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山手サービス

Author:山手サービス
本業の制御の仕事があまりに暇なので趣味のオーディオのメンテナンスを始めたところ、自分の過去の仕事内容とメンテナンスがかなりの範囲で一致しており、気がつくと本業よりこちらのウエイトが大きくなっているこの頃です。
制御はアナログ・デジタル・マイコン回路設計、アッセンブラ・C言語・CADソフト、民生器機のマイコンボード設計・ソフト作成を経験して現在は制御盤設計製作を個人で行っています。
オーディオのメンテ修理ではCDPが一番気が入ります。何でって・・そりゃ音の変化が顕著に現れるのが嬉しくて。
ご依頼については

の主旨にご賛同いただいたうえでお願いいたします。

(ゆとり)OR(余力)

ブログ村




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今回は広島のY氏からの依頼でマイクロのCD-M2です。
何故か
今まで修理してきたCD-M2と色が違っています。
型式を見ると末尾にDCとあります。
リアのパネルに外部DC電源の取り込み用のコネクタがありましたのでDCドライブ出来る機種の様ですね。
トレイの動作不良の修理で今回入院です。

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;オーバーホールも実施する事になりましたのでまずトレイ・リフトベルトを交換後すぐピックアップの状態確認です。
20年以上前のプレーヤーですがピックアップはまだまだ現役状態です。
フィリップスさん良い仕事してますねの一言です。

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ま<ずネット上でも見る事が無いCDM-1のブラシレスモータードライブ基板です。
半田がくすんだ色になっていますので半田増しにてリフレッシュです。

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この頃のフィリップス系の基板はほぼ半田クラックが発生しています。
今回も例に洩れずほとんどの基板でクラックが発生していました。

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たぶん初期の頃の販売と思われる基板にはこの様にワイヤリングのオンパレード状態です。
これだけの追加作業が発生してしまうと、企業としては儲けに成らなかったでしょうね。

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音質改善も実施してほぼ作業は完了です。
古くてもこの頃の機種は基本性能が非常に優れておりオペアンプ等の交換で簡単に音域レンジが広がります。
現行機種では味わえないアナログ的な表現力は何とも言えません。

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トレイ動作でいまいち閉位置が安定せず色々と確認するとトレイ開リミットの取付ネジがトレイ駆動用ワイヤーと接触しています。
新品の時はモーターも力が有って動作出来ていたのでしょうが古くなるとこう言った僅かな抵抗も動作不良の原因になります。

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後ろ姿ですが右側にDC電源入力コネクタがあります。
電源を別置きにすればワンランク上の音が出るのでしょうね。


 2013_03_19


MICRO CD-M2 4台目

Category: CD-M2  

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今回は静岡のY氏よりの依頼でCD-M2の修理です。
外観はとても綺麗ですが残念な事に電源がONしないとの事でやってきました。
この写真は修理後の写真なので再生していますが来た時は電源は全く入らない状態でした。

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ローズウッドの加工は指物師によって作られたものでしょうか。
緻密な作業は職人芸ですね。

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確認の為に分解してゆくと天板が今までの物と違っています。
ただでさえ重たい鋳物の天板にリブ加工が追加されています。
他にも電源SWが直に半田付されていたのにコネクタでの接続となったりと、
見えない所ですが改善がされています。

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電源が入らない原因を探してゆくと電源部のブロックコンデンサのショートが原因でした。
弱電の制御関係の回路設計・デバッグの仕事してきましたが電解コンデンサのショートは珍しいですね。
とは言う物の設計時には新品なのでこんな事はまずあり得ませんね。

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次に目に入ったのはトレイやリフト用のベルトの加水分解です。
取ろうとピンセットで摘まむと千切れてしまい絵具でも触っている様にそこらじゅう引っ付いてしまいます。
ベルトと格闘する事半日やっとベルトを取り除きプーリーを清掃してベルト交換と相成りました。
恐るべしは加水分解したベルトです。

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ここでやっとCDの再生確認です。
とりあえずアイパターンやレーザー電流のは問題なさそうなのでオーバーホール開始です。

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表示基板を外した所ですがこんな所にも電解コンデンサが使われています。
この写真では見えにくいですが表示ユニットのすぐ右側です。

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音はフィリップス系の中低音のしっかりした音です。
持っている性能は良いので音域レンジを広げるとオールマイティに使用できるとプレーヤーですね。


 2012_11_09


MICRO CD-M2 3台目

Category: CD-M2  

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今回は 茨城のO氏よりの依頼でマイクロのCD-M2のトレイ開閉不具合とオーバーホールです。
O氏はかなり前にCD-M2を入手し暫く楽しんだ後事情で10年間使用が出来ずしまっていたそうです。
やっと使用できる状態になりましたがトレイが開閉せず修理の為に此方へ来た次第です。
状態はかなり良く外観的には新品状態です。
過去に修理したCD-M2も綺麗でしたがこのCD-M2が一番綺麗だと思います。
大事に保管していたんですね。

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不具合の原因はトレイベルトとCD押さえ機構のベルトが加水分解で伸びた事でした。
ベルトを汎用ベルトに交換する事でCDの認識は出来る様になりました。

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あまり使用していない様子だったので半田クラックの発生は無いかと思っていましたが、そんな事はないですね。
使用期間が短くてもやはりこう言うチェックはちゃんとしないといけませんね。

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大きな不具合は無かったので順調に作業もはかどりました。
マイクロさんは作りが丁寧ですね。職人感覚ですね。

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通常の使用では見えない背面のコネクタ類も高価な部品を使用しています。

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バランス出力にトランスを使用すると音に丸みが出るというか柔らかく落ち着いた音がでてきますね。


 2011_07_12



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このCDプレーヤーは神奈川の氏よりCD投入後のCD認識ができずエラーが発生するので修理してほしいとの事で此方にきました。
このプレーヤーも綺麗ですね、ちょっと見では傷は見えずとても23年も経っているとは思えません。ワンオーナーである氏の愛着が感じ取れます。

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早速CDの動作が確認できる様に分解です。
このCD-M2はまず底板を外し次に側板を外した後でないと天板は外れません以前修理したCD-M2は後ろのネジ2本で外れたのですがバージョンが違うのでしょうか?
右側下中央にある小さな基板(緑色)も以前修理したプレーヤーは表示基板側に付いていました。CDが見える状態でCDを挿入してみると、CD押さえ用のベルトが滑ってCD押さえのリミットSWがONにならずCD認識動作に入らない事がわかりました。
ベルト周りを分解清掃グリスアップしてベルトを交換すると問題なくCD認識する様になりました。
とり合えず今回の不具合修理は完了です。

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問題のベルトは滑りが出た為にベルトのカスが周りに飛散っていました。
この下にもモーターからの細いベルトがありますがこちらは問題ない状態でした。
トレイの左側にもトレイ開閉用のベルトがありますがこちらも問題の無い状態でした。

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全体的に診ると分解をあまりしていない個体のようで底板・天板等の止めネジにほとんど傷がありませんでした。
内部もホコリや熱による焼けなども無くとてもきれいな状態です。
ただ残念な事にサーボやアナログ関係の基板に半田のクラックが多数みられました。
やはり年数が経つと避けて通れないのがこの半田クラックですね。
写真でも分かる様にもう一息で問題が出てくる状態の見事なクラックです。
ベルトの問題で修理に来た事が幸いです。
半田クラックが原因でICが損傷してしまう事がありこうなると不具合調査だけでかなりの時間を要する事となり費用もバカになりません。
この後に全基板の半田増しを行い修理は完了です。

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当時のマイクロの制振技術と思われる3点支持の足です。
真鍮の板に銅のボールが3個埋め込まれています。
これにクッションとセーム皮(滑り止め?)の様な物が付いています。
これだけでも芸術品ですね。

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音は当時の定番のフィリップスのスイングアームCDM-1を使っているだけあって中低音に厚みがあってなかなかいい音がでますね。
もうすこし高音の伸びと全域にわたって感じられるザワツキ感が無くなれば言うことなしですね。


 2010_12_05


MICRO CD-M2

Category: CD-M2  

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今は無き老舗のプレーヤーメーカーが作ったCDプレーヤー1号機
兎に角重い・・・でも見た目がかなり作りが良く日本人の感性に合う外観をしていると思います。
特にローズパネルにはめ込まれたMICROのゴールドプレートの電源SW綺麗ですね。
内部もプレーヤー部とシールドカバーに保護された各基盤部とに分かれ内部の作りも好感がもてます。
このプレーヤーは音飛びが発生するのと、時間が経つとCDを認識しない不具合できました。
確認したところ5~10分位すると確かにCDを認識出来なくなるようです。

photo.jpg
音飛びに関してはスイングアーム部分の整備を行い、レーザー出力電流を確認してほぼ修理完了と成りましたが、CDを認識しない原因が判らず、しばし放置の状態です。
とり合えず音はとても23年前に作られたとは思えない位いいですね。
ボーカルを聞くと色気が出てとても聞きやすい音です。
けっして現在の高級機に負けているとは感じません。
CDを認識しなく成った時にデコーダーICのSAA7210の5V電源が1.5Vに成っている事がわかりました。
原因は5V電源用3端子レギュレーターへの配線コネクタの接触不良によるものでした。


 2010_05_25




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(オーバーホール・メンテナンス受付)
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  山手サービス 高橋

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