プロフィール

山手サービス

Author:山手サービス
本業の制御の仕事があまりに暇なので趣味のオーディオのメンテナンスを始めたところ、自分の過去の仕事内容とメンテナンスがかなりの範囲で一致しており、気がつくと本業よりこちらのウエイトが大きくなっているこの頃です。
制御はアナログ・デジタル・マイコン回路設計、アッセンブラ・C言語・CADソフト、民生器機のマイコンボード設計・ソフト作成を経験して現在は制御盤設計製作を個人で行っています。
オーディオのメンテ修理ではCDPが一番気が入ります。何でって・・そりゃ音の変化が顕著に現れるのが嬉しくて。
ご依頼については

の主旨にご賛同いただいたうえでお願いいたします。

(ゆとり)OR(余力)

ブログ村




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今回は神奈川のH氏からの依頼でWADIA21のオーバーホールです。
現時点では問題ないそうですがこの先の使用を見越してのオーバーホールです。
表示がハッキリしていますが、来た時は表示の見えない所が出ていたので交換しています。


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ピックアップが劣化状態だったのでピックアップ交換を始めるとスレッドガイドバーがストッパーをかなり押した状態で取り付けられています。
どうも過去のメンテナンスで他機種のガイドバーで代用させて長さが合わないのをそのまま使用した様です。

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ギアはアフターパーツの耐久性の有る物に交換されていました。ベルトも交換されている様なので問題有りません。

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コーナー部材とフロントパネル取り付けネジが有りません。
WADIAはコーナー部の加工精度が悪くネジをいっぱいまで締めると筐体の組み立てが困難に成る場合が有るので殆どのネジは仮止め状態なのが災いしてか過去のメンテ時にネジを紛失した様です。
WADIAはインチネジを使っているのでネジの紛失は困りますね。

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WADIAの基板らしい半田クラックです。リードがぐらぐらになる少し前の状態ですね。

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D/Aコンバーター出力のI/V変換に使用されるオペアンプが古い時代の定番のオペアンプに交換されています。WADIA21の元のオペアンプも新しくはないですがWADIA21販売当時の定番のオペアンプだったので交換の意図が見えませんね。

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過去のメンテナンスが的を得ていた所が有り通常よりも作業が少なくて済みました。オーバーホールまで実施したので当分はリフレッシュした音で楽しんで頂き、今後音質改善等する予定だそうなので次のレベルもまた楽しめる事になりますね。






 2017_07_31



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今回は兵庫のMI氏よりの依頼でWADIA21のオーバーホールです。
内部の歯車の故障でトレイの開閉が出来なくなったとの事で来ています。

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予想されていた通り定番のギア破損です。小さいギアはきれいさっぱり割れて無くなっていました。
トレイギアは過去に交換されていたのですがこの際なのでジュラコン製のギアに交換です。

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WADIA21では珍しくピックアップは十分使用出来る状態だったのでレンズの清掃のみでOKです。

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お決まりの表示窓の再接着をと思いましたが此方も過去にシリコンの接着剤で修理されていました。
今回のWADIAはギア・ピックアップ・表示窓と良くメンテナンスされておりオーナーの愛着がわかる個体ですね。

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良くメンテされており半田ましもそこかしこに実施していますが、それでも半田クラックは次の弱い所に発生してしまいます。

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アナログ出力回路のオペアンプやバッファーを過去に交換した痕跡が有ります。
交換しているバッファーはRCA出力用なので負荷が大きすぎた(ショートさせたか?)か経年劣化か原因は判りませんが、わりとバッファーの破損は多い感じですね。
オペアンプ>バッファーと続く回路ではバッファーが壊れるとオペアンプが釣られて壊れるみたいで以前にも何度か同様の不具合を経験しています。
今回外したオペアンプの中にはノイズが出ている物が有りこれでは本来の性能を発揮できていなかったと思われますので音質改善まで行ったのは正解ですね。

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ギアの修理・オーバーホール・音質改善と作業も進み天板を付けない状態で一晩の音出しエージングです。

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WADIA21辺りはもともと音域が広いので音質改善まででも十分聞かせてくれる音ですね。



 2017_01_27



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今回は滋賀のI氏よりの依頼でWADIA21のオーバーホールです。
トレーは開閉できるがCDを認識しないとの事できました。
WADIA21はWADIA6の後継機なので全体に程度の良い物が多いですね。このWADIA21も例に漏れず綺麗な個体です。

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CDを認識しない原因はスレッドギアの破損でした。ギアの破損はWADIA21の持病みたいなものですね。

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オーバーホール途中のWADIA21です。トランスポート部は広くて整備性が良いのですが、D/A側は狭くておまけに深さが有るので整備するには厄介な作りです。

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常時通電を推奨している弊害と思われるのが内部発熱による電解コンデンサの膨らみです。風通しの良い場所に設置しないと結構温度が上がるので電解コンデンサにダメージが来るのでしょうね。

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ギアの交換・ピックアップの交換・オーバーホールと順調に作業も進みほぼ完成です。
この基板を見るとWADIA850の元に成ったのが良く判る構成ですね。

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WADIA21辺りは音がスッと耳に入ってくるので違和感のない音作りだと思います。

 2016_04_24



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今回は東京のM氏からの依頼でWADIA21のオーバーホールとクロック交換を含む音質改善です。
現状はトレイが開かない状態だそうです。

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天板をはぐってスレッドギアを確認すると案の定ギアが壊れていたのでジュラコン製のギアに交換です。
この時点では定番の不具合なので後はオーバーホール・音質改善を進めれば順調に作業が進むものと思っていました。

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表示窓も何時ものごとく接着剤が割れて剥がれていたので、元の接着剤を取り除き綺麗に成った状態で再接着です。

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順調に作業もすすみ後は音出しエージングを行えば作業は完了となるはずでしたが、ここで問題発生です。
CDを挿入して再生を始める時に音飛びが出てしまいます。10回位試して2・3回位音飛びの状態になる状態です。

過去の経験上で思い付く事は全て実施してみましたが症状を改善させる事ができませんでした。不具合を発生させているのはVRDSのCDチャッキングミスで有る事までは判りましたが、結局VRDS機構の載せ替えでの対処となりました。

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新品ピックアップ・ジュラコンギア・ケーブル類の取り換えを行いVRDS機構の載せ替え実施です。
載せ替えると不具合はすんなりと解消してしまいました。この事よりもチャッキング機構の微妙な当たりでの不具合発生だろうと思われますが、原因を特定出来なかったのは残念な事です。

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久しぶりの駄々っ子のWADIA21でしたが何とか完成です。
広がった音域・繊細な表現力・WADIA自体の持ち味の押し出しが合わさって気持ちよく聴く事が出来ますね。





 2015_11_25



2011年9月26日掲載
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今回は京都市のJAZZ-BAR blue noteさまよりWADIA21の音飛び修理の依頼です。
京都では一番古いジャズバーだそうで、生バンドの演奏がよく行われている様なので興味の有る方は覗いてみては如何ですか。

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音飛びの原因は思った通りおきまりのピックアップのスレッド動作用のギアの破損でした。
サクサクと交換を行って修理完了としたいですがアイパターンを測定すると電圧幅が0.7Vを切っており寿命がきているのでピックアップの交換も必要になりました。

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CDドライブの下に取り付けられているので普通にはまずお眼にかかれないピックアップへの中継基板です。

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今回交換したピックアップのアイパターンです。今まで測定したWADIA21の中で一番電圧幅が大きくでました。
これだけはっきりした波形でならば読み取り向上に効果を発揮してくれる物と思います。
このピックアップは以前海外から購入した6個の内1個の性能が満足しないので再度販売元に送ってもらったピックアップです。
今までで購入した販売元では一番対応も性能も良いので今後はここで購入しようと思っています。

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電解コンデンサの交換や基板の半田増しを行い無事修理オーバーホールを終えました。
新品状態に復活したWADIA21で
blue noteさまが賑わって頂ければ嬉しく思います。



2015年10月28日掲載
2015年の夏にブルーノートさまから以前オーバーホールしたWADIA21に音飛びが出始めたので修理して貰いたいとの連絡があり対応です。

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早速ピックアップの状態確認を行いましたがアイパターンの電圧幅は十分にある状態なのでこの時はピックアップ以外に問題があると思い他の調査を行いました。

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スレッドのガイドバーの傷の研磨やギア類の清掃など一通り行い再生確認するとここで再生が止まる症状が発生し、その時にフォーカス動作を繰り返している音がしていました。

どうもピックアップに不具合が生じている様なのでピックアップの交換をする事としました。
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左が今回取り付けたピックアップで交換後は正常に再生する様になりました。

後でブルーノート様より「4年間豆にピックアップの清掃をしていましたから」とのお話を貰い今回の音飛びの原因を納得した次第です。
使用しているピックアップのフォーカス・トラッキング動作は樹脂のリンクを介してレンズを動かしています。リンクはかなり軟弱な物なので度重なる清掃に耐えられず、位置ずれを起こしてしまったものと思われます。

お店の環境では仕方がない事だと思われますね。


 2015_10_28



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今回は神奈川のM氏からの依頼でWADIA21の修理・オーバーホール・音質改善です。
過去に2度音飛びの修理を行い使用してきましたが音飛びが再発しているとの事で入院です。

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原因の半分はスレッドギアの歯が飛んだことに寄りますが、ピックアップを確認すると電圧幅も0.8Vを切っておりピックアップ自体も寿命の状態でした。

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通常では見る事の出来ないCDドライブユニットの裏側です。
鉄板の2重構造なので強度的にはしっかりしているので良いですが、ボンデ鋼板の端面の処理をしていないので大半の物は錆が発生しています。

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表示押釦基板に小さな基板が付いています。操作や表示に違いが有る様にはみえませんが、何か仕様が違うのでしょうか。

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オーバーホール・音質改善と順調に作業も進みほぼ完成です。
1つ前の記事よりデジカメを替えたせいかピントが甘いですね。マクロ撮影時のライト機能が付いているのでマクロ撮影等使い勝手はすこぶる良いのですが取説をよく読んみなければいけない様です。

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素のままでも不足のない音ですが、いつもの音質改善にクロック交換も行いましたので力強さと繊細さが増して気持ち良く音を出してくれています。
WADIA6やWADIA850を含めこの頃のWADIAは潜在能力が高いですね。



 2015_03_15



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今回は広島のH氏からの依頼でWADIA21の修理・オーバーホールです。
症状はCDの再生ができなくなっているそうです。
以前トレイが出なくなりAXSISにてスレッドギア交換をされている様です。
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早速確認するとピックアップの寿命であることがわかりピックアップの交換です。
この型のピックアップはまだ新品が入手できますがここ3回購入して計25個中8個しか性能が満足せず、残りの17個は購入した所に返品しました。見た目には同じですが既にSONYはこのピックアップの製造は行っていないので、同じ製造ラインを使った中国製と思われます。
アメリカの電子部品等を販売している所より購入した10個などは検査のロットアウトの様でアイパターンが形成されたのは3個のみでその3個も波形にひずみが有ると言った状態でした。
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スレッドギアを交換しているとの事だったので確認すると純正のフニャフニャのギアだったのでジュラコン製に交換です。トレイギアも同様だったので交換しました。
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WADIA21もWADIA6と同様で半田クラックが必ず発生しています。アルミの塊の筐体なので電源ONとOFF時の温度差が激しいのでしょうか。
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電解コンデンサの交換・半田増の実施・音質改善も完了しほぼ完成です。
今回は音質改善で高精度クロック交換も実施です。
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音質改善によってWADIAらしい音が一層レベルアップして気持ちよく音を出してきてくれます。
このWADIA21もとことんまで改造してみたいと思わせてくれるプレーヤーですね。

 2014_11_26



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今回は大阪のN氏からの依頼でWADIA21のオーバーホールと修理です。
このWADIA21はN氏が香港駐在の時に現地で購入してそのまま日本に持ち帰ったので正規品では有りませんが、過去のトレイ開閉不具合はアクシスにて対応して貰えたそうです。
最近トレイ開閉の不具合が再発した為N氏自身で内部を確認・スレッドギア破損を見つけられ今回此方に来ています。 
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早速スレッドギアの交換をしました。トレイ開動作は問題ありませんがトレイ閉動作が途中で止まってしまいます。
不具合の原因をを探る為に内部を確認するとCDドライブユニットへのフィルムケーブルのコネクタ部がいつもと違っており、よくみると接触部が少し切り取られて短くなっていました。
たぶんコネクタの抜き差しでケーブルの先の接触部がフィルムより剥がれてきたのを取り除いたと思われます。接触部の荒れを修正して接点用のグリスを塗布して動作確認を行いましたがトレイ閉動作は依然途中で止まってしまいます。 
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さらに調べてゆくと、見た目ではリフト機構に問題は無さそうですがトレイ開時にリフトが下がらない症状になります。
どうもトレイとリフトの動作を決めているカムに歪みが出ていると思われるのでドライブユニットを交換する事で対応しました。 
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やっとCDを再生出来る状態になったのでピックアップの確認です。
元のピックアップも新しそうに見えますがアイパターンの電圧幅が0.85Vともう少しで音飛びが出る状態になっていたので交換です。
右が外したピックアップで左の新品のピックアップと比べるとレンズが下がっているのが判ります。 
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不具合対応に時間を取られましたが、この後オーバーホール・音質改善と順調に進み作業もほぼ完了です。 
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香港で購入時には既に製造番号のシールが無くなっていたそうですが、シールの無い後ろ姿の方がスッキリしていて似合っていますね。
 2014_09_13



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今回は香川のH氏の依頼でWADIA21の修理・オーバーホールです。
トレイが開かないとの事で此方に来ています。
今まで扱った中で一番傷の少ないと思われる個体です。綺麗すぎるのも難点で移動等には気を使ってしまいますね。

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早速中を確認すると何時もの如くピックアップを移動させるスレッドギアが歯こぼれを起こしていたのでジュラコン製のギアに交換です。

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右が外したピックアップです。割と綺麗に見えますがアイパターンの電圧幅が小さく交換を要する状態です。
今回初めて認識した事ですが、ピックアップの一番底に付いているICの樹脂部分が少し黄色い色をしています。

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コントロール基板も製造番号の数百番台とは少し違っている所が見られます。

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過去に修理をしている様で一部半田増しをしている所が有りますが、それでも至る所に半田クラックが発生しています。

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緑色の円盤のVRDSです。
これも初期のWADIA21では黒色のVRDSなので変更が掛かっている所です。
オーバーホール・音質改善とほぼ作業も完了し完成まじかです。

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音はレンジも広くWADIAらしさもある頃の製品なので良い音が出ますね。


 2014_04_06



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今回は東京のY氏からの依頼でWADIA21のオーバーホールです。
本体に問題は有りませんがリモコンの音量UPが出来ないのでリモコンの修理を兼ねています。

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6年位前にギア交換をしている様ですが、純正の柔らかいギアのままだったのでジュラコン製のギアに交換です。
ピックアップも電圧幅が0.84Vとほぼ寿命なので此方も交換です。

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過去の修理で半田増しも所々実施している様ですが、いたる所にクラックの発生が見られます。
せっかく半田増しを行うならば無条件に全て実施しておけば良いのですがね。

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表示窓も例の如く接着が割れて外れています。

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今回オーバーホールしてまずいなと感じたのがD/A・アナログ基板上のオペアンプ電源関係の抵抗の半田です。
以前の修理で抵抗を交換しているみたいですが、かなりの熱が発生した様で足の所の半田が沸いています。
修理するならきちんとして置かないと駄目ですよね。

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オーバーホール・音質改善も完了し後は音出しエージングの実施です。

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丁寧に扱われて来ている様で全体には綺麗な状態をたもっています。

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リモコンは嵌め合いがきつくケースが割れる恐れがありましたが、何とか無事分解でき接点の接触不良への処置や電池部分の端子の錆を取ってこちらも修理完了です。


 2014_03_19



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今回は京都のA氏の依頼でWADIA21の修理とオーバーホールです。
最近は他の方にも修理受付をかなりお待ち頂いていますが今回の物件は今年の初め頃に修理依頼を頂いておりこの度やっと着手出来たものです。
不具合はトレイが開かないと言った物ですが、既に2006年にアクシスでギア交換を行っているとの事です。

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早速中を確認するとスレッドギアの破損が発生していました。
ギアは2006年の交換修理なので約6年の寿命だった様です。
純正品のギアは在庫期間も長く耐久性自体がなくなっているのでしょうね。
同時にトレイ側のギアもジュラコン製に交換です。

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トレイの開閉が出来る様に成ったのでピックアップの確認です。
残念ですがアイパターンの電圧幅が狭くピックアップは寿命と成っていましたので交換です。

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これはコントロール基板のカバーの下部止めネジ部分の写真です。中央少し左の下部に2個見える穴の1個に止めネジが有るはずなのですが付いておりません。
どうも先の修理時に取り付け忘れをしている様です。

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こちらもお決まりの表示窓の接着剥がれです。もう一息で脱落する所です。

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トレイのゴム系の塗装も剥がれが発生しており、今回塗装の除去を実施です。

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修理・オーバーホール・音質改善を実施してほぼ作業も完了です。
この後音出しエージングを実施するだけと成りましたが、ここでCDを認識しない不具合の発生です。

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調査を行うとスピンドルモーターに不良が出ている様なのでモーターの交換です。

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音は音域レンジも広くWADIAらしい押し出しも有るので現在でも十分通用する音だと思います。
返却後A氏より音飛びが酷くて使用できないとの連絡がはいり、再度不具合調査です。

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どうも輸送中に落下させた様でVRDS円盤の下がりが発生しておりました。
円盤の高さ調整で修理できるかと思いましたが、どうしてもある場所での音飛びが治らず、CDドライブユニットの交換となってしまいました。
このような輸送事故もたまに有りますので梱包は十分すぎる位にして置くのが安全だと再認識させられました。
最近写真の左側にピンボケが発生してしまいます。
どうも使用しているデジカメが壊れて来ている様なので、次のカメラを購入しないといけない様です。

<参考>
ー発送方法についてー


 2013_11_02



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今回は北海道のK氏よりの依頼でWADIA21の修理・オーバーホールです。
トレイが出てこない不具合が出ている様です。
写真ではアイパターン測定で再生が出来ていますが、来た時には不具合の通りトレイが出てきませんでした。
今回は前後の写真を取り忘れたのでアイパターン測定がトップです。

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不具合原因はお決まりのトレイギアの破損です。
ものの見事にギアの歯が飛んでいます。
トレイギアを交換して動作確認するがまだトレイは出てきてくれません。

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さらにスレッドギアを確認するとこちらもギアの歯が飛んでいました。同様にこちらもギア交換を実施です。
この後アイパターンを測定すると電圧幅は1.05Vとまだ使用出来る範疇だったのでピックアップのレンズの清掃で不具合関係の修理は完了です。

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引き続きオーバーホールの実施です。
コントロール基板はお決まりのように半田クラックの発生が見られます。

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電解コンデンサも全て105℃タイプに交換です。青く見える電解コンデンサは105℃でさらに高信頼・長寿命・低Zの物の使用です。105℃タイプの電解コンデンサは順次このタイプの物に交換しようとしていますが、電圧とか容量の関係で入手できない物もあります。
電解コンデンサを購入するには最低数量があり、数種類を購入するとすぐに4~5万円位になり大半は在庫となってしまいます。
早く使う為には次々と修理をこなせば良いのですが、本業との兼ね合いでなかなかオーディオの修理は進みません。
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表示基板の電解コンデンサも交換です。

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D/A・アナログ基板も電解コンデンサの交換やオペアンプ交換・電源補強等の音質改善の効果もあり、音域レンジの広い・分離の良い音で押しも有るので聴き応えのある音となっています。
これで当分オーディオを楽しんで頂けると思います。


 2013_09_27



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今回は東京のK氏からの依頼でWADIA21の修理です。
不具合は音飛びの発生やトレイの開閉が出来ないそうです。

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内部を確認すると予想の通りスレッドギアが破損していました。
今回は見事な割れ方です。これではCDを認識できないですね。

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ピックアップも交換しているとの事でしたがグリスの塗布箇所が的を得ていないし塗り過ぎですね。

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ピックアップの状態確認の為にアイパターンの測定です。
電圧幅が0.9V辺りだと交換を勧めますが1.02Vとまだ使用できる電圧です。
悩ましい電圧でしたがK氏からは交換との事でこの後ピックアップの交換です。

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この基板をみて通常のWADIA21との違いが判る方はWADIA通の人と言えます。
違いは中央右下に金色に見える高精度クロックの追加基板です。
なかなか高価そうなクロックが付いているので改造費はかなりの物だったと思われます。

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音質改善も要望があったのでD/A・アナログ基板のオペアンプ交換や電源補強の実施です。

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表示基板の剥がれは無いとの事でしたが確認すると接着部にクラックが入っていました。
今後の剥がれ防止に接着補強です。

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音は通常のWADIA21より奥行き感のある音が出ています。
高精度クロックの効果でしょうか良いですね。

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返却後CDを認識しない時が有るとの事で再度入院です。
まる1日動作確認を行ないましたが症状が出ず戻そうと思っていた処でCDを認識しない症状を見つける事が出来ました。
CDの出し入れを続けて行うと15回~20回に1回位CDを認識できず表示が0になってしまいCDを認識していません。
VRDSの円盤の動きをよく見ると僅かに上下にブレが見られたのでスピンドルモーターの交換です。
モーター交換によって症状は出なくなったのでモーターのシャフトが曲がっていたようです。
分解時にモーターの取付ネジの頭をなめた痕跡が有ったので過去の修理の時にモーターのシャフトを曲げたものと思われます。
確認時の操作が違うと不具合症状も確認できず危うくこのまま返却する所でした。


 2013_05_20


WADIA WADIA21

Category: WADIA21  

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今回は岐阜のI氏からの依頼でWADIA21の修理です。
WADIA6の発売から3年後に発売された一体型CDプレーヤーですね。
右chのRCA・XLR出力共に音が出なくなったそうです。
早速確認すると確かに右chからは僅かにノイズらしき音が出るだけで音が出ていませんでした。

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まずは不具合調査の為にD/Aアナログ基盤の確認です。
信号波形等を調査をしている途中で不具合の右chから音が出る様になってしまいこの後まる1日不具合が再現しなかったのでひとまず調査は打ち切りです。

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おきまりの半田クラックです。
このWADIAは全体的にクラックが発生しており結構温度の高い状態で使用されていたのではないかと思われます。

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アイパターン波形確認やトレイベルト・トレイ用ギア・ピックアップスレッド用ギア・表示窓の接着等を確認を行いましたが状態は非常に良く最近修理をされた様な状態に見えます。

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オーバーホール・音質改善を行いほぼ作業も終わり音出し確認を行った所右chの出力がありません。
返却する前に不具合が再発して良かったと思います。
再度調査を行うと右chの電源に異常が見られました。
電源用のICを交換して不具合は解決です。
このWADIA21の基板は4層基板なのですがパターンはかなり弱くオペアンプを外す時にランドが数箇所とれてしまいました。
WADIA6の4台目の基板と同じです、民生の機械なので部品を外す事は考えていないのでしょうね。

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天板の無い状態で内部を見ると右側はCDドライブ機構のみでかなり空間が余っています。
対照的に左側はサーボ基板・D/Aアナログ基板は抱き合わせで取り付けられており整備性はあまり良くありません。
外見重視で作っているので仕方がないのでしょうね。

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音はWADIA6とは少し違い全体にフラットな音作りになっているようです。
今回は音質改善でオペアンプの交換や電源の補強を行いましたので音域レンジや空間の広がりを感じて頂けると思います。

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VRDS機構の乗せ替えで来ているWADIA6との記念撮影です。
WADIA21は単体でみるとWADIA6と同じサイズに見えますがこうして並べてみると若干高さが高くなっているのが分かります。

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1年前に修理オーバーホールしたWADIA21のトレイが出なくなったとの事で再入院です。
スレッド機構側のギアの小さい部分が完全にもげていました。
このWADIA21は一番最初の修理だった為ギアがウイークポイントである事が判っておらずギア交換をしていませんでした。
このギアはほぼ寿命が来ている様で修理時には交換をしておかなければいけないなと思わされた修理でした。


 2012_07_03



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今回は福岡のM氏の依頼でWADIA21の修理です。
諸事情で6年間しまっておいたWADIA21を動作させたところトレイが開かなくなっていたそうです。
ウイークポイントのギアが破損していると思われますので早速分解です。
この個体もかなり程度が良く筐体のエッジで手が切れそうな位です。
大切に扱われていますね。

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予想通りギアが破損していましたのでジュラコンのギアに交換です。
今後の為に一緒にスレッドギアも交換です。

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ピックアップの状態を確認するとこちらもアイパターンの電圧幅が8.5Vともう少ししたら音飛びが出始める状態だったので交換です。

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上が外したピックアップで下がこれから取り付けるピックアップです。
このピックアップはまだ新品を入手できるので安心出来ますね。

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半田増し・電解コンデンサ交換の為にコントロール基板とドライブユニットを外した状態です。
WADIA6も同じですがこのWADIA21も外部からのゴミが入りにくい構造なので中は綺麗です。
このあとオーバーホールを実施して作業は終了です。

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WADIA21はWADIA6の様な中音域の濃さは薄くなっていますが、安心して聞く事ができる音ですね。


 2012_06_07



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今回は熊本のD氏より依頼のWADIA21の修理です。
音飛びが頻繁に出て使用出来ないとの事で此方にきました。
ピックアップの劣化かスレッドギアの欠けが発生していると思われますので早速分解です。
今回のWADIA21は外観はとても綺麗で18年近くも使用したとは思えない程傷や塗装の焼けが無くミントコンディションと言ったところです。
ほんと丁寧に扱われていますね。

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内部を確認すると予想通りスレッドギアが破損していました。
トレイの開閉は問題が無く当然トレイギアは破損していませんが今後の為に交換です。

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トレイギア部を分解すると壊れたギアの破片(写真の黄色いかけら)がありどうも過去に交換したと思われますが、それでも純正のギヤはフニャフニャで頼りないギアですね。

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ハンダはいつもの如くちょっと見ただけで数か所の半田クラックが見られます。

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フロントパネルの裏側です。アルミブロックに基板やスイッチを取り付ける為のフライス加工がされています。
表示窓の所などは2mm厚まで削られています。
良い仕事していますねと言いたいですがどうも加工精度はあまり良くない様で筐体の組み立てにはコツがいります。

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半田増し・電解コンデンサの交換・ピックアップの交換・音質改善を行いこれで作業もほぼ完成と思いきや、ここで作業ミスがありD/Aアナログ基板の抵抗を焼損です。
増し半田等を行った後は半田部分をよく確認しているのですが今回は確認漏れです。
約半日後戻りの作業です。

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やっと連続音出しエージングに入りましたが1日経過した頃に早送り状態の様な再生現象が発生です。
ここ暫くはピックアップの初期不良は無かったのですが、ついていない時はこんなもので再度ピックアップの交換とアイパターンの確認です。
こうした不具合が出てもWADIA21も修理回数をこなしてきたのでわりと気楽に対応が出来る様になってきましたね。


 2012_03_12



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今回は長野のY氏よりの依頼でWADIA21の修理です。
外観はとても綺麗で丁寧に扱われていた事がわかります。
修理内容はCDを認識しないとの事でこちらに来ましたが昨年9月頃にピックアップを業者にて交換していると伺いました。
動作確認するといつもテストに使用するCDにて途中で再生が出来なくなる事を確認しました。
新しいピックアップのはずなのにどうしたのでしょうか?
 今回感心した事がありました。梱包が元箱ではないのですが発泡スチロールやクッション材をきちんと箱とプレーヤーに合わせて切っておりプロ顔負けの梱包で此方に来た事です。
これ1つ採ってもY氏のWADIAへの熱意の一端が伺えますね。

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ピックアップの確認を行う為に天板を外すと何か内部が異様に光っています。
よく見るとどうも浸透潤滑剤をスプレーしているようです。
手で触ると手がベトベトになり作業になりません。
何の目的で浸透潤滑剤を塗布したのでしょうか・・・疑問です。

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ピックアップのアイパターンを測定すると電圧幅が0.8V位しか無くピックアップが寿命の様に見えます。
ピックアップを外してみると見覚えのあるピックアップを使用していました。
以前ZIA FUSIONの時に使用して問題のあったKSS-240Aもどきのピックアップです。
銘板はKSS-240Aとなっていますが使用している受光素子等が全くちがっているピックアップです。
販売価格は半額以下ですがどうも寿命はそれ以下のようですね。

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ギヤの軟化状態を確認する為にスレッドギヤを外すとなんとグリスの大判振る舞いです。
グリスの塗布等全てにおいて適量があるとおもいますが・・・・・・

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こんどはD/A・アナログ基板です。こちらも浸透潤滑剤がタップリと塗布されておりました。
もう勘弁して下さいの世界ですね。
いがいと浸透潤滑剤は除去が難しくアルコールやブレーキクリーナーを使用しても取りきれません。部品の下や隙間に回り込んでおり拭いても拭いてもジワジワと後から出てきます。
非常に厄介な物です。

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今回は過去に行われた修理の後始末をさせて頂いた内容が作業の大半を占め、何やかやと色々すごい状態を見させて頂きましたがなんとか修理・オーバーホール・音質改善の作業もほぼ完了です。

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音は音域レンジの拡大や中低音のレベルUPを行いよりWADIAらしい音になっていますので
新たな変化を楽しんで頂ければと思います。


 2012_02_11



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今回は東京のS氏よりの依頼で音飛び後無音状態になる不具合とオーバーホールの対応です。
早速音出しを行い不具合確認を行いました処、3日目でやっと音飛びを確認できました。無音状態は確認できませんでしたがどうもピックアップが劣化しているようです。

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アイパターン波形を確認するとやはり電圧幅が小さくピックアップの劣化がみられました。以前海外より購入していたピックアップと交換しましたがCDの読み取りにミスが起こり手持ちのピックアップは此れが最後だったので、今回は香港と英国と2つの所より購入しました。
香港よりのピックアップは4個購入して4個とも使い物にならず現在返品対応を求めています。
英国よりのピックアップは1個目で満足出来るアイパターン波形が出たので一安心です。純正品の生産が無くなっているピックアップの交換は非常にリスクが高く困ったものです。
新品として販売していても実際に使用できるのはやま半分ですね。

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せっかくのオーバーホールなので今後安心して使って頂く為にウイークポイントのギアも交換です。

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表示窓の脱落が見えたので確認してみると過去に一度修理している様です。
たぶん脱脂をせずに接着した為にはがれてしまったんだと思われます。

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あと電解コンデンサの交換や半田増しのオーバーホールと音質改善を行い作業はほぼ完了です。

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よくよく見るとリアパネルの形状がWADIA6とは違っていますね。
WADIA6はコネクタ類は一段奥に引っ込んだパネルに取り付けられていますがWADIA21はリアパネルその物にコネクタ類がついています。
コストダウンでしょうか。
音はオペアンプを交換しましたので音域レンジが広がっており新たな音の発見が出来るのではないかと思います。

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オーバーホール後2ヶ月でCD認識の不調と異音が出るとの事で戻ってきました。
確認すると確かにCDが回り始めると何か擦れる様な音がでます。
音の出所を調べると何とVRDS円盤の付け根に付いている部品が外れて浮き上がりモーター取り付けネジに接触しています。
VRDS円盤をモーターより外そうとしましたが嵌め合いがキツク外れそうにないのでVRDS機構を載せ換えする事になりました。
いやはやこんな事もあるんですね。

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で、VRDS機構を載せ換えたWADIA21です。WADIA21を分解した事が有る人には判ると思いますが、たぶん緑円盤のWADIA21は日本でこれ1台だと思います。


 2011_09_29



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今回は東京のA氏よりの依頼でWADIA21の音飛びの修理です。
最近購入されたそうですが音飛びが出始めて音楽に集中できない状態になっているそうです。
クロック改造がされているとの事で前面パネルの右下にはデンテックのシールが貼ってありますね。

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早速中を確認するとスレッド用のギアの破損が確認されました。
ギアの弱さはWADIA21のウイークポイントですね。

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ピックアップの状態もアイパターン波形を測定して調べましたが劣化しており交換を要する状態になっていました。
前回英国より輸入していたピックアップが3個ありましたので早速交換しましたが、なんと3個あるうち1個しか満足な波形がでませんでした。
正規品ピックアップの生産が終了しているピックアップ交換は非常にリスクが高いとつくづく思わされます。

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修理・オーバーホール・音質改善の作業も無事完了しほぼ組み上がった状態です。
トランスとCDドライブの間にデンテックの高精度クロックが付いています。
ネットでしらべると8万円位するようです。高価な物がついています。
これはA氏が購入した時には既に付いていたそうなのでお買い得ですね。

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音は音質改善する事でレンジが広がって訊きやすくなっていると思います。
今回はクロック交換もされているし今までのWADIA21のなかでは一番クリアな音になっているのかも知れませんね。


 2011_07_24



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今回は愛知のN氏より音飛びが出るとの事で此方に来たWADIA21です。
例に漏れず大事に扱われている様で綺麗な外観のWADIAですね。

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音飛びとの事だったのでピックアップの状態を確認しましたがアイパターンは1.04Vとまだ問題のないレベルなので他に問題が有りそうです。
スレッド送りのガイドバーをみるとピックアップが動作する範囲に傷が見られました。
縦筋が各所に見られますのでバーの加工精度が良くなかったのでしょうか?不思議な跡ですね。

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スレッド送りのギア周りにも埃の付着が見られましたので入念に清掃です。
前回のWADIA21と同様にトレイ・スレッドギアに軟化が見られたので今後の為に交換しておきます。

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WADIAの弱点の表示窓です。
まだ接着が外れてはいませんが今後の為に接着を増して補強しておきます。

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オーバーホール・音質改善を行い作業はほぼ完了です。
何度行ってもWADIA6と同じでこのWADIA21も作業性が良くないですよね。

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音質改善を行ったので音域レンジが広がり音としてはよくなったのですが同じ音質改善を行ったWADIA6に比べ若干高音域での音の分離が良くない様に感じます。
どうも出力用オペアンプの後に付いている高速バッファーの違いによる物と思われます。
音の分離が良くないと感じさせる程WADIA6より情報量が上がっているのかも知れません


 2011_07_02



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今回は横浜のI氏よりの依頼でWADIA21のCD認識しない状態の対応です。
このWADIA21の外観も綺麗ですね。
WADIAをお持ちの方はほとんどが大切に扱っていますね。

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早速原因調査で分解して行きますとピックアップのスレッド用のギアが木端微塵です。
これではピックアップの移動ができないのでCDの認識はできませんよね。

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セットで気になるのがトレイ用のギアです。
こちらのギアは破損してはいませんが手で持った感じが柔らかく歯こぼれするのは時間の問題のようです。
見てわかるようにギアの色がどちらも乳白色です。どうも材質的に問題がありそうです。

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同じ機構を持つ日本のメーカーにギアの購入を問い合わせしましたが昨年より販売をしていないとの事なので思い切ってギアを作る事にしました。
私が作るのではないですよ、ちゃんと機械屋さんに依頼して作ってもらいました。
ジュラコン棒より大小2枚のギアを作り之を重ねて2段ギアを作っています。
上下のギアはジュラコンで作ったピンを打ち込んで固定しています。
写真では分からないと思いますが、こまかい作業です。

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ギアも出来たので組み付けて動作確認をと思いましたがSONYのCDP-R3と同じくトレーに塗布してあるゴム質の塗装の加水分解が始まっていましたので塗料の取り除きです。

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やっと動作確認と思い電源ONにすると何か焼ける様な匂いがするのですぐ電源をきりましたが、D/Aアナログ基板上の抵抗が焼けていました。
焼けたのは左chの出力回路の-電源への抵抗でした。
さらに確認するとこの-電源とGNDがショートしている事が分かり原因を調べる為にこのあと電源用ICやタンタルコンデンサを外しましたが原因が分からず実装部品を片っ端に外さなければならないかなと思いましたが原因らしい物がでてきました。
調査中に5mm位の半田屑がでてきました。
この後電源のショートがなくなりましたので多分この半田屑が部品の足の部分でショートしていた物と思います。
何はともあれバラバラにする事はなくなったので一安心です。

続いて、CDの認識をと思いましたが、動作させるとピックアップがいちばん外にいるのにその場でレーザーを発射させてCDがいないと判断して動作が終了してしまいます。
正常な動作の時はピックアップがCDのいちばん内に入りそこでレーザーを発射させてCDを認識するはずです。
調査をして行くとピックアップへのフラットケーブルのソケットへの差込部分に少し曲がりが確認されました。
再度慎重にフラットケーブルをコネクタに差し直すとこの不具合が解消されました。
どうもケーブルの先の曲がりでコネクタの接触部分に位置ズレが生じていたようです。
なかなかすんなりとは作業をさせてもらえません。

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やっと動作確認です。
CDの認識・再生を確認しましたがアイパターン波形で確認すると残念な事にピックアップの寿命がきていましたのでピックアップの交換となりました。
このあと電解コンデンサや半田増しを行いなんとか作業終了です。

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WADIA21は素でも音域レンジが広くそこそこに聴かせる音が出てきますね。
WADIA6がもっていた厚い音の傾向とは違っていますね。


 2011_06_14




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Author:山手サービス
本業の制御の仕事があまりに暇なので趣味のオーディオのメンテナンスを始めたところ、自分の過去の仕事内容とメンテナンスがかなりの範囲で一致しており、気がつくと本業よりこちらのウエイトが大きくなっているこの頃です。
制御はアナログ・デジタル・マイコン回路設計、アッセンブラ・C言語・CADソフト、民生器機のマイコンボード設計・ソフト作成を経験して現在は制御盤設計製作を個人で行っています。
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