所での設置が望ましいと思いますね。


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今回受付分はほぼなにがしかの問題を抱えていてすんなりと作業をさせてくれないプレーヤーが殆どでしたが、今回はオーバーホール・音質改善と順調に作業も進み後はエージングです。
あまり使用されていなかったのか内部は埃や錆も無くかなり綺麗な部類にはいります。

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後期のWADIA6なので素でもそこそこに聴けますが、音質改善まですると音がワンランクアップして気持ち良いですね。

 2016_03_26



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今回は神奈川のN氏よりの依頼でWADIA6のオーバーホールです。
昨年の初夏ころから問い合わせのメールを頂いており今回の受付で修理・オーバーホール実施と成りました。
症状としては6カ月位前からCDの読込みが出来ない事が増えてきているそうです。

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読込みが出来ないのであればピックアップの劣化だろうと思いアイパターンを診ると電圧がかなり低下しており反射率の悪いCDだと音飛びする位の電圧幅だったのでピックアップを交換です。
1件落着と思った矢先にアイパターンに乱れが発生です。

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初めての症状ですがリフトの上昇位置が僅かに低くCDのチャッキングが十分にならずCDが滑る状態が見られるのでリフト機構の交換です。
リフト機構交換後もアイパターンの乱れがでるので波形の乱れの原因は此処では無いようです。

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波形の乱れなら最初は此処かなとRF信号処理のICを交換しましたが此処ではなさそうです。
WADIA6 11台目と同じ様な不具合だったので此処はコントロール基板を交換する方が良いと判断し手持ちのコントロール基板と交換です。
WADIA6に使っているコントロール基板もどこか問題が有る様でこれで3回めの交換です。今後の為に一度不具合原因を見つけておかないと駄目そうですね。
今回の受付分は何か難しい問題を持った物が集まった様で現時点ですんなりとオーバーホール出来たのは1台だけです。

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外したコントロール基板に有った変更跡です。クロックの精度アップを狙ったのかトリマーコンデンサに置き換えられています。
今回の様に問題の有る基板は過去に何かしている物が多いですね。

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久しぶりに素のWADIA6です。とは言っても電解コンデンサを交換していますので音はシャキーンとして新鮮さがあります。
エージング2日目「今からでも音質改善出来ますか」との連絡です。
早々に出力用のオペアンプ交換や電源補強の実施をして素のWADIA6のカマボコ音域の両裾野が広がりレベルアップしたWADIA6の完成です。

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返却後片chにノイズが乗るとの連絡で再度入院です。3日間の音出しエージングでも不具合が見つけられないのは悩むところです。
D/Aコンバーターから出力に向かって順番に波形を確認すると最終段の高速バッファーのフィードバックでノイズが乗っている波形を確認です。
緑がノイズ波形で赤が正常な波形です。
以前WADIA6 6台目と同じで高速バッファーに不具合が発生しています。この高速バッファーは壊れると出力が大きく成る傾向が有る様ですね。

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高速バッファーを交換後波形を確認するとやはり6台目と同じでオペアンプの暗雑音が増えており同様にオペアンプも交換です。
今回のWADIA6はコントロール基板・D/A・アナログ基板共に不具合が生じており、不具合が全体で生じている状態でした。
不具合は共にICがらみで発生しています。ICが壊れる原因は回路電圧が定格を超える・使用中の温度が高温になると言った事が気に成るところです。
6台目も含め不具合を考察すると現状回路電圧は正常なので温度異常によりICの劣化が進み不具合発生につながった物ではないかと考えられます。
あと両号機とも関東方面で過去に内部を触った痕跡が有り製造時期も近いと言ったよく似た感じの個体なので何か不具合要因を持っていたのかもしれませんね。


 2016_03_23



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今回は東京のS氏からの依頼でWADIA6の修理・オーバーホールです。
トレイの開閉不良とCDの再生不良で来ています。

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まずは動作確認と思いましたがトレイの開閉が出来ないのでトレイの開閉から修理です。
トレイベルトは溶けてしまっておりましたので、リフトベルトも確認すると此方も伸びきってベルトの役目を果たしていませんでした。

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ピックアップはアクシスの修理打ち切り前に交換したとの事でしたが状態が良くなく交換する事に成りました。
アイパターンは良好と成りましたがVRDS円盤に振れが出ておりましたのでまずはスピンドルモーターのシャフト曲りを疑いモーター交換しましたが振れは治らず。
又してもプラのVRDS円盤交換をする事になりました。
これでプラ円盤の加工不良は4個目位ではないでしょうか、検査を抜け出たにしては多すぎると思いますね。

下はVRDS円盤の振れを映した動画です。
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オーバーホールを進めるとコントロール基板の電源用のブリッジダイオードの足に錆が見られました。
錆を取ると足も取れてしまったのでショットキーのブリッジに変更です。

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前期タイプのWADIA6の電解コンデンサ交換で一番やりにくいのがD/Aアナログ基板に有る上下基板に挟まれたこれ等のコンデンサです。上の基板の取り外しが出来ないのでこの状態でコンデンサの交換です。

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オーバーホールもほぼ終了しましたがMUTEエラーが出てしまい再度D/Aアナログ基板を取り出して対策の実施です。
最初の頃はスキルが無くMUTEエラーの処置が出来ず修理不可としたWADIA6の所有者の方には申し訳ない事をしたと思います。

D/Aアナログ基板の電解コンデンサには音響用のコンデンサを使用しますので、オーバーホールだけでも新品時よりもクリアーな音が出ているのではないかと思います。






 2015_07_16



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今回は神奈川のA氏の依頼で久々のWADIA6の修理・オーバーホールです。
20年前に新品購入その後読み込み不良の修理・その数年後に音飛び発生するが対応期間終了との事で修理できず現在に至ったそうです。
外観には目立つ傷も無く大事に扱われていた事がわかります。

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トレイが開かないので中を確認するとトレイベルト・リフトベルト共に加水分解して伸びきっていましたので汎用ベルトに交換です。


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ベルト交換にてCDの認識が出来る様に成ったので早速ピックアップの確認を実施です。
残念な事にアイパターンの電圧幅が無く電流調整代もないので交換する事になりました。

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表示窓は完全に脱落していましたので元の接着剤を取り除き再接着を行いました。WADIA6の表示窓はほぼ全滅ですね。

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何時もの様に電解コンデンサの交換と半田増しを実施して作業はほぼ完了です。

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ピックアップの状態は良いのにCDの認識が不安定な感じなので調べて行くとVRDS円盤に振れが見つかりました。
モーターのシャフトの曲りかと思いスピンドルモーターを新品に交換しましたが振れが治らず、結局VRDS円盤部のアッシー(写真右)にて交換をする事になりました。
どうもVRDSプラ円盤の加工不良の様です。早めに判っておればクレーム物ですね。

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VRDS円盤の振れは止まりCDの認識は安定しましたが、リフトアップ後すぐにリフトが下がりトレイが開くと言った妙な動作が発生するので再調査です。
CDの動作を良く確認しているとリフト機構の動作に引っ掛かる様な動きが見えたので此方もリフトアッシーごと交換です。

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不具合の内容からこのWADIA6は買い当たりで言えば悪い方だったと思われます。
それでもオーバーホール・VRDS円盤の振れ対処とこれで本来のWADIA6の音を出してくれると思います。

 
 2014_12_28



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今回は埼玉のN氏よりの依頼でWADIA6の修理・オーバーホールです。
たまに音飛びが発生するとの事なので、確認すると確かに音飛びが発生します。

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早速アイパターンの測定をすると電圧幅は1.0Vですがレーザー電流はこれ以上げられない位流れているのでピックアップを交換する事となりました。
電圧幅が1.0Vあるのでこれで音飛びが出るのはちょっと早いのでスレッド動作のガイドバーへの給脂を念入りに行いました。

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過去にメンテナンスで一部半田増しを行っていますがそれでもいつもの如く半田クラックの発生です。

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表示窓は接着補強で良さそうに見えましたが、よく見ると写真右側が浮き上がっていたので元の接着剤を取り除き再接着です。

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後期型の基盤は使用されている電解コンデンサが多いので交換にはかなりの時間を必要とします。コンデンサの足の太さに対してスルーホールの穴径が小さくスルーホール部に入り込んでいる半田がなかなか取れません。
もう少し穴に余裕があれば気楽に作業ができるのですが・・・。

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オーバーホール・音質改善と実施してほぼ完成です。
いつもの事ながら側板を付けるのは苦労してしまいます。

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いつもと違うRCAケーブルはN氏がWADIA6と一緒にエージングして欲しいと送って来たものです。
少しヌケが良くなる感じがしますね。


 2014_04_24



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今回は東京のS氏からの依頼でWADIA6の修理・オーバーホールです。
不具合は音飛び・CDを認識しない等で放置状態になっており、今回の修理前にはトレイの開閉も出来ない状態に成っていたそうです。
今回の受付分20台の内の半分はWADIA関係です。
この事からも日本のオーディオにおけるWADIA人気の高さが判りますね。

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早速現状確認をと思いましたがやはりトレイが開かず、中を見るとトレイベルトが伸びて下のギアに噛み込んでいました。

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リフトベルトも同様でやはり伸びていましたので汎用ベルトに交換と思いリフトのユニットを外そうとすると固定ネジ3本の内1本が馬鹿になっておりはずれなくなっていました。
どうも過去のメンテナンス時にネジを締めすぎたようですね。

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古い号機で注意する所は、コントロール基板の電源用ブロックコンデンサの下にあるブリッジダイオードの足の腐食です。
ひどい物は腐っており、もう一息でお陀仏状態と成っている状態です。
今回はまだ原型をとどめていたので磨いて半田あげです。

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同じく古い号機で難しい作業はD/A・アナログ基板の2段に重ねてある中に有る5個の電解コンデンサの交換です。
此処は集中力が切れるとまず作業になりません。

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ピックアップはほぼ寿命に成っていましたのでサクサク?っと中古良品と交換です。
最近WADIA6・WADIA21のピックアップの購入価格が上がってきていますので次の購入分から販売価格を少し上げないといけなくなりそうです。

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修理・オーバーホール・音質改善と作業も終わりあとはエージングです。
WADIA6の修理が続いたので家ではずっとWADIA6の音がバックグラウンドで鳴っており贅沢な環境です。


 2013_11_27



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今回は東京のN氏からの依頼でWADIA6の修理とオーバーホールです。
今回は読み取り不良とのことで入院です。
10年前にも修理をされた事があるそうです。

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早速ピックアップの状態を確認するのにアイパターンを見ると波形が乱れてアイパターンが確立しません。
レーザー電流値から見るとまだ使用出来そうですがどうにもならないので交換です。

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いつもの如く表示窓の剥がれが有りましたので接着剤を除去のうえ再貼り付けです。

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ベルトもトレイ・リフト共に伸びていましたので汎用ベルトに交換です。

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電解コンデンサ交換や半田増しを実施後に音質改善を行い組み上げたところでピックアップを交換し作業も無事完了です。
作業完了と思いきやここでVRDS円盤に上下で0.5mmのブレが有る事を見つけました。
音飛びが出ている訳では有りませんがCDの読み取りに影響が出るのでスピンドルモーターを交換です。

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後期型のWADIA6なので音域も広くジャンルを問わずオールマイティに聴かせてくれるプレーヤーですね。


 2013_11_25



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今回は大阪のI氏よりの依頼でWADIA6の修理です。
このWADIA6はトレイが開かないのとオーバーホールで此方に来ました。

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ベルトの状態を確認するのに天板を取ると天板取付ボルト4本の内馬鹿になったネジ穴1ヶ所を接着剤でネジの固定をしていました。
ネジが馬鹿になったのは仕方がないとしても、ネジは使える状態に戻して置くべきではないでしょうかね。
この修理にはリコイルで対処しましたがボルト側かリコイル側の精度が良くない様で嵌め合いがかなりきつめに成ってしまいました。

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本題のトレイが開かないのはトレイベルトが加水分解で柔らかくなり千切れた事に拠るものでした。
写真下部のネジの頭に千切れたベルトが落ちているのが見えます。
当然の様にリフトベルトも加水分解が始まっており此方も交換です。

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表示基板の半田増しを行う時にWADIAの作業ミスの発見です。
表示基板のアース用配線の半田忘れです。初めて見ました。
WADIAの作業ミスと書きましたが良く見るとランド自体に半田を吸い取った跡が見えるのでWADIAの作業ではなさそうです。

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此方はD/A・アナログ基板のRCA端子部分の断線です。
基板を外す時に配線をちょっと触っただけで配線が切れてしまいました。
RCA端子に傷が有るので過去に基板を外す作業?で心線が切れ掛かっていたようです。

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ピックアップもアイパターンの電圧からほぼ劣化している事が判りましたので中古良品と交換です。
今回のWADIA6は外観からは見えない不具合がチョコチョコと隠れていたのを一掃できたかなと言った修理でした。

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WADIA6はD/A・アナログ基板が後期型の物なので初期型の物より音域レンジも広く耳当りの良い音が出てきますね。


 2013_06_17



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昨年WADIA21の4台目の修理依頼された東京のS氏よりの依頼で今回はWADIA6のオーバーホールです。
S氏はWADIA21よりも此方のWADIA6の方が元気が良く音的に気に入っているそうです。

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分解をしようと底をみると白くモヤモヤとアルミが錆びた様な感じの所が見えます。
よくみると足を取った後に置いた台の上で引きずって傷が出来たみたいです。
過去に修理を行った方は見えない所とはいえ手荒い修理を行っている様ですね。

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オーバーホールの為にコントロール基板を外してみると基板のそこかしこに半田ボールがあります。
普通メーカーで半田漕にて半田した後は目視にての検品を実施するはずなのですが、この基板は検査をかいくぐって来た物のようです。

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WADIA6の修理も14台目となり慎重に作業をしているのですが今回もブロックコンデンサ部分のランドが取れてしまいました。
最近のパソコンの基板等では少々手荒く扱ってもランドが取れる事はないのですが
このWADIAの基板のパターンはかなり薄くかなりひ弱です。
もっとスキルを上げないといけないようです。

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電解コンデンサの交換や半田増しを実施しオーバーホールもほぼ完了です。
ピックアップのアイパターン電圧幅が少なくなっていましたので、先の使用を考えピックアップも交換です。

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このWADIA6はD/A・アナログ基板が違っている為音域レンジが広く素のままでもなかなか聞かせてくれる音が出てきて良いですね。


 2012_12_10



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今回は静岡のK氏よりの依頼でWADIA6の修理です。
いきなり天板の無い写真ですが外部の写真を撮り忘れてしまいました。
音飛びが顕著に出始めているとの事できたので早速アイパターンの確認です。
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トレイの中にCDが有りましたのでそのまま測定すると電圧幅が0.77Vと音飛びが出てもおかしくない電圧です。
いつもテストに使うCDでも0.82Vとやはり電圧が低くどうもピックアップは寿命のようです。

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コントロール基板を確認しているとトランジスタの足に修理跡?の様な所がありました。
あまり綺麗な修理ではないですね。

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半田クラックは何時もの通りです。自動半田の宿命ですね。

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音質改善の為にD/A・アナログ基板の取り外しです。
この基板は多層基板なので部品の取り外しに気を使ってしまいます。
特に小さい電解コンデンサは足を挿入する穴径が小さく穴に入り込んでいる半田がなかなか取れません。
この後オペアンプ交換や電源強化等を行い作業は完了です。
音は音域が広がった分新しい発見が出来る音に成っていると思います。


 2011_12_16



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今回は横浜のM氏よりの依頼でWADIA6の音飛び・トレイ開閉不具合・焼ける匂いと満身創痍の状態の修理です。
製造番号からはWADIA6でも初期型のプレーヤーです。

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まずは焼ける匂いの原因です。
コントロール基板上の電源ICに容量が半分の物が実装されていました。
M氏は新品購入後修理に出した事がないとの事だったのでどうも最初から付いていたようです。
過去の修理の7台は定格1Aの物でこちらは0.5Aです。
単純な実装ミスでしょうか?

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WADIA6の修理で来た個体はほぼベルトの加水分解が始まっていて伸びています。
例に漏れずこのWADIA6も伸びています。
トレイベルトの交換は容易ですがリフトベルトは結構手間がかかりますね。
数をこなしてきたので最初の頃よりは早く交換出来るようには成っています。

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M氏よりの依頼でDACの外部入力を追加できないかとの事だったので、内部を調査して自分のデジタル出力をバラックで作った回路に入力してDACへ送り再生できる事までは確認できました。
ただし汎用のDACの様に色々な周波数の信号(32kHz~128kHz)とビット数(16bit~24bit)を内部回路で自動的に判別する回路をもっておらず残念ながら外部デジタル入力構想は断念です。判別回路を別に作ればいいのかな・・・?

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後はピックアップの交換とオーバーホールです。
作業も順調にすすみほぼ完成です。
せっかくのオーバーホールだっだので出力用電源のコンデンサをOSコンデンサにしておきました。

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音は初期のWADIA6の独特な厚い音が出ていると思います。
M氏はレビンソンのアンプやウーレイのスピーカー等ハイエンドな機器を持っているようなのでWADIA6オーバーホールがこれら機器の復活に繋がればいいですね。


 2011_07_19



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WADIA6の6台目です。今回は埼玉県のS氏よりの依頼で音飛びの修理で此方にきました。
某オーディオショップで1年位前に購入したそうです。
外観的には目立つ傷も無くきれいで状態が良さそうに見えます。
音飛び状況を確認すると確かに音飛びが確認されました。
また音飛びとは別によく聞いているとRCA出力の右chの音が小さく感じられます。
気になるので後で調査する事としました。
またこの事をS氏に確認するとバランス出力で使われていたそうなので確かにバランス出力では音量の違いが分かりにくかった物と思います。

しかしWADIA6のマーク部分のデザインはいいですね。
WADIAの存在感の大半はここのデザインですね。アンバランスのバランスと言うか・・。

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いつもの様に色々と内部のチェックを行ったところベルト伸び・リミットSW酸化・表示窓の剥がれ・半田クラックとお決まりの症状がありました。
ピックアップの状態は今までで一番アイパターンのレベルが小さく良くCDを再生していた物だと関心します。
きれいな外観とは違い内部はかなりホコリが多い状態でした。
白く綿状に見えるのがホコリです。

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気になっていた右chの調査です。波形を確認するとRCA出力の右とバランス出力の右HOTの出力が右COLDや左chに比べ出力波形が小さくなっている事がわかりました。
さらに調査をすると原因はD/A変換ICの不良である事がわかりました。
交換しないと修理できないのでD/A変換ICの販売をしらべました。
日本で販売している所は1個7000円で最低ロットが6個(何気に6個?4個又は8個ならわかりますが)でとても購入する気になれない金額です。
海外での販売をさがして見ましたが海外もほぼ最低数量が10個で金額も総額で4万円+送料等でおまけにひどい所は送料なしで中国の港での引き渡しとか最低数量が100個(ここでは1個1500円位でした)とか言う条件の所もありました。
適当な購入先が見つからずどうしようかと思っていると最初の頃に問い合わせた所から2個で送料・銀行チャージ・関税等含めて2万円との連絡がありました。
少々高いとは思いましたが問い合わせを行った中では一番良い条件と思いましたので支払いを行いました。
支払い後はメールしても無しのつぶてでこりゃ詐欺にあったかなと思っていたら代金を支払ってから11日目に品物が届きました。
海外通販はまだ慣れていないのでなんかこんな事でも一喜一憂してしまいます。
今回購入したD/A変換ICのメーカーロゴが小さくここでもまた大丈夫かな(偽物?)と心配しましたが全く問題のないものでした。
「あ~ほんとうに良かった」と一安心です。

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D/Aが届くまで日数が掛かるので音出しエージングを行っているともう一つ問題が発生です。
左chの高域での歪感です。
調査するとオペアンプ後にある高速バッファーが異常に反応して右chの1.5倍位の出力が出ています。
まだD/Aの不具合が治っていないのにこれにはさすがに気が滅入りました。
以前この高速バッファーを調べた時にこのICの販売先が見つからず入手が出来るかなと思っていましたが意外と入手もすぐでこちらは早く対応ができたので助かりました。
この写真を見れば何処をさわれば音質改善出来るといった事がわかると思いますが、自分で改造しようとするのはいいですがこの基板は多層(6層)基板なので部品の取り外しを失敗すれば基板がお釈迦になってしまいます。
30年来半田付け等をおこなって慣れている私でも多層基板の改造はかなり慎重になってしまいます。
壊れると修復がかなり難しいですので気をつけて下さい。

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なんやかんやで修理にかなりの日数を必要としましたがオーバーホールや音質改善も含めてほぼ修理が完了しました。
当初はWADIA6も6台目なので作業はスムーズに進むと思っていましたがなかなかそうは問屋は卸しません。
と、言った具合で今回WADIA6のD/Aアナログ基板の事をかなり勉強させて頂く事となりました。
今回の様なICでの不具合は恐いですね。
入手不能で最悪修理不能となる場合が有ります。
まだ世界的には在庫のあるICで良かったと思います。

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音は音質改善を行いましたので元々のWADIA6の中低音の押し出しの強さそのままに音域レンジの拡大特に高音域の伸びと音の分離と静けさが増してさらにいい音となったと思います。
(ただしこれはRCA出力に対しての改善なのでバランス出力は元のままです。)

S氏のオーディオ構成は
 ☆CDプレーヤー  WADIA6
 ☆プリアンプ   マークレビンソン26L
 ☆パワーアンプ  パスラボ アレフ
 ☆スピーカー   JBL4343
だ、そうです。
ジャズ等を良く聞くとの事ですがどのような音が出るのか聞いてみたい物ですね。

 2011_04_29



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WADIA6が続いての登場です。
香川県のS氏はこのWADIA6を3年前に購入されたそうです。
最近CDを認識しない状態が出るように成った事をきっかけにオーバーホールと音質改善の依頼でこちらに入院です。
早速アイパターン波形やレーザー電流を測定するとCDの認識が出来ないのはやはりピックアップの劣化の様です。

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このWADIA6も表示窓が脱落しかけています。
この分だと大半のWADIA6は表示窓の脱落が起こっているんでしょうね。
この窓の修理は殆んど全バラ状態にしないと修理できないので今回の様にオーバーホール時に行うといいですね。

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内部を確認するとトレイ・リフトベルトが伸びており交換時期に成っていたので汎用ベルトで交換です。
この後電解コンデンサの交換や半田増しを行い音質改善に出力オペアンプの交換や出力オペアンプ電源の強化を行い作業は順調に進みました。
が、ここでもWADIA6 4台目と同じで購入したピックアップが性能を満足しなかった為にピックアップを別の所から調達して交換する事となりました。

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音出し連続エージングを始めて1日でスピンドルモーターが回転しなくなりました。
基板を確認すると、モータードライブ用のトランジスタが焼損していました。
20年から使っているのでトランジスタの劣化と思い代替のトランジスタに交換して再度エージング再開です。

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半日後再度トランジスタが焼損してしまいました。
どうも他に問題があるようです。
調べるとモーターのブラシの接触が悪く成っている事がわかりました。
モーターを新品にしようと思いましたが手持ちの新品のモーターのシャフトの長さが元々のモーターのシャフトの長さと違っていた為ブラシ部分ノミの交換です。

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今回購入して性能を満足しなかったピックアップは記載されているレーザー電流値と実際の電流値が違っており、通常の調整範囲を超えた電流値だったので返品と成ったものです。
SONYピックアップの銘板にはレーザー電流値の記載がありますのでレーザー電流を測定出来る人にはこれでピックアップ劣化の判断が出来ると思います。
銘板ではいちばん下の513が電流値でメーカー出荷時には51.3mAに調整されていた事が判ります。
またこの時電流調整用のボリュームも通常は調整範囲の真ん中位で調整されています。

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色々とトラップに掛かり順調な作業ではなかったですが、何とか完成です。
音は元のWADIA6の特徴である中音の押し出しに加え高音域の伸びを追加し音の分離も格段に良くなったので今まで聞こえなかった音がかなり聞こえる様なっています。
いろいろとリフレッシュされると音も元気よく出てきて気持ちいいですね。


 2011_03_19



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WADIA6の4台目です。
このWADIA6は長野県のK氏より音飛びが出たり、CDを認識しない事があるとの事で此方にきました。
本体は20年経ったとは思えないほど綺麗な状態でほぼ無傷のWADIA6です。
とても大切に扱われて来た事が見てとれます。

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早速ピックアップの状態を確認の為天板を外しました。
手前に見えるD/Aアナログ基盤が今までの見た物と少し違っている様にみえます。
トロイダルコアも若干大きく見えます。
ピックアップのレンズは特に汚れは付いていない様ですが、アイパターン波形を確認すると寿命が来ている事がわかりました。

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このWADIA6の製造番号は2000番台になっています。
修理で見た近い番号は1400番台ですがこの基板とは違っています。
変更点は大まかに出力のオペアンプとD/A変換ICです。
WADIA6は生産が長く続いたのでバージョンUPでしょうか。

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どうしても半田クラックは避けられない様です。
見事にクラックが見えます。これでは良い信号は伝えられませんね。

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WADIA6は表示窓を瞬間接着剤で付けている為年数が経つと脱落しやすいので、今回折角分解したのでホットボンドで補強しておきます。

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トレイやリフトのリミットSWもいつもの様に接点が黒ずんでいます。

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ピックアップの交換・半田増し・電解コンデンサの交換等を行い今回の作業は終了して音出しエージングです。
今までの3台とは明らかに音が違っています。蒲鉾形状の音域がワイドレンジに変わっており高音域は伸び伸びと音がでています。
多分D/Aアナログ基板の違いに拠るものと思います。
この後交換したピックアップに問題がある事が判り購入した所に色々と対応を求めましたが、結局此方の希望にそえるピックアップの持ち合わせは無く再度別のところより新品のピックアップを購入する事となりました。
再度購入したピックアップはアイパターン波形・レーザー電流共に問題のない状態でやっと修理完了です。
今後ますますピックアップの入手が難しくなりそうです。


 2011_03_18



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今回もWADIA6です。これで3台目になりました。
三重県のK氏より表示窓が外れかけているので修理と、全体のチェックをとの依頼で此方へきました。
ワンオーナーで20年近く経ちますが、外観はほぼ無傷で綺麗な状態です。
大事にされてきたのが判ります。

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表示窓を修理する為に天板を外すとトレイ・リフトベルトが共に伸びていましたのでベルトを汎用品にて交換を行いました。
天板を外すのに6角穴付きボルトを8本外さなければいけませんが、今回は4隅のボルトの頭がナメテいたので外すのに一苦労しました。
アメリカ・イギリスはインチネジなので多分修理の時にミリネジの工具を使いナメテしまう物と思いますが、工具は正しく使って頂きたいものです。

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表示窓は元の接着剤が一部剥がれており、過去の修理?で瞬間接着剤が塗布された様にみえますが、この瞬間接着剤もはがれていました。
瞬間接着剤は年数を経ると剥がれる事が多いので良くないですね。
前面パネルは15mm位のアルミの厚板を加工して作られています。
表示窓の部分は1mmの厚さまで削られています。
見るからに手間とお金が掛かっていますね。

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チェックを始めると半田クラックが各所でみられましたので全基板の半田増しを行う事としました。

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D/Aアナログ基板の電源用ブロックコンデンサの頭が膨らんでいました。
前回も同じコンデンサが駄目になっていたのでここの電源は良く使われているのでしょうかね。

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トレイ・リフトのリミットSWの接点はかなり黒ずんでおり導通不良となる手前の状態です。

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この後音質改善に出力のオペアンプ交換や電源強化を行い修理作業はほぼ終了となりました。
音は中低音の押しが強い元のWADIA6に高音域を伸ばす様にしましたので、今まで以上の空間の広がりを感じて貰えると思います。

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今回たまたまWADIA6が3台在りますので記念撮影です。
壮観ですね、多分こんな事は2度とないでしょう。
一番上がK氏のWADIAです。
下のWADIA6もタイミング良く音質改善で此方に来ている物です。

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エージング2日目に音飛びが発生する様になり、3日目には曲の頭出しで再生がストップする状況となってしまいました。
アイパターン波形やレーザー電流の確認を行ったところ、ピックアップの劣化がかなり進んでいる事がわかりこの後ピックアップの交換となりました。
3日連続の音出しエージングでなだれを起こす様にピックアップが劣化したのには驚きです。
元のピックアップには489のサインが有るのでレーザー電流は48.9mAだったと思われます。
ピックアップ交換後は音飛びも無く順調に再生する様になりました。
返却前にピックアップの劣化が見つかって良かったと思います。


 2011_01_30



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2台目のWADIA6が修理で舞込んできました。
このCDプレーヤーは東京のI氏よりCD再生時にノイズが入るので修理してほしいとの事で此方にきました。
ノイズが乗るCDを同時に送って頂いていたので早速音だしして症状の確認をしました。
I氏の問題にしているノイズが再生時に常時出てくる事を確認しました。
もしかしたらCDその物の問題かも知れないと思い我が家のCDプレーヤーで再生すると全く同じノイズが出てきました。
この後ピックアップの汚れやアイパターンを確認しCDプレーヤー側の問題ではないと判断しました。
それにしてもこれほどCD自体が悪くなるとは驚きです。
同時に基板の半田増し・電解コンデンサの交換・オペアンプの交換の依頼がありましたので引き続き作業です。

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今回天板を外そうとした時にキャップスクリューの頭をナメテいるボルトがありましたが、インチネジのロングボルトなので簡単に入手できそうにないのでこのまま使う事としました。
天板を外すと左側にD/A・アナログ基板、右側3/4にCDドライブが見えます。
メイン基板(RF・サーボ・コントロール)はCDドライブの下にあります。

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底板を外すとメイン基板が見えます。
フラットICの足等に既に修理した後が見られます。
半田増しとコンデンサ交換をした後動作チェックを行いましたが表示器が表示しません。
調べて行くと3端子レギュレーターが1個ダメになっていました。
半田増しの熱で弱っていた3端子レギュレーターが力尽きたんでしょうか。
3端子レギュレーターを手持ちの物と交換して此処までの作業はOKです。

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写真はメイン基板の半田クラックです。写真写りが悪いですが光っている所とつや消しに成っている所の境にクラックが入っています。
この基板にはこんな状態のところが数箇所ありました。
半田の艶はあり良好な半田付けと思いますが、原因は熱でしょうかね?

blog_import_53b8df968ff7a.jpg
続いてD/A・アナログ基板です。
基板が外されてプレーヤーの上に有りますが、今回は側板を取り付けているボルトが外れなかった為に基板を外すのに専用の6角レンチを作成しました。
この基板1枚外すのにほとんど1日格闘です。当然付けるにも一苦労でした。
古くなると外れなくなる確立が高いので、メンテナンスを考えると6角穴付き皿ネジは使ってほしくないですね。
又、この基板では出力のオペアンプや高速バッファー用±12V電源の電解コンデンサーのマイナス側のコンデンサーが極性を間違えて取り付けられていました。
爆発していなくて幸いだったと思います。

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WADIA6の表示器の窓は瞬間接着剤で付けられており、前回も表示器の窓が脱落しかけていましたが今回も同様に脱落しかけていました。
瞬間接着剤は年数が経つとだめですね。
WADIA6をお使いの方は表示器を強く拭くと窓が外れてしまうので要注意です。
外れるとほぼ全バラにしないと修理できません。

blog_import_53b8df993b3f9.jpg
音は中低音に独特な押しと広がりがありこれに嵌った人には堪えられないんでしょうね。
また、今回はオペアンプに入力換算ノイズの小ない物をチョイスしたので変更後は音の輪郭がわかりやすくなり全体的な音のバランスが良くなったと思います。
I氏は真空管アンプ作成30年のキャリアを持つ方で、今回WADIA6との接続は自作のEL34シングル(3結 たまにULに)アンプとDYNAUDIOのSP25のスピーカーの組み合わせの様です。
どのような音に成るのか楽しみですね。


 2010_10_29


WADIA WADIA6

Category: WADIA6  

106.jpg 
オーディオに興味が有る人ならばたいがいは耳にした事があるCDプレーヤーのWADIA6です。
写真で見るより実物が小柄なので意外でした。
それだけ写真で見るデザインにインパクトが有り又、実物を見ても日本人が好む様な丁寧な仕上げがされていると思います。

100.jpg
天板を外そうと思いましたが、ネジらしいものが無く全体を良く眺めた所、四隅の足と底板にあるキャップスクリューを外すことで取り外しが出来ました。
VRDSの機構を使っているとの事でしたが、鉄板をプレスしたブリッジとプラスチックのターンテーブルで構成されていたのには驚きました。
価格を考えればせめてVRDS-10のアルミダイキャスト製にしてもらいたいものですね。

108.jpg
このプレーヤーは読み取りが不安定との事で此方にきました。
原因はターンテーブルの高さ位置が悪く高さ調整をする事でCDの読み込みが出来る様になりました。
オーナーの依頼によりオーバーホールも同時に行う事なったので基板を外そうとしましたが、アナログ基板側の側板を固定しているネジがなかなか外れず格闘すること1時間やっと外す事ができました。
これで基板を外せると思ったら、バランス出力コネクタが邪魔になり基板の取り外しが出来ず。
これまた、ネット等で調べたところバランスコネクタが分離式に成っている事がわかりやっと基板の取り外しが出来ました。
かなり整備性が悪いのでメーカーのオーバーホールはかなりの金額を請求されたのではないかと思われます。
いつもの様に電解コンデンサの交換、全基盤の増しハンダ、トレイのリミットSWの清掃、ピックアップレンズの清掃等を行いました。

110.jpg
音は巷の評判通り音の厚み分解能の良さスピード感はさすがと思わせてくれます。
以上だとスムーズに修理が運んだ様に見えますが、音だしする時にミュートが解除出来ずミュート回路を調べたりリモコンの信号を調べたりと半日以上の時間がかかりました。
原因はテストに使用したアンプ(LUXMAN L-580)の入力切り替が選択されていない時はショートする仕様に成っていた事が原因でした。


 2010_08_10




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Author:山手サービス
本業の制御の仕事があまりに暇なので趣味のオーディオのメンテナンスを始めたところ、自分の過去の仕事内容とメンテナンスがかなりの範囲で一致しており、気がつくと本業よりこちらのウエイトが大きくなっているこの頃です。
制御はアナログ・デジタル・マイコン回路設計、アッセンブラ・C言語・CADソフト、民生器機のマイコンボード設計・ソフト作成を経験して現在は制御盤設計製作を個人で行っています。
オーディオのメンテ修理ではCDPが一番気が入ります。何でって・・そりゃ音の変化が顕著に現れるのが嬉しくて。
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