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Author:山手サービス
本業の制御の仕事があまりに暇なので趣味のオーディオのメンテナンスを始めたところ、自分の過去の仕事内容とメンテナンスがかなりの範囲で一致しており、気がつくと本業よりこちらのウエイトが大きくなっているこの頃です。
制御はアナログ・デジタル・マイコン回路設計、アッセンブラ・C言語・CADソフト、民生器機のマイコンボード設計・ソフト作成を経験して現在は制御盤設計製作を個人で行っています。
オーディオのメンテ修理ではCDPが一番気が入ります。何でって・・そりゃ音の変化が顕著に現れるのが嬉しくて。
ご依頼については

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RIMG3039.jpg  
今回は兵庫のH氏からの依頼でX-1sのオーバーホールと音質改善です。
現在CDRを聴くと音飛びが出るとの事です。

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音飛びはピックアップの劣化によるものでした。ただCDRは反射率がCDに比べ低いのでCDより早く音飛びが出る様になります。

RIMG2946.jpg
この電源コントロール基板とD/Aアナログ基板は一面の金メッキです。バブル期最終時期の設計なので贅沢な使い方ですね。
これならCDプレーヤーの役目を終えても十分都市鉱山になれる事間違いなしです。

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RFコントロール基板のOSコンデンサの足がもげていました。
過去のメンテナンス時の基板取り付け時の注意不足でしょうか。
しかし実装方向を気にしなければいけない様な筐体設計ではまずいですね。

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オーバーホール・音質改善とほぼ作業は完了です。
以前に使用したオペアンプが入手できなくなり今回定番のオペアンプを使用しましたがこれで問題発生です。
過去に何度も使用してきましたがこのX-1sの回路に合わず発振してしまっていました。
意外でしたが発振対策を施して完了です。

RIMG3045.jpg
元々がそこそこに音作りが出来ているプレーヤーですが音質改善の効果を感じて頂ければ良いですね。



 2019_09_13



 RIMG5553.jpg
今回は神奈川のK氏からの依頼でX-1sの修理・オーバーホール・音質改善です。
トレイ開閉不良とたまにCD認識エラーが出るそうです。

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気になるピックアップの状態の確認をと思いましたがその前にレンズの周辺に見える曇りを取ろうとしましたが、軽くひと拭きとは行かず何が付着しているのか気になるところです。

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肝心なピックアップはほぼ新品状態です。ピックアップは過去のメンテナンスで交換されているようですが、最近みかけるように成ったメンテナンス用に再生産されたピックアップとは違い性能が良いですね。

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普通にはお目にかかれないトレイ開口部下のガイドローラーです。これ1つを見ても丁寧な作りが伺えますね。
但しメンテナンス性が良いとかと言えば駄目ですね、基板への電源用配線はラッピングを使っているので基板単体にする事が出来ません。
ラッピングと言えば8bitのマイクロプロセッサーが出始めた時代によく見かけた配線で、技術的に熟練を要する半田付けをしなくて良いと言った利点があった様ですが感心できない配線方法ですね。

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オーバーホール・音質改善と作業を実施し音出しエージングの実施ですが、ここで問題発生です。
CDをトレイにセットしてトレイ閉をするも、ティアック特有のCDをチャッキングするまでの時間に制限があり、CDを認識せずトレイが開いてしまいます。
経年の動作抵抗の増加とベルトを汎用品にした事で少しトレイ開閉スピードが落ちた様なのでトレイ制御回路部品を一部交換して対応です。
写真でも判るように今回はオペアンプを全て交換しています。他にもD/AコンバーターICの電源強化・クロックの高精度化・WADIA-Blue化の手法も取り入れ現在までのTEAC系では一番手を入れた音質改善を実施しています。

RIMG5563.jpg
音は素のESOTERIC P-2s+D-3を軽く上回った音に仕上がっています。音の輪郭がはっきりとして余韻も奇麗ですね。


 2018_04_17


ESOTERIC X-1s

Category: X-1s  

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今回は東京のW氏からの依頼で当方としては初物のESOTERIC X-1sです。
TEACの製品ですが高級機のエソテリック製品だけの事はあり造りや塗装が丁寧ですね。
音飛びやノイズ混じりの不具合が出ているそうでメーカーのサービスではピックアップが無く修理出来ないとの事で此方に来ました。

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早速アイパターンを確認するとピックアップの寿命である事が判りましたのでピックアップの交換です。
天板をはずしてみると内部に使用されているパーツも高価な物が使用されている事がわかります。

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オーバーホールを進めるとRF・サーボ基板に付いている電解コンデンサが基板とCDドライブユニットのフレームの間に挟まれて潰れておりました。
コンデンサの倒す方向が反対なら潰れないのですが・・・単純ミスでしょうか。


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流石はバブル期末期の製品だけに基板のGNDパターンに金メッキが施されています。コンデンサにもOSコンが多用されると言った具合で贅沢な造りですね。とは言う物のオペアンプには2回路入りの廉価版が使用されておりこの辺りがメーカーの妥協ですね。
今回は音質改善も実施しますのでX-1sに合うと思われる1回路入りのオペアンプへ変更です。
下の回路図は音質改善用に基板のパターンから起こした物です。


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D/Aアナログ基板についていたOSコンデンサです。頭部が膨らんだり変形していたりしています。OSコンデンサの耐久性も通常の電解コンデンサと同じ様に考えた方が良いですね。


RIMG2212.jpg 
音質改善にクロック交換も一緒に実施した為かエソテリックのD-3より耳当たりの良い音が出ています。繊細でいて柔らかな音ですね。・・いや金メッキの効果が有るのかも知れませんね。




 2015_07_19




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