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山手サービス

Author:山手サービス
本業の制御の仕事があまりに暇なので趣味のオーディオのメンテナンスを始めたところ、自分の過去の仕事内容とメンテナンスがかなりの範囲で一致しており、気がつくと本業よりこちらのウエイトが大きくなっているこの頃です。
制御はアナログ・デジタル・マイコン回路設計、アッセンブラ・C言語・CADソフト、民生器機のマイコンボード設計・ソフト作成を経験して現在は制御盤設計製作を個人で行っています。
オーディオのメンテ修理ではCDPが一番気が入ります。何でって・・そりゃ音の変化が顕著に現れるのが嬉しくて。
ご依頼については

の主旨にご賛同いただいたうえでお願いいたします。

(ゆとり)OR(余力)

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 2014年9月15日記載
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今回は兵庫のY氏からの依頼でエソテリックのP-2sとD-3の修理とオーバーホールです。
購入後20年位で音飛びする様になり今回の修理となりました。
20年という事はワンオーナーだと思われるので定価130万円のプレーヤーを購入している事になります。
好きで尚且つ金銭的に余裕がないと出来ない事ですよね。 
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早速ピックアップを確認すると残念ながらほぼ寿命状態でしたのでピックアップの交換です。
VRDS機構だと読み取りが良いのかピックアップが少し位へたって来ても読み込んでしまうのでピックアップの寿命ぎりぎりまで使える様です。
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ピックアップ交換時にトレイの開閉に重さを感じたので、調べるとトレイのガイドバー部のベアリングの当たりがかなりきつく写真の状態でバーを動かしてもカクカクした動作となります。
最初からだったのでしょうか?
明らかに調整不良ですね。
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トレイベルトも加水分解が始まっていましたので汎用ベルトに交換です。
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トレイの塗装も粘つきが出ており此方は塗装除去で対応です。
トレイはアルミの厚板からの削り出しで作成されており、此れだけでもかなりのコストが掛かっている様にみえますね。555_201411020201477ab.jpg 

機構的な不具合の対処が出来たので後は電解コンデンサ交換や半田増しを実施してP-2s側の作業はほぼ完了です。666_2014110202023128c.jpg
D-3の電源基盤のブロックコンデンサには当時流行った?銅箔貼り付けが実施されています。
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D/Aアナログ基板のコンデンサにも銅箔貼り付けがあります。
出力周りの回路への電源供給は銅バーでコンデンサにはOSコンと電源周りにはかなり配慮して設計しているのが伺えます。
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D-3は温度が高くなるのか・半田の質が悪いのか
基板は両面のスルーホールなのにクラックが発生しています。
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此方は不具合が有った訳ではないのでオーバーホールの実施だけで作業は完了です。 
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トランスポートとD/Aコンバーターに分かれているので掛かる作業も部品数も倍くらいになってしまのが難点ですね。
バブル期の物量投入機だけにまだまだ現役で十分通じる音ですね。

2015年8月25日
トレイを閉じた時にトレイが勝手に開いてしまうとの事で入院です。
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非分解のリミットSWが有りオーバーホール時に特に問題がなかったので清掃していなかったので、たぶんこのSWの接触不良と判断して思い切って分解清掃しました。
残念な事に原因はリミットSWでは無さそうです。

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他のトレイに関するリミットSWの導通状態を確認をするも問題の無い抵抗値が出るのでコントロール基板の半田増しの実施です。
P-2sのコントロール基板は両面基板なので半田クラックは起こり難いのですが念の為に実施です。
結果は半田の問題でもありませんでした。
トレイに関するリミットSWの信号をコントロールしているマイコンの足で確認すると正常な信号入力をしているのでどうもコントロールしているマイコンが壊れている様です。
コントロール基板を載せ替えれば修理は出来ますが、P-2sの基板は専用基板なのでコントロール基板を入手するにはP-2sを購入するしかないので、残念ですが今回は修理不可とさせて頂きました。

過去にもKRELL CD-DSP ZIA FUSION WADIA9 WADIA27等のプレーヤーで同様な不具合が発生しています。この様な不具合は買い当たりの良し悪しとしか言えない所ですね。

 2015_10_27



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今回は京都のK氏からの依頼でESOTERICのP-2sとD-3の修理・オーバーホール・音質改善です。
CDを認識出来なかったり音飛びが出たりでメーカーに問い合わせるが修理対象外との事で此方にきました。

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まずはD-3のオーバーホールです。何度見てもこのD/Aコンバーターは高級な部品選択とパート毎に区画された筐体で価格相応の造りがされていると思います。

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D/A・アナログ基板にはOSコンデンサの多用と片ch4個のD/AコンバーターのICと当時のトップクラスの性能を誇るオペアンプ等音質を良くする回路構成と成っています。

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フロントパネルの造りこみもかなりの工数が掛かっています。パーツの点数や加工もかなりの物です。

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3台目の時と同じ様に音質改善も施しD-3側はほぼ完成です。

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引き続きP-2sのオーバーホールです。ピックアップの状態を確認するとまだ十分使用出来る状態だったので電流調整の実施です。

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コントロール基板はよく見ると両面基板なのにスルーホール部に細かくクラックの発生がありそれが至る所で見られたのでP-2sでは初めて基板全体の半田増しの実施です。

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何度みても惚れ惚れする造りのVRDS円盤です。ここには日本の物造がある様に思います。

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D-3とのデジタル信号の受け渡しが出来ない時が有るとの事でしたがデジタル出力基板にもクラックが盛大に発生していたので大半の原因はここだと思われます。

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P-2s側のオーバーホールも完了しD-3と接続して音出しです。
音質改善をするとそれに答えてくれるだけの能力を持っており、流石当時のフラグシップだけの事は有りますね。

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K氏より右chのレベルが低く無音時ボリューム最大でノイズが出るとの連絡があり再入院です。
症状がD-3 3台目と同じにみえるので早速D/Aコンバーター部の波形を確認すると又してもD/AコンバーターとI/V変換用のオペアンプが壊れていました。
オペアンプが壊れる位だから発振データーがD/Aコンバーターに入力されている事があるのだと思われます。
D-3を持たれている方は一度無音状態でボリュームを最大にしてノイズが出ないか確認する方が良いと思います。
ノイズが出る様であれば同様に壊れていると思われます。



 2015_03_01



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今回は大阪のY氏よりの依頼でエソテリックのP-2sとD-3の修理です。
P-2sはCDを認識できず、D-3は表示の明るさが不安定になっているそうです。
1994年頃のフラグシップで合わせて125万円と日本の製品としてはかなり高額です。
巷の例に洩れずサイドパネルはベタ付きが始まっており触ると手に引っ付く感じです。
高級機に使用するには不向きな塗料ですね。
この頃のTEAC・SONYの製品には良く使われていますが流行だったのでしょうか。

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P-2sはトレイの開閉はスムーズでしたが確かにCDの認識をしてくれません。動作確認をするとピックアップのスレッド動作に問題が有る様で途中で止まりそこでCD確認を行っています。
スレッドのガイド等の清掃・給脂を行いとりあえずスレッド動作が出来る様になったのでピックアップの確認です。
測定を行うと残念ながらアイパターンの電圧幅・レーザー電流の測定値ではほぼ寿命が来ている様なので交換です。

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左が今回取り付けるピックアップで右が外したピックアップです。
今回取り付けるピックアップのレンズが少しブルー掛かってみえます。
測定値も新品並みだったのでこれでピックアップは当分の間大丈夫でしょう。

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両面基板なのですが半田クラックの発生がありました。
よっぽど熱が籠る状態での使用だったのでしょうか。

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基板に穴を開けてQFPを取り付けています。
普通に取り付けても空間的には余裕が有るように思えるのですが、どうしたのでしょうか?

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こんどはD-3側の確認です。天板を取るとトランスの頭を紙で覆って保護?をしています。
訳が有るかも知れないのでY氏に確認するとY氏も知らない事でした。
過去の修理時の傷防止でしょうかね。

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此方の基板の半田クラックはP-2sどころでは有りません。
両面基板なのに目視でもハッキリとわかる位大きなクラックの発生です。
それもあちらこちらで見られます。
半田自体も艶が無いので半田の材質が良くなかったのでしょうか、不思議ですね。

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流石にフラグシップだけに有ってパーツ類は良い物を使用しています。
此方に見えるD/A・アナログ基板に使用されているオペアンプの性能は今でも十分通用するレベルの物です。

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来た時から気に成っていたサイドパネルを再塗装する事になったので塗装を取るとプツプツと錆が発生していました。
純正の塗装があまり良くなかったのでしょうかね。

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で、塗装後がこちらです。なるべく元の色と近い物を選びましたので違和感もなくまあまあの状態に仕上がりました。
出来れば塗装はあまりやりたくない仕事ですね。
作業の大半は元の塗装の除去でこの除去が綺麗に出来ないと再塗装後の見栄えにかなり影響が出てしまうので気が抜けず時間だけは無駄に掛かります。

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O/Hや修理作業も無事終わりエージングです。
音は音域レンジの広さや空気感・音の余韻等なかなか良い音が出ており値段相応の製品だと思います


 2013_06_10




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