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山手サービス

Author:山手サービス
本業の制御の仕事があまりに暇なので趣味のオーディオのメンテナンスを始めたところ、自分の過去の仕事内容とメンテナンスがかなりの範囲で一致しており、気がつくと本業よりこちらのウエイトが大きくなっているこの頃です。
制御はアナログ・デジタル・マイコン回路設計、アッセンブラ・C言語・CADソフト、民生器機のマイコンボード設計・ソフト作成を経験して現在は制御盤設計製作を個人で行っています。
オーディオのメンテ修理ではCDPが一番気が入ります。何でって・・そりゃ音の変化が顕著に現れるのが嬉しくて。
ご依頼については

の主旨にご賛同いただいたうえでお願いいたします。

(ゆとり)OR(余力)

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今回はYBAのCD INTEGREです。
音の良さに惹かれ1年半位前に海外から購入した物で最初はCDが認識出来ない状態でした。
写真は修理後なので再生できている状態です。
他のINTEGREとフロントパネルの意匠が少し違っています。
加工が簡素なのでこちらの方が古い製品だと思われます。

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内部の部品は1台目と同じ物が使用されています。
筐体はアルミ板を加工してその上に塗装を施しています。
今まで修理した中で内部を塗装しているのはYBAだけです。
見えない所にもお金をかけている所は流石ですね。

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不具合はスピンドルモーターのドライブ用トランジスタの焼損です。
1台目も同じトランジスタが焼損していたので設計時の設計ミスだと思われます。
1.5倍位の容量のトランジスタと交換です。

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トランジスタが焼ける位の電流が流れたのでスピンドルモーターのブラシを確認すると案の定接触面に焼けが有りましたので接触面の修正です。
ここでCDの認識・再生が出来る様になり修理完了と思われましたが、再生1時間位で突然CDを認識しなくなりました。

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まずはピックアップ交換をおこないましたが此処ではないようです。
ここで修理をする時間的余裕がなくなって来たのでこの後は半年位後の作業となります。

--------------半年後--------------

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アイパターンが出来ないのでまずはRFアンプを海外から購入して交換です。
残念ながらここでもないようです。

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で、次に狙いを定めたのがサーボ用のICです。
このICの近辺を押すとCDを認識する事が有るので半田クラックかパターンのクラックが発生している様に見えます。
まずは近くの抵抗やジャンパーの半田を全てやりかえ、ICのデータシートを見て外付けで使用するコンデンサの容量等も確認して違っている物は交換しましたが状況は変わりません。
ICの足の部分を拡大鏡で確認するも半田やパターンの悪そうな所は有りません。
ピン間が0.6mmと狭いので増し半田するのも難しい所ですが次に打つ手が無かったので全ての足に半田増しを行いました。
結果治るどころかトレイのリミットSWの入力が壊れた様です。
どうも増し半田でこのICに止めを刺したようです。
購入先を探しましたが購入しても良いかなと思える値段と支払い条件の所がなかなか無く又サプライヤーとのやり取りも英語のメールなのでいまいち正確さに欠ける状態で入手するのに半年掛かってしまいました。

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やっとICが入手できたのでサーボ用のICを外すと裏の中心部分が膨らんでいます。
通常パッケージに膨らみが有る訳ないので内部でかなりの発熱が有ったように見えます。
なんとか新しいICを半田付けするとやっとCDの認識再生が出来る様になりました。ヤッター!!

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アイパターンも1.6Vと過去の最大値位の電圧幅があり、非常に良い状態です。
このあと電解コンデンサの交換や半田増しを実施し、出力用のオペアンプを交換して作業もほぼ完了です。

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表示器のバックランプにムギ球が使用されていたのを思い出し今後の事を考えLED化です。

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1年半の長いスパンの修理になりましたが、このYBAの音は心地の良い響きの音が出てきます。
設計者が妥協せずに音作りした物なのでしょうね。
もといコントロール基板の選択は妥協しているようですが。


 2013_05_15



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今回は東京のA氏からの依頼でYBA CD Integreの修理です。
これも滅多にお目にかかれないプレーヤーですね。
音飛びが発生するとの事で此方にきました。

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早速ピックアップの動作を確認する為に天板を外します。
普段は見えないのですが内部の配色が綺麗ですね。
再生動作をさせると3曲目辺りで音飛びが出ましたので再度確認すると今度は4曲目で音飛びが発生します。
どうもピックアップのスレッド動作に問題がある様なので、送り機構を良く見るとガイドバーのグリスに固着が見られました。
ガイドバーを清掃・給脂して不具合は一件落着です。

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せっかくきたのでオーバーホールの実施です。
よく見ると前のIntegreと基板に使用している部品が全然違っています。
量産しないオーディオ製品で全面的な基板変更が有るとは思いも寄りませんでした。
たぶんこのプレーヤーは量産機用の基板を使っている物と思われます。

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おきまりのリミットSWの接点酸化です。

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こちらもおきまりの半田クラックです。

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作りが複雑でないので作業性もよくオーバーホールも順調に作業終了です。
前のプレーヤーと同様に音域レンジが広く音の分離や押し出しはディスクリートで作られた回路ならではですね。


 2011_05_30


YBA CD INTEGRE

Category: INTEGRE  

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フランスのYBA社のCD INTEGREです。
1999年頃の製品で特許の読み取り情報向上用ブルーダイオードが付いています。
現在このブルーダイオード付きの製品はPASSION 400 CD Playerで118万円の価格で販売されています・・・た・高い
このプレーヤーはCDを認識しないとの事で此方にきました。

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早速動作確認の為に天板を外します。天板や底板・前面パネルなどはアルミを使いネジもステンレスを使うといった様に非磁性体の材料を使っています。信号への配慮でしょうか。
写真では分かりませんが底板へ黒の塗装をしていますが厚塗りでとても綺麗です。
大きなコンデンサが印象的ですね。
どうも右上のコンデンサ(出力カップリング)には音質にこだわった事で人造ダイヤが入っている様です。
見た目のセンスはさすがはフランス製と思わせます。
左上のフライトコアは電源ノイズ低減の為にこの度追加したものです。

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RCA出力回路の抵抗もYBAのオリジナル製品のようで1Wクラスの大きさがあります。
この他配線に銀の単線を使っている所が有ります。
トランジスタは型式の記載が削りとられてしまっています。

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CDを載せて動作確認するとレーザーは発光していますがCDは回転しません。
CDドライブモーターへの出力回路に問題があるようです。
基板の回路を確認したところモーターへの出力トランジスタが壊れていました。
手持ちの同等品のトランジスタに取り替えてCDの動作はOKとなりました。
中央で青く光っているのは特許(パドラックス方式)のブルーダイオードです。

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この後電解コンデンサの交換と半田増し、RCA出力用オペアンプの変更等を行い修理とオーバーホールが終了しました。
音はレンジ・艶・スピード共に申し分のない音で低音に至っては我が家のアルテック620Aもどきが負ける(低域が素直に前に出ずこもってしまう)程の音が出てきます。
さすがはハイエンドのプレーヤー情報量が多いですね。


 2010_11_08




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