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山手サービス

Author:山手サービス
本業の制御の仕事があまりに暇なので趣味のオーディオのメンテナンスを始めたところ、自分の過去の仕事内容とメンテナンスがかなりの範囲で一致しており、気がつくと本業よりこちらのウエイトが大きくなっているこの頃です。
制御はアナログ・デジタル・マイコン回路設計、アッセンブラ・C言語・CADソフト、民生器機のマイコンボード設計・ソフト作成を経験して現在は制御盤設計製作を個人で行っています。
オーディオのメンテ修理ではCDPが一番気が入ります。何でって・・そりゃ音の変化が顕著に現れるのが嬉しくて。
ご依頼については

の主旨にご賛同いただいたうえでお願いいたします。

(ゆとり)OR(余力)

ブログ村



STUDER A727

Category: A727  

2017年8月4日掲載
修理オーバーホール後5年経過で音飛びや認識不良が出るとの事で再入院です。
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アイパターンよりピックアップの性能自体には問題が無く5年前と同等の性能を保持しているのが判ります。
前回の処置に使用したパーツに耐久性が無かった事が原因の不具合発生なので、今回は耐久性が有る物を使い再度対処する事で修理は完了です。

2012年2月19日掲載

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今回は広島のI氏よりの依頼でスチューダA727です。
A727はA725の3年後に発売された後継機の業務用CDプレーヤーですね。
外観はA725と殆んど見分けが付きませんが、よく見ると液晶表示器が変更されています。
このA727は1時間位再生するとCDを認識しなくなるとの事で此方にきました。

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早速アイパターンを見るとCD認識をしなくなった時は波形がとんでもない事になっています。
RF回路が何か不具合を起こしているのか、CDM1のフォーカスやラジアル動作に何か問題が出ているのかと調査すること2日目やっと問題点を見つけCD認識不具合は解決です。
写真は載せていませんがアイパターンの電圧幅は1.56Vとこれもほぼ新品状態の波形が出ていました。
ほんとCDM1は寿命の長いピックアップですね。

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フィリップス系の配線の弱点と思われるコネクタ部分の発錆びです。
緑色の液状となっています。

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今回はもう1か所錆びが発生していました。
何の関係でこの錆びがでるのでしょうかね。

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バランス出力基板が以前に修理したA725とは配置が違っている様に見えます。
使用している部品や回路はほぼ同じ様なのですが、変更する意味があったのでしょうか。
ルボックスではD/Aアナログ基板が片面基板でしたが、こちらは両面基板になっています。
さすがは業務用ですね。

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修理・オーバーホール・音質改善を行い作業もほぼ完了です。

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フィリップス系の音は安心できる音ですね。
元々がかなりしっかりした音作りをしているのでオペアンプやコンデンサの変更で音域レンジの広がりやスピード感のUPでさらに魅力が増した音に仕上がっています


 2017_08_04


STUDER A727 7台目

Category: A727  

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今回は以前REVOX B226のオーバーホールを行った岐阜のN氏よりの依頼でSTUDER A727のオーバーホール・音質改善の依頼です。
写真では表示器のバックライトが点き再生動作をしていますが、到着時は電源も入らず、電源が投入出来る様に成ってもバックライトが点かない状態でした。

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電源の入らない不具合はトランスの2次側に付いているヒューズの経年劣化の様でヒューズ交換でOKとなりました。
ヒューズ交換後電源投入されているにも関わらず表示が出ないので表示器を確認すると表示はしていますがバックライトが点いていない状態で有る事がわかり早速汎用のバックライトに交換です。

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トレイのガイドローラーのゴムリングが朽ちて無くなっています。写真ではEクリップを外せばガイドローラーが外せる様に見えますが、実際にはほぼ全バラにしないと外せません。このベルトの劣化を考慮していない設計ですね。

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オーバーホール・音質改善と作業を進め後は音出しエージングだけとなりエージング開始後30分音飛びの発生です。
アイパターンは最初に測定して1.6Vの電圧幅を確認していたので新品同様の状態だと思ていましたがどうもそうでは無かった様です。
調査をするとアイパターンの電圧幅は新品状態ですがフォーカスの許容範囲が殆ど無く、CDの違いに拠るの反射膜位置の違いを許容出来ない物で有る事がわかりました。

メーカーから出荷されたままのピックアップであれば写真のレーザーダイオード部の隙間に樹脂が見える筈ですが、これは完全に隙間がみえます。どうも
レーザーダイオードを交換している様です。
気を付けて見るとレーザーダイオードの所と他の部分の半田の色・艶も違いますね。


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これは手持ちのCDM-1で隙間に白い樹脂の様な物が見えています。
レーザーダイオードの交換は位置調整がかなりシビアです。アイパターンを診ながら一番波形が大きく成るところに調整する事に成りますが素人の方に出来る作業ではありません、もし交換をしようと思っている方がおられるならばやめて下さいと言いたいですね。


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ピックアップが不良で使用出来ない事をN氏に伝えると以前オーバーホールを行ったB226のピックアップと載せ替えることとなり、早速載せ替えです。
レーザーダイオードの交換が出来る様に成る事は良い事ですが、今回の様に性能が出せなくなるピックアップが出回る様になると思うとぞっとしますね。
今回判断方法がほぼ判りましたので次からの判定には活かせると思います。

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色々と問題はありましたが、スイングアーム独特な音の滑らかさと音質改善に拠る音域の広がりでこれからも十分楽しめる音に成ったと思います。

 2016_02_24


STUDER A727 5台目

Category: A727  

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今回も引き続き愛媛のO氏より依頼のスチューダA727の修理です。
元々2台で送られてきており、1台は表示が不良で表示器関係の入手が出来ない事もあり良い所取りで1台を直すのがベストと考えA727の4台目の作業となりました。
ただO氏としては2台の内の1台を自分用にする予定だったとの事なので此方のA727も引き続き修理となりました。
先に修理したA727を良い所取りで修理をした為にこちらは電源ヒューズ切れ不具合・CDM-1の動作不良・表示不良・ノイズ発生と不具合のオンパレード状態です。
表示が少し違っていると気づかれた方はA727お宅と言えます。
この時点では表示のバックライトをLEDで自作した物なので全体に暗い感じになっています。
 まずは電源を入れると電源用のヒューズが飛ぶ事の調査からです。
こちらの原因は電源用のブロックコンデンサの不良だったのでコンデンサを交換する事で修理完了です。

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CDM-1も先のA727の修理時に音飛びが発生していましたので分解修理です。
30年使わずにいた為か可動部分に引っ掛かりができていました。

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ノイズの発生は調査して行くとデジタルフィルターに不具合があり交換が必要である事が判りました。
同じデジタルフィルターを使用しているプレーヤーを持ち合わせていましたので、デジタルフィルター用のICを取り外して移植です。

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表示不良はバックライト用のELパネルが発光しなくなっているのが原因でした。
純正のELパネルは入手が出来ないので代替え品の自作です。

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表示器の両サイドよりLEDを光らせて文字が判る様に改造です。
LED照明で完成した状態は記事トップのフロントからの写真です。
全体に表示が暗いですが、表示の変化は判りますので実用出来る範囲には成りました。

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返却間際になって汎用ELパネルの入手できる事が判り早速入手して取付です。
左側にELパネルの端子が有る為に少し左隅に発光出来ない部分が見えてしまいましたが、LED照明よりは此方の方がずっと良いですね。
表示バックライトの修理が出来てこれで完成と思った所で音飛びの再発です。
前回はCDの最後の方での音飛びでしたが今度はCDの最初の方での音飛びです。

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元々の不具合現象のスイングアームの引っ掛かりの原因をさらに追究してゆくとこれと思える不具合を発見です。
なんとスイングアーム部の高さを決めているアルミブロックの高さ違いです。
実測で約0.1mmの違いが有り、この厚みの違いがスイングアームとの接触を起こす原因と成っていたようです。
新品でもこんな事が有るのですね、業務用の機械なので厳しい検査をされているはずだと思われるだけに意外です。
この後薄いブロックの厚みに揃えて組み付けやっと修理完了です。

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発売から30年経っているにも係わらず中身は新品状態なので此方も往年のA727を楽しんで頂けると思います。


 2013_11_18


STUDER A727 4台目

Category: A727  

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今回は東京のY氏用に愛媛のO氏よりの依頼でスチューダA727の修理・オーバーホールです。
これは2台の修理依頼の内の1台目です。
来た時は電源用ヒューズが外され表示器も不具合で表示出来ない状態でした。
表示器はフロントパネル毎でもう1台のA727と交換しました。
現状確認にヒューズを付けてトレイの開閉を何度かしているうちに取り付けたヒューズが飛んでしまいました。

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トレイ開閉だけでヒューズが飛ぶ事はあり得ないのでトレイの動作タイミングを測定してみました。
上からトレイ開信号・トレイモーター電圧・トレイ開端信号・トレイ閉端信号です。
波形を見る限りモーターが勝手に回っていたり、負荷が掛かっている訳では無い様です。
元のヒューズが1.25Aのスーブローの所に1.0Aのヒューズを入れた為に容量不足だったようです。

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こちらはヒューズ切れの確認をしている時に見つけたコネクタ部分の発錆です。
左から4番目に緑色の液体が見えると思います。

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今回のA727は殆んど使用していたと思われる痕跡が無い位綺麗でRCAやXLRのコネクタもピカピカです。
本体の有色メッキにも発錆びもなくデットストックと言っても通じる位の程度の良いプレーヤーです。
こんなにきれいな個体は今後見られる事は無いと思われます。

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ピックアップの状態も波形やレーザー電流からも新品状態である事が判ります。

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この後CDの再生不良が発生したのでピックアップももう1台のA727より載せ替えです。
どちらのピックアップも錆びや汚れも無くとても綺麗です。

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音出しするとバランス出力の右側より音が出ないので調べるとコンデンサの不良によるものでした。
使用しなくても壊れるものなのですね。

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オーバーホールの依頼も有りましたが殆んど使用された形跡が見えないのと音出し確認では音にまだ硬さが残る感じの音が出てきます。
これは電解コンデンサを交換した時に感じるのと同じ傾向なので今回は不具合の修理だけにさせて頂きました。
過去に修理に来たA727とは違い音が立っておりなかなか良い感じの音がします。
たぶんこれが新品時の音だと思われます。


 2013_11_12



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今回は大阪のM氏よりの依頼でSTUDER A727の修理です。
ワンオーナーで使用していたそうですが6年位前からCDを認識しなくなる不具合が出る様になり何度か修理されたそうです。
修理後はしばらく順調に動作しますが1年位で症状が再発といった状況だったそうです。

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早速CDの再生確認をおこなうと何でもなかった様に再生し問題の無い様に見えましたが1時間位連続で再生していると段々CDの認識が悪くなり終いにはCD認識しない状況となりました。
ピックアップの高さやCDの回転・レーザー発光は目視で確認しましたが問題が有るようには見えません。
現状としてCDを認識できない状況となってしまい、原因を探す事が困難な状況と成ったため動作品のCDM-1を購入して交換する事としました。

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左が動作品のCDM-1です。これをA727に取り付けて動作確認を行うと連続再生においてもCD認識の問題はなくなりましたのでやはり外したCDM-1に何か問題が起こっていたようです。

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過去に電解コンデンサの液漏れを起こしていたようで基板上に痕跡が残っていました。
汚れをきれいに除いておかないと発錆や回路のリークにつながり問題を起こす可能性があるので清掃です。

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このA727もフィリプス系のコネクタ独特の不具合が出ていました。
殆んどのコネクタで緑色の液状のものが発生しています。
これをそのままにしておくと断線になるのでこちらも根気よく清掃です。

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いつもの事ながらCDM-1を使ったプレーヤーの音はアナログプレーヤーに近い感じでわりと安心して聞けますね。
後日M氏より音が変化したとの連絡を受けました。
今回はピックアップのみの交換作業でしたが聞く人が聞けば違いがでるものなのですね。
流石です。

*2014年4月1日より、修理のみの依頼はお断りしています。
詳細は下記リンクにてご確認ください。*
お問合せ・ご依頼の前に


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OH前提の上での不具合対応と成ります。
D/Aコンバーターを含むCDプレーヤーのみの受付になります。
詳細は
(お問合せ・ご依頼の前に)
http://longingforaudio.blog.fc2.com/blog-entry-21.html
(オーバーホール・メンテナンス受付)
http://longingforaudio.blog.fc2.com/blog-entry-192.html
29年度第一回受付は再開同日、2月26日深夜1時50分に閉じました。
ご依頼については、次回、受け付けをお待ちください。
問合せについては、
下記メールをコピーペーストして送信ください。
meerschaum@wonder.ocn.ne.jp
  山手サービス 高橋

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制御はアナログ・デジタル・マイコン回路設計、アッセンブラ・C言語・CADソフト、民生器機のマイコンボード設計・ソフト作成を経験して現在は制御盤設計製作を個人で行っています。
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