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山手サービス

Author:山手サービス
本業の制御の仕事があまりに暇なので趣味のオーディオのメンテナンスを始めたところ、自分の過去の仕事内容とメンテナンスがかなりの範囲で一致しており、気がつくと本業よりこちらのウエイトが大きくなっているこの頃です。
制御はアナログ・デジタル・マイコン回路設計、アッセンブラ・C言語・CADソフト、民生器機のマイコンボード設計・ソフト作成を経験して現在は制御盤設計製作を個人で行っています。
オーディオのメンテ修理ではCDPが一番気が入ります。何でって・・そりゃ音の変化が顕著に現れるのが嬉しくて。
ご依頼については

の主旨にご賛同いただいたうえでお願いいたします。

(ゆとり)OR(余力)

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今年は本業が続いていたので太鼓の修理はやめておこうと思っていましたが、5個ある大太鼓の1つに明らかに判る歪みがみられ保存会の方が太鼓をばらしてしまいましたのでやむなく修理にとりかかりました。
この太鼓は昭和58年(1983)に作られた物なので32年選手です。

大太鼓はね踊り 
大太鼓はね

大太鼓すえ打ち
大太鼓すえ打ち

お祭りのはね踊りでは大太鼓を持って踊りながら叩く動作と地面に置いて叩く動作の2種類があり太鼓としては使い方がわりと激しいので鋲の部分が緩んでいる様です。

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胴の板を固定している内・外の帯に割れが出ています。帯がずれて胴板の鋲を打っていた部分が長穴になってしまっています。

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帯の割れている所に接着剤を塗りこんで固まるまで紐で固定しておきます。使用した接着剤は固まっても弾力が有るタイプなので太鼓の修理には向いていると思います。

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胴板の割れも接着剤で補修です。
このあと下に見える帯も外し帯の割れと胴板の割れの修理を行っています。


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外した帯を元と同じに取り付けてほぼ修理完了です。

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両側の皮を付けロープで皮をはりなんとかお祭りに間に合わせる事ができました。
今回は接着剤を使った修理なので何年もつかな。

はね踊り保存会の人が書いているブログです。
興味があれば覗いてみて下さい。
http://blogs.yahoo.co.jp/mishima1005yamate




 2015_10_23



 
2014/10/14記載003.jpg
今年はもう一個、小太鼓の修理です。
幕末に作られた小太鼓で、同じ時に大太鼓も作られており前奥のはね踊りの歴史を証明してくれる貴重な太鼓です。

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3分割の胴のわっぱを繋ぐ帯のわっぱが割れて無くなっています。
今回はこの帯の部分の修理です。

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はね踊り保存会の方に家が木工をされている方がいたので帯の部分の薄板を作ってもらいました。長さは2mで厚さは2mmです。

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薄板を鍋でゆでて柔らかくします。柔らかい間に胴に巻き付けて型を整えます。

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曲げた板の両端の重なり部分を徐々に薄くしてゆき厚さを1mm以下にします。曲り鉋で削ろうとしましたがなかなか綺麗にけずれないので結局鑿で地道に削りました。
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重ねた部分をこの後桜皮で縫い合わせます。

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昨年桜の枝を取ってきていたので縫う為の桜の皮は十分有ると思っていましたが いざ桜皮を作り始めると今回の太鼓を修理する分の桜皮を取るのが精いっぱいでした。
まだ修理しなければいけない太鼓があるので来年に向けてまた桜の枝を取りに行く必要があります。

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太鼓の中にはこの太鼓を造った日付等が書かれています。
字に味わいが有って良いですね。こう言った字を見ると習字をちゃんと習っておきたかったと思ってしまいます。
文久3年は西暦1863年なので既に151年経っています。此れからも大事にしてゆきたいものです。

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胴にはベンガラが塗られている様なので今回直した帯が目立ちます。
今年はこのまま使い、来年までにはベンガラで色付けしようと思っています。



2015/10/23追加
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昨年2014年のお祭りに間に合わなかった帯の色付けを今年2015年に実施です。色付けはベンガラをボイル油で溶いて塗布しました。
塗ってみると元の塗とは明らかに質感が違うのでどうもベンガラだけを塗っていたのでは無さそうです。柿渋を上塗りでもしているのか、塗装1つでもなかなか判らないものです。






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写真はね踊りに使う太鼓や鉦です。
去年使っている時に音がびびっている大太鼓が有ったので今年のお祭りに向けて修理を行いました。
修理する大太鼓は写真に載っていませんが写真のものより一回り大きい太鼓です。
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問題の太鼓は皮の部分の糸(タコ糸)が切れて皮が緩んだ状態になっておりおまけに皮が破れています。

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まずは内側の糸の縫い直しです。
最初はタコ糸に蠟引きした物を使用して縫っていましたが、蠟引き時の温度が高かったせいか糸の強度が落ちてしまい強く引っ張ると切れてしまう事が判り急きょ糸を変更です。
使用されていた糸がタコ糸に見えたのでタコ糸を使用しましたが再度ネット上で締太鼓の皮に使う糸を調べると麻糸が良いようです。
今回は撚りが少し甘いのですが、ホームセンターにある園芸用の麻糸を使用しました。

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皮が開いているので皮をクランプで押えて行きながら縫い直し、内側の糸の後外側の糸も縫い直しました。結局2枚の皮を縫い直すだけで4日位掛かりました。

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胴の造りはわっぱ3個を繋いだ外に薄板を樽状に重ねて巻いてその上に少し幅の狭いわっぱで薄板を押えています。
薄板は胴の補強でしょうか。

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胴に皮を付けてロープで締めて大太鼓の修理は完了です。
皮の部分の縫い直しで皮が張り気持ちの良い音が出る様になりました。

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今回は町内で行われている秋祭りの「はね踊り」に使用している小太鼓の修理です。
写真は修理後なのでちゃんとした状態ですが、修理前は胴の部分が崩れた状態になっていました。
私もはね踊り保存会の一員で毎年楽しく参加させて頂いており壊れた太鼓をみてなんとか直せそうだと思ったので修理にチャレンジしてみました。

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胴が崩れた原因は胴のワッパを繋いでいる桜の皮が朽ちて外れた事です。
修理に使用出来そうな桜皮をネット上で探しましたが販売している所は無い様です。
で, 無い物は作るしかないので桜皮の自作です。
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町内は南北朝時代位から続くお家が有る位の土地柄なので
さっそく山持ちの方に了解を頂いて近くの山の頂上付近に自生している山桜の木の枝を切ってきました。

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今回は直径7cm位の枝の皮を剥いで太鼓に使用出来る様に桜皮の作成です。
表の荒皮と裏側の木質部分を丹念にとるとナイロンシートの様な状態になります。
下の一番右がペラペラにした桜皮です。

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作った桜皮で胴を縫い合わせます。胴は2枚の板で筒状にしていましたので1つの胴で2か所を桜皮で繋ぎ合わせています。
胴は上下2つに分かれており2つの胴を真ん中の細いワッパで繋いでいます。
桜皮の色と太鼓の胴の色とのマッチングが良いですね。

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上下のワッパを繋ぐ前の写真で、上下の繋ぎ用の細いワッパを桜皮で縫い付けている途中です。

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此方が桜皮で縫い直した小太鼓の胴です。
内部には製造年等の記載は有りませんがゆうに50年以上前に作られた物と思われます。
この小太鼓は胸に付けて使用する太鼓で無茶な扱いはされませんが、それでも今回の様に壊れてしまう事もあります。
これでまた50年位持ってくれると良いですね。
同じ保存会の方がはね踊りの記録をブログで紹介していますので興味のある方は覗いてみて下さい。

http://blogs.yahoo.co.jp/mishima1005yamate


 2013_11_02




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